雑誌『COOL軽音楽』編集長の個人的なツイート

SNH48の記事を連載している『COOL軽音楽』編集長の、2013/06/09 00:13(日本時間)中国ツイッターでのツイートを試訳する。
添付画像による長文ツイートになっている。長文なので細かい誤訳はご容赦いただきたいが、全体の意味は伝わると思う。


雙塔RiderTOTO
「長い間言わずに耐えてきた話
私は本来こういう話をすべきでないとはっきり分かっている。
でももし最初のうちに整理しておかないと
今後だんだんと忘れてしまい、はっきり言わずじまいになり、
だんだん闘志を失い、妥協して真相をあきらめてしまうかもしれない
そういう気持ちになった。
私は公に知らせるつもりは全くなかったけれど
徹頭徹尾ちょっと自閉的でひねくれたオタクだ。
でも私の職業上強くて楽観的に生き延びる必要があり、
はっきりと物を言い事をなし、みんなの木陰になる必要がある。
一定の規模の読者を持つ雑誌の編集長として
自分勝手に話したり、ツッコミを入れたりしては、
他人の気持ちに影響するし
不用意に雑誌を代表して、みんなの誤解を生んでは、
逃れられない過ちをおかすことになる。
だからできるだけ自分の悪口や短気をおさえ
できるだけ自分の見解やコメントを出さないようにしてきた。
自分の好きなアイドルなんて一種個人のわがままだと言うのは
きれいごとではないだろうか?
専門的でなく、冷静さもない、自分の熱狂的な一面をさらすのを
どうか容認していただきたい。
今日話したいことは長い長い話になる:
実は私はとっくにSNH48にすごく失望していた。
毎日がこういう話をしないように耐えてきて、
できるだけ中立的な観点に立つようにしてきたけれど、
でもだんだんと聞きたくない忠告にさえ耐えられなくなり
率直に話さないでいることが、とても耐え難い苦痛になった。
話さないように耐えてきたのには、3つの原因がある:
1.私の大親友がSNH48のグループの中にいて毎日死ぬほど努力して仕事をしていて、私が雑誌を作るのに努力しているのと同じように、夢に満ちて、他には言えないような多くの困難に直面しても逃げることはない。私は無条件に彼を応援している、私の親友の努力が成果を出すところを見たいからだ。
2.私は仕事上客観的な観点からSNHに対し、楽観的な観点からSNHを応援し、私の力でSNHをプッシュするために協力しなければならない。以前も、今も、今後もそうで、これは仕事上のモラルだ。
3.私がいちばん好きな宮澤佐江が移籍することになり、私はこのグループの美しい未来を希望し、佐江の誇りになるようにしたいと思った。
最初私は比べるものがないほどの期待をもって、全力で、心血を注いで、
メンバー一人ひとりの存在をていねいに研究し、
彼女たちの長所と短所、
彼女たちのダンスと歌を詳細に見て、
どこを改善する必要があるかで頭がいっぱいだった
彼女たちがビデオを制作するたびに技術の詳細に注目し、
どんな活動であっても注目し、劇場改築の進捗に注目し、
文化局が日本の芸能界の記事を解禁するかどうかに注目し、
佐江とまりやの登場する号の販売期間がSNHの活動に合うように注意してきた、
こういうことはそもそも単なる一媒体がすべきことではない、
明らかに運営の一員ではないのだから
でも本当に自分を運営の一員のように思ってきた。
でもだんだんとこのグループが私の心の中の基準を外れていくのを目にすると、
自分自身に、待て、期待しろ、信じろと何度言い聞かせても、またダメになるということのくり返しだった。
実際「すごくいいね」「悪くないよ」「私好きだよ」「応援してる」と言うだけならとっても簡単なことだ。
でもウソを言いたくないので、
だから毎回直接問題の所在を指摘してきた。
ある日突然気づいたのは、自分がもしここがダメあそこがダメと言い続けたら、相手にされなくなるかもしれないということ。
この世界のすべての人が永遠に反対意見を受け入れられるわけではない、
ずっとあら探しをするクセのある私は、きっと嫌われるに違いない。
でも少なくとも私自身の基準からすると、SNHがいまこのレベルということは、笑えないし、一人で喜ぶこともできない。
でも今のような話はもう率直に彼らスタッフたちに話すことも出来ない。
SNHの運営のこれまでは
多くの事情があり、困難もあり、仕方のない失敗もあり、
これだけ多くのことを一人で解決することはできない、
そのことを私はよく理解している。
運営たちは夜昼ともなく働いて疲れ果て、彼らの苦痛とプレッシャーがよく分かる、
でも苦痛を耐え忍ぶことの他にそれを打開する方法を見つけようとしないなら、それが何の役に立つだろうか?
