SNH48メンバーの日本人向けのあだ名をどうしたものか

中国は旧正月(春節)の長期休暇でネタがないので、筆者自身のSNH48メンバーのあだ名についていつも頭を悩まされている件について。筆者の個人的な悩みなので、この記事は読み飛ばして頂いてまったく問題ない。

一期生から順番に。

陳觀慧

現地のあだ名は「小艾(シャオアイ)」。入団前に所属していた中国広州ご当地AKB48っぽいアイドルグループ「サファイアガールズ(蓝宝石少女)」時代のあだ名。

「小~」は中国語の愛称で、日本語訳すれば「~ちゃん」。中国人メンバーにも「~ちゃん」くらいの日本語なら通じるので、日本ファン向けには「アイちゃん」でOKだと思う。本人も「アイちゃん」と叫ばれてもたぶん分かる。

ただ、日本のSNH48ファンは中国語アレルギーがない人が多いので、最近、筆者は現地の「シャオアイ」のままでいいかなと思っている。

陳思

当初、運営が考えた日本向けのあだ名は「ヌンチャク」だが、「ヌンチャク」は中国語で「双节棍(シュアンチエクン)」。本人に「ヌンチャク」と叫んでも分かってもらえない。なので現地メンバーもたまに使っている「思思(スースー)」の方がマシだろうということで、筆者は「スースー」を採用している。

2014/03/01追記:宮澤佐江、鈴木まりやの2人があくまで「チェンスー」と呼ぶので、本部メンバーの意思を尊重し、日本人向けのあだ名も「チェンスー」に変更することにした。

戴萌

そのまま中国語読みで「ダイモン」。日本人が聞くと、どうしても西部警察の主人公を思い出してしまうが、現地のあだ名は「女神(ニューシェン)」なので日本では採用できない。日本人が「メガミ~」と叫んでも本人に伝わらないからだ。

もう一つ現地のあだ名では、本人が好きな『聖闘士星矢』の「アテナ」もあるのだが、これも中国語では「雅典娜(ヤーティエンナ)」と発音が違うので、本人に伝わらない。

なので「ダイモン」でOK。

孔肖吟

当初、運営が考えた日本向けのあだ名は「Bちゃん」。一期生のセクシー担当で、きわどい発言が多そうというイメージから、それを修正する「ビー」の音から「ビーちゃん」になったと思われる。

現地のあだ名は「肖吟」と同じ音をとって「消音姐(シャオインチエ)」。「消音」は携帯電話のマナーモードのこと。「~姐」も中国であだ名によく使われ、「~姉さん」の意味。なので「消音姐」は「マナーモード姉さん」の意味。

日本人が「マナーモード姉さん!」と叫んでも、当然本人にはまったくわからないし、日本人が「シャオインチエ」と覚えるのも大変なので、筆者は運営に従って「Bちゃん」で通している。

ちなみに本人も日本向けのあだ名が「Bちゃん」だということは知っているので、叫べば分かってくれるはず。

李宇琪

現地のあだ名「マオマオ(毛毛)」をそのまま採用。由来は生まれたときから髪の毛がふさふさだったことから。

同じ音を重ねる畳音(畳詞)は、現地のあだ名によくあるパターンだが、日本人にとっても上野動物園のパンダのランラン、カンカン以来(そこまでさかのぼるか)、中国から来た人や物のあだ名として定着しているので、たぶん問題ないと思っている。

莫寒

現地のあだ名「momo(モモ)」をそのまま採用。名前の「莫(モー)」の発音から。

チームSIIの隊長になってからは「莫隊(モートェイ)」と呼ばれることが多いが、日本人向けには畳音(畳詞)のあだ名でまったく問題ないし、本人にも通じるので「モモ」。

本人の自己紹介は中国語でキスするときの「チュッ」にあたる擬音「モモダ」とのダジャレになっているが、日本のファンはそこまで覚える必要はないと思う。

錢蓓婷

現地のあだ名は「錢少(チェンシャオ)」だが、公演MCの自己紹介でも「マネー」を使っているので運営の日本向けのあだ名のとおり「マネー」を採用している。本人にも「マネー」で通じる。由来は当然、名前の「錢」の英訳から。

