SNH48出演の2013/12/15『中国達人Show』、編集では隠せなかった王偉忠の酷評

さて、問題の2013/12/15(日)放送分『中国達人ショー』。英国『ブリテンズ・ゴット・タレント』の権利を上海東方衛星テレビが購入して放送している番組にSNH48が登場した。YouTubeの『中国達人ショー』公式チャンネルでその模様が公開されている。

放送局側はうまく編集したつもりだろうが、SNH48ファンの目はごまかせない。収録現場では事前のリーク情報どおり、王偉忠はSNH48を酷評していると確信した。

その証拠は番組中で舞台袖に下がった後、一期生のスースー(陳思)が泣き出す場面と、下の舞台裏のインタビュー映像だ。


このインタビュー映像で、タコちゃん(張語格)とマオマオ(李宇琪)は「一期生と二期生がいっしょのパフォーマンスはまだ調整中で、時間をかければ良くなる」「私たちの良し悪しは劇場公演を見に来てから言って欲しい」と、非常に強く抗議している。

ここまで強い反論は、番組内容とまったく理屈が合わない。

番組内容では、スースー(陳思)が赤ちゃん声を作り物だと疑われ、舞台袖に下がったあと泣き出したことになっている。

たが、スースー(陳思)はその赤ちゃん声とヌンチャクさばきの鉄板ネタがあるため、入団前からバラエティー番組に出演経験がある。審査員から自分の持ちネタを突っ込まれた程度で泣くような、度胸のないメンバーではない。

また、イベントで司会役をしてメンバーをまとめることもあるスースー(陳思)が、自分一人が詰問されただけでは泣く理由にならない。

公衆の面前で、番組冒頭でいっしょに舞台に登場した王依君(ワン・イーチュン:学業に専念するため退団済み)をはじめ、共に努力してきた仲間たちが侮辱されたからこそ、悔しくて泣いたのだ。

つまり、こういうこと。

王偉忠がSNH48を酷評した部分はカットされ、審査員の劉燁(リョウ・イエ)がスースーの赤ちゃん声を少し疑った部分だけが長めに残されている。

そこへ舞台袖でスースー(陳思)が泣き出しだ部分をつなげば、一般視聴者向けには、赤ちゃん声を詰問されてアイドルの女の子が泣き出してかわいそう、というストーリーになる。

しかし実際は事前のリーク情報どおり、収録現場で王偉忠がSNH48を「ニセモノ」だと酷評しており、その部分がカットされたと考えると、スースー(陳思)の性格とも、上記の舞台裏インタビュー映像の強い抗議とも、完全に理屈が合う。

王偉忠が番組収録現場でSNH48を酷評したのは、ほぼ間違いないと考えていい。というより、そう考えないと全てがちぐはぐになる。