私の努力や応援や励ましがますます無意味なウソになってしまうだけだ。
私個人が理解し知り得る範囲内で、
私はやっぱりスタッフの皆さんは力を尽くしていないと思う。
失敗したときも他に理由を探して、
問題に出くわした時も最善のリスク対処法を選ばす、
明らかに避けられる失敗をして、わけのわからない自信を持っている……
みんなに非難された時も、怒りと反撃と言い訳さがしと逃避以外に、自分を批判して泣き出すような人があるだろうか?
佐江とまりやの移籍について、これはみんなにとっていちばんデリケートだけれども、常に避けられない話題だ。
国際関係の緊張が格好の口実にしている、
二名の日本メンバー自体にも大きな問題がある。
彼女たちは消極的な立場に立って主体的に上海の日程を増やそうとせず、効率的に中国語を学ぶこともしない。
ただこの事情の因果関係はこういうふうに推測できる
”どうせ関係が緊張しているから、舞台に立てないのは当然で、だから努力してもムダで、だから中国語を学んでもムダで、だから急いで上海に来る必要もなくて、だからゆっくり待つしかなくて……”
これが日本メンバーの気持ちだ。
だたし、何とか二名のメンバーが一日も早く舞台に立てるように実質的な努力をしている人は一人もいない。
みんなただ待っているだけ、
”日本の芸能はまだ解禁されないんだからビザなんて無理でしょ?”という話がある。
私はずっともし私がスタッフならあちこちツテを探しまわって、領事館や文化部の人とお茶を飲むことも惜しまず、少なくとも二名のメンバーに早く中国語の歌を学んで中国語を勉強するように毎日メールでフォローすることはしただろう
少なくとも公式に出す画面に彼女たち二人の画像を毎回出したり
舞台に上がれないなら少なくとも日本側と連絡をとって日本メンバーの特別企画をするとか
少なくとも毎回彼女たち二人を本当のSNH48の一員として扱う。
今日白叔(訳注:SNH48支配人)が微博(訳注:中国ツイッター)の中で、佐江を”SNH48のメンバー”と親しく呼んだ。
今回が初めてだ。
いままで公式はずっと”留学生”だと強調し、
今日に至るまでSNH48の公式サイトはそうなっている
彼女たちはAKB48であり、SNH48の単なる留学生に過ぎないと強調している
今日宮澤佐江が舞台の上で(訳注:総選挙の行われた日産スタジアムのこと)全員を前にして言った
”私はSNH48一本でこれから行きたいと思います。彼女たちへの可能性は、まだ全然見えないけど、自分もいつになったら彼女たちと一緒にステージに上がれるかわからないけど……”
彼女はずっと自分のことをSNH48のメンバーだと思っているのだ。
今日になって、やっとSNHの運営が佐江をSNH48のメンバーだというこのひとことを目にした。
彼女をバカだという人もいるだろう、彼女のわがままと負けん気のせいだと、でもこう表現していいのはファンだけだ。
ではSNH48は、本当に彼女にこれらの希望と素晴らしい結果を与えられるのだろうか?
努力は単なる承諾のひとことで、承諾してもその約束を果たし、長い長い努力が必要だ。
先日佐江は私に質問した。”TOTOあなたはSNHの誰推し?”
私はふと”宮澤佐江だよ……”と口にした
彼女は笑ってずっと言い続けた”佐江を選んじゃダメ、まりやも選んじゃダメ、中国のメンバーで、あなたは誰推し?”
私は驚いたことにすぐに答えられなかった、一人もいなかった、ただ適当に”savokiとワンワン(訳注:趙嘉敏と邱欣怡のこと)、でも理由ははっきりわからない”としか答えられなかった。
佐江は言った、”あなたはSNHを好きになって、あなたは大好きな中国のメンバーを探して。”
私はよく考えずに口から出まかせにこんなことを言ったのをとても後悔している、たとえ誰かに対して責任があるわけではないとしても。
でも心の底から好きだと気にかけている子が、驚くべきことに一人もいなかった。
最初はこうじゃなかった、
最初は確かに気にかけている子がいた、
でもいつ頃からか単なる仕事上の接触に変わってしまい、
”失望で悲しまないようにあまり期待しない方がいい”という気持ちに変わっていた。
こういう話をしてしまう私は、
きっとスタッフからも死ぬほど嫌われるだろう、
仕事のときお互いに励まし合っている様子を思うと、
いまも私をデタラメばかりだと非難しているかもしれない。
でも私はすべて本当だと思っている
誰のせいでもないし、デマを言ってるわけでもない、
誇張しているわけでもない、特に誰かを非難しているわけでもない。
じゃあ私はなぜ失望したとはっきり言ってはいけないのだろう?
もし将来希望を目にする日が来れば、
私はやはりはっきり言いたい
”あなたたちは私の目を開かせてくれた。”と
でも今は、やっぱり佐江の未来がとても心配だ。
以上
TOTO(兎凸)」
2013/06/09 00:13
(元の長文ツイート画像はこちら)