邱欣怡

現地のあだ名は「ワンワン(湾湾)」で、由来は台湾生まれだから。これも畳音(畳詞)なので日本人にも覚えやすく、本人にも通じるので、日本でも採用してまったく問題なし。

吳哲晗

現地のあだ名は「吳哲」と発音が同じなので、「五折(ウチュー)」。中国語で「五割、50%、半額」の意味。中国では値段の割引の言い方が、例えば「2割引」の場合は「8割(八折)」となる。日本語でいう「~掛け」。

運営が日本向けに考えたあだ名は「レンレン」で、中国語表記は「人人」。彼女の子供の頃のあだ名で、由来は会う人会う人に可愛がられたということから。ただ現地で「レンレン」を使うファンはほとんどいない。

2013年にSNH48メンバーはシンガポールのファッションショーで、AKB48メンバーと初めて同じ舞台に立ったが、楽屋で鈴木まりやが吳哲晗を梅田彩佳など、AKB48メンバーに紹介するとき「ウーちゃん」と呼んでいたので、筆者はずっと「ウーちゃん」を採用していた。

ところが2014/03/12のこのツイートで彼女が突然、公演の自己紹介を「人人(レンレン)」にすると言い始めたので、以降は「ウーちゃん」ではなく「レンレン」を採用する。

徐晨辰

現地のあだ名は「CC(シーシー)」。由来は「晨辰 Chen Chen」の頭文字。本人はファンを元気にするビタミンCという意味もこめている。

これも畳音(畳詞)で日本人向きだし、そもそも中国語ではなく英語だし、本人にも通じるので、そのまま採用している。

許佳琪

現地のあだ名は「kiki(キキ)」。由来は諸説あるので不明。これも畳音(畳詞)で日本人向きだし、やはり中国語ではないし、本人にも通じるのでそのまま採用。

現地では他にも「+7」「野花」「村花」などいろいろあだ名のバリエーションがある。「+7」は中国語で「加七(チャーチー)」で「佳琪」と同じ発音だから。「野花」「村花」は田舎っぽい素朴さのある美少女のたとえ。

趙嘉敏

現地のあだ名は「SAVOKI」。由来は入団前に本人が自分で適当に作ったつづりで、特に意味はないらしい。中国人にも日本人にも覚えにくいあだ名だが、もうこれで定着してしまっているのでそのまま採用。

現地のあだ名で「傻窩(シャーウォー)」というのがあり「えくぼのおバカさん」的な意味だが、「SAVO」の音訳にもなっている。日本語と同じく、中国語には「v」という子音がないので「w」で代用する。なので「SAVO」は「SAWO」になり、音訳として「傻窩 shawo」でも通じる。よくできたあだ名だが、これは日本人には発音しづらいので「SAVOKI(サボキ)」を採用。

張語格

現地のあだ名は「章魚哥(タコ兄さん)」「小章魚(タコちゃん)」など、とにかく「張語(チャンユー)」の2文字が、中国語のタコ「章魚」と同じ音なので、タコにまつわるあだ名になっている。

幸い本人が日本語が少しだけ話せるので、日本向けにも「タコちゃん」で定着している。本人に「タコちゃん」と叫んでも分かってもらえる。なので「タコちゃん」を採用。


さて、ここから二期生。二期生は運営がまだ日本向けのあだ名を発表していないので、個人的にいつも悩まされる。

まずチームSIIの二期生から。

蔣芸

彼女の場合、ありがたいことに入団直後に、日本語で「MIRAI(みらい)」で大丈夫とツイートしていたので、「みらい」「みらいちゃん」を採用している。「みらい」だけでも「みらいちゃん」でも、たぶんどちらでも本人にも通じるはず。

孫芮

現地のあだ名は本人が入団直後から使っている英語の「three」。「孫芮 Sun Rui」と「three」の発音が似ているため。公演MCの自己紹介でも「three」と言っている。

筆者は個人的に錢蓓婷の「money(マネー)」と比べると、数詞の「three(スリー)」ではあまりに特記性がなさすぎると思うのだが、本人の意思を尊重して「スリー」を採用している。

沈之琳

現地のあだ名は「小双(シャオシュワン)」。由来は双子姉妹の妹だから。ただこのままでは日本人にはとっても発音しづらいので、日本人向けのあだ名が必要なのだが、今のところ無し。なのでこのサイトでも、あだ名は無しのまま。

日本人向けに畳音(畳詞)の「琳琳(リンリン)」にするとモーニング娘。の元メンバーとかぶってしまうし。誰か本人にも通じそうな日本人向けのあだ名を考えて~。

2014/06/06 現地の沈之琳ファンの方から、本人の日本式ニックネームが「あいこ」だと判明。双子のお姉さんは「みよ」らしい。なので沈之琳の日本向けのあだ名は「あいこ」に決定!

温晶婕

現地のあだ名は「温王爷」や「晶晶」。公演MCの自己紹介では「晶晶」と言っているが、ファンのツイートでは「温王爷」の方がはるかに多い。

幸い本人が入団直後から、日本語のあだ名として「いちご」で通じるとツイートしているので、筆者は「いちご」「いちごちゃん」を採用している。

一期生元メンバーの何軼琛も「いちご」という日本語のあだ名を使っていたが、幸か不幸かすでに退団しているので、今は問題なく「いちご」を使える。

徐子軒

彼女については筆者からお詫びを。入団直後の彼女自身のツイートを読み間違えて、ずっと「絡絡」を「ラオラオ」と勘違いしていたが、「ルオルオ」が正しいことを最近知った。

現地でも「絡絡(luoluo ルオルオ)」と呼ばれているので、筆者は「ルオルオ」でいいと思う。ただ公式フェイスブックが「LOLO」と書いているので困っている。

確かに中国語では「lo」と発音する字がほとんどないので「luo」でも「lo」でもいいのだろう。ただ日本語では「ルオ」と「ロ」の区別があり、中国語の「絡」はあくまで二重母音の「luo」である。

また日本人が「ロー」と長音にすると「luo」ではなく「lou」になり、今度は中国語で「lou」という別の二重母音になってしまい「絡」の字と食い違う。やはり「LOLO」は日本人向けには不適切だ。

なので日本人向けには「ルオルオ」にすべきだと考えて、筆者は「ルオルオ」を採用している。

なお、鈴木まりやが彼女のブログで、2014/01/22~01/24に来日した彼女を「ラストちゃん」と表記しているが、由来も意味もまったく不明なので採用しない。

袁雨楨

現地のあだ名は「俊俊(junjun チュンチュン)」と、「雨桢」と同じ音の「余震(yuzhen ユーチェン)」。ただ「俊俊」は現地ファンのツイートや書き込みでほとんど見ないし、公演MCで本人は「余震(ユーチェン)」を使っている。

ただ「ユーチェン」では日本語で何のことか全く分からないし、アイドルのあだ名として「余震」というのは震災被害を連想させるので、ちょっと不穏当。

筆者は日本人向けの畳音(畳詞)で「チュンチュン」にしたいところだが、現地でほとんど使われていないので採用をためらっているところ。

ここからはチームNIIの二期生。

2014/03/01追記:いつまでも考えていても仕方ないので「チュンチュン」を採用する。

陳嘉瑤

本人が「兜兜(doudou ドウドウ)」を使っており、今のところ現地ファンの間でも「瑤瑤(ヤオヤオ)」よりも優勢なので、筆者は「ドウドウ」を採用している。畳音(畳詞)なので日本人向けでもある。

上にも書いたが日本人が「ドードー」と言うと、中国語では「duoduo」ではなく「doudou」に近く聞こえるので、その点でも「ドウドウ」はあだ名として適していると思う。

2014/03/01追記:その後退団した。

陳佳瑩

本人は「佳瑩(jiaying チャーイン)」が「加(jia チャー)」と「ing」の音なので、英訳した「adding」をあだ名にしている。

SNH48専用劇場「星夢劇院」内のSNH48御用達美容院「CARE上海」のスタッフも「エディン」と書いている。たしかに英語の「adding」を英語らしく発音すると、「アディング」ではなく「エディン」に聞こえる。

ただ、中国人のあだ名が英語で、錢蓓婷の「money(マネー)」ならまだしも、普通の日本人にはなじみのない「add」という動詞。さらにそれが現在分詞の「adding」になって、その上、ほとんどの日本人が正しく発音できない母音(ae)で始まるとなると、日本人向けのあだ名としては採用しづらい。

おまけに現地ファンで彼女を「adding」と呼ぶ人はほとんどいない。「呵呵姐」が圧倒的に多い。「呵呵(ふふっ)」は冷めた笑いの擬音語で、彼女が写真でいつも冷静な笑みを浮かべている様子にぴったりのあだ名。「~姐」は「~姉さん」の意味で、すでに20歳の彼女には合っている。

なので、日本人向けだけにわざわざ「エディン」は使えないというのが、現時点の筆者の意見。だれか彼女の雰囲気に合った、日本人向けのあだ名を考えて~。

2014/03/01追記:いつまでも考えていても仕方ないので「エディン(Adding)」を採用。現地のあだ名はあくまで「呵呵姐(フフチエ)」であることは強調しておく。

董艷芸

中国版ウィキペディアではあだ名として「芸子(ユンツ)」とあるが、本人がいわゆるパンダ目であることを自覚していて、パンダをトレードマークにしているので、日本人向けには「パンダ」でOK。

「パンダ panda」は英語なので、中国語の「熊猫(ションマオ)」ではなく「パンダ」とか「パンダちゃん」でも、本人に通じるはず。なので筆者は「パンダ」を採用している。

パンダの帽子と言えば、前までは一期生のタンタン(丁紫妍)だったけれど、彼女も卒業したので董艷芸のあだ名に「パンダ」を使っても問題ないと思う。

馮薪朵

彼女は日本のアニメ、マンガ、ゲーム、アイドルに詳しく、入団直後から「NANASHI(ななし)」をあだ名にし、現地ファンにも完全に定着しているので、「ななし」でOK。

「ななし」の由来は2つあったはずで、一つは忘れたけれど、もう一つは日本の2ちゃんねるの「名無しさん」から来ている。

龔詩淇

現地のあだ名は「詩淇」と同音の「十七(シーチー)」。1998/05/05生まれなので年齢とは関係ない。「十七」は日本語と発音が違うので日本人向けのあだ名には使えない。

現地であまりに「十七」が定着してしまい、他のあだ名が出て来る気配もないので、筆者としては打つ手なし。

2014/04/24追記:SNH48公式Google+が「じゅうなな」と書いたのでこれを採用。

黃婷婷

現地のあだ名は「闊太太(kuo taitai クオ・タイタイ)」と「kotete」で定着してしまっている。

「kotete(コテテ)」は日本人に発音できないわけではないので、これを採用すればいいのだが、畳音ではないし、日本語として完全に意味不明なので、筆者としては採用をためらっている。もう少し様子を見たい。

2014/02/10追記:「kotete」の由来が判明。黄婷婷を日本語で発音すると「コウ・テイテイ」になり、その発音が中国語で貴婦人を意味する「闊太太」に似ているかららしい。「kotete」が先で、「闊太太」は後からついたあだ名とのこと。

2014/03/01追記:いつまでも考えていても仕方ないので「コーテーテー」を採用。
2014/04/22追記:SNH48公式Google+が2014/04/22に使い始めた「テテちゃん」を採用。

何曉玉

彼女の場合、現地でもあだ名らしいあだ名がない。中国版ウィキペディア(百度百科)でも「曉玉(シャオユー)」「曉曉(シャオシャオ)」と、本名ほぼそのまま。

なので筆者としても全く手がかりなし。もう少し様子を見たい。

2014/09/25追記:本人がInstagramのユーザ名を「xiao.xiao.yu」に変更したので「シャオシャオ」に戻す。

鞠婧禕

彼女の場合は入団直後から日本語の「キクちゃん」でOKと本人が明言していたので、「キクちゃん」を採用している。現地では「小鞠(シャオチュー)」の方が呼びやすいので、こちらの方がよく使われている。

羅蘭

本人は入団直後から「Rola」を押しているが、現地ファンにはあまり定着していない。ただ「蘭蘭(ランラン)」は中国人女性のあだ名としてあまりに一般的。

日本のエイベックスで活躍していたalanの中国でのあだ名も、全く同じ漢字で「蘭蘭(ランラン)」だ。とはいえ「Rola」も日本人にとっては、モデルのローラや、中国出身のローラ・チャン(陳怡)がいたり、やはりあだ名としては一般的過ぎる。

筆者としてはまだ「ローラ」の方がましかなと思い始めているが、結論は出ていない。

2014/03/01追記:『中国達人ショー』のメイキングで二期生からは基本的にランランと呼ばれていることがはっきりしたので「ランラン(蘭蘭)」とすることにした。

2014/06/06追記:SNH48公式が「ローラン」を押しているようなので「ローラン」に変更。

呂思琴

現地のあだ名は「琴帝(チンディー)」でほぼ決まり。ただ、二期生の中では中国ツイッターの更新頻度が陳嘉瑤とならんで非常に低く、露出が少ないので、その他のあだ名の候補が出て来る様子はない。

もちろん日本人が「チンディー」をあだ名として使えないので、筆者としても様子見の状態。

ちなみに露出が少ないのに彼女の中国ツイッターのフォロワー数が1万人を超えているのは、入団当初、ある熱烈なファンがお金で彼女のフォロワーを買ったため。そのせいで本当のフォロワー数が分からなくなってしまっている。

2014/03/01追記:彼女はその後事実上退団。

林思意

現地のあだ名は「小四(シャオスー)」でほぼ決まり。二期生では人気メンバーだが、その他の有力なあだ名が出て来そうにないので、筆者としても「シャオスー」を採用している。

「シャオスー」は決して日本人向けではないが、「スーちゃん」にすると本人が言われても分からないと思われるので、「シャオスー」としている。(一期生の陳觀慧なら「シャオアイ」ではなく「アイちゃん」でもたぶん大丈夫だと思うが)

2014/03/01追記:「シャオスー」の由来は、中国語でバカの意味の「二」の2乗の大バカという意味で2×2=4で、それに中国語で愛称を示す「小~」をつけて「シャオスー(小四)」らしい。

陸婷

現地のあだ名は「大哥」(いちばん上の兄の意味)で決定。本人は入団直後から「LISA」をあだ名にしていて、日本人向けにもこちらの方がいいので、筆者は「リサ」を採用している。

「大哥(dage ダーグー)」は二期生メンバーの中でもお姉さん的な立ち位置の彼女にぴったりなのだが、日本人が「ダーグー」と言っても何のことか全く分からない。また「哥」の発音は「グー」でも「ゴー」でもなく、日本人は正確に発音できない。

なので筆者はそもそも本人が押していて、日本人にも名前として自然で、本人の外見にもぴったりくる「リサ」を採用している。

李藝彤

現地のあだ名は「白髮卡(白いカチューシャ)」で確定。

幸い彼女自身も日本のアニメ、マンガ、ロリータ・ファッションなどが大好きで、日本語の「カチューシャ」(語源はロシア語だと思うが)でも本人に通じるので、筆者も「カチューシャ」を採用している。

孟玥

現地のあだ名は「船長」で確定。由来は『ONE PIECE』が大好きなことから。

ただし中国語で「船長」は「chuan zhang チュワンチャン」と発音し、彼女のツイートでもあまり日本語を見かけないので、本人に「センチョー」と言っても分からない。なので筆者は日本人向けのあだ名として「船長」は採用しない。

もう一つ、彼女の名前に「月」の字があり、彼女自身『セーラームーン』が好きなようで、一時期ツイートに『セーラームーン』の変身の呪文「moon power, make up!」を使っていたことがあるので、こっち方面から日本人向けに使えそうなあだ名が出て来るのを待っているところ。

2015/01/23追記:テレビ朝日制作『シャンハイスクール48』が「船長」を採用したので「船長」に変更する。

唐安琪

彼女については現地のあだ名も「天使」だし、中国人にも英語の「angel」は全く問題なく通じるので、日本人向けのあだ名も「エンジェル」でOK。

王佳路

現地のあだ名は「萱萱(Xuan xuan シェンシェン)」。日本人向けに今採用できるのはこれしかない。畳音なので日本人向けだが、「xuan xuan」を日本人が正確に発音するのは難しい。半母音の「yu」が含まれるからだ。カタカナでより正確に表記すると「シュェンシュェン」になる。

なので筆者としてはもうしばらく様子を見たい。

2014/03/01追記:その後事実上退団した。

萬麗娜

彼女は現地のあだ名は「娜娜(ナナ)」で、日本語風に「ナナちゃん」でも本人に通じるので、「ナナちゃん」で全く問題なし。

徐言雨

現地のあだ名では「咸鱼(シェンユー)」(魚の開きの干し物)が圧倒的。ただこれを日本人向けんあだ名にしても全く意味不明。

先日、鈴木まりやが2014/01/22~01/24に来日した彼女をブログで「雨ちゃん」と表記し、現地でもこの「ame酱(あめちゃん)」にはあまり違和感はないようなので、筆者としても今後は「雨ちゃん」を採用するつもり。

たぶん本人も「雨(あめ)ちゃん」で分かってくれる、はず。

易嘉愛

現地のあだ名は入団前のコスプレイヤーのときのコスネーム「守年(ショウニェン)」でほぼ確定。書き言葉では名前と発音が似ていることから「1+2(イー・チャー・アール)」もあだ名になっている。

ただ、どちらも日本人向けには全く意味不明で、あだ名としては全然使えないので、二期生の中で比較的人気の高いメンバーであるだけに、筆者は困っている。

「愛ちゃん」は日本語の発音上、陳觀慧の「アイちゃん」と重複するので使えないし、彼女の名前は「愛」ではなく「嘉愛(チャーアイ)」だ。

個人的には、彼女といえば『けいおん!』の平沢唯の大ファンで、デビュー前の平沢唯のコスプレ写真は現地ファンの間でも有名なので、いっそのこと「YUIちゃん」はどうかと思う。

中国語で「唯」の発音は「yui」ではなく「ウェイ」だが、『けいおん!』はそこそこ知られているので「YUI」でも通じるはず。

ただ日本側からあだ名を押し付けるのも失礼な話なので、もう少し様子を見たい。

2014/06/06追記:SNH48公式Google+が「あいちゃん」に決めたようなので、易嘉愛の日本向あだ名は「あいちゃん」で決定!最近、一期生の陳觀慧は「シャオアイ」で定着しているので、重複もなさそう。

楊雅如

現地のあだ名は「如如(ルールー)」。畳音だし、日本人にも発音しやすいので、筆者はこれをそのまま採用している。

2014/03/01追記:その後事実上退団した。

趙粵

入団当初、本人がトウモロコシの意味の「玉米(Yumi)」をあだ名として押していて、日本人にも発音しやすいので筆者はこれを採用している。

現地では、その後新しくついた「会長」というあだ名が圧倒的多数だが、中国語の発音は「huichang フェイチャン」で日本語とまったく違うので、日本人向けには使えない。

なお「会長」の由来は、彼女がいつも手首に巻いていた赤いミサンガから、彼女のファンクラブ名が「紅縄会」となり、その「会長」であることから。

現地で「玉米」がまったく使われなくなったら、別のあだ名を考えざるを得ないかもしれない。

2014/11/02追記:遅まきながら趙粵のあだ名を「Akira」に統一する。新公演『前人未到』の趙粵ソロ曲『愛しさのアクセル』のときのファンのコールが「Akira」に統一されているため。

2015/05/30追記:先々週発売の『週刊プレイボーイ』で初めて趙粵が紹介され、日本では「ユーミー」が定着したようなので「ユーミー」にもどすことにした。

曾艷芬

2014/01/22~01/24に来日したときの鈴木まりやのブログでは「ゼンちゃん」となっていたが、「ゼンちゃん」は絶対にやめて頂きたい。

まず「ゼンちゃん」は元一期生で退団済みの曽譽嘉(ツォン・ユーチャー)に、SNH48運営が日本向けのあだ名として付けたのと同じあだ名だ。

「曾」のようなありふれた姓の人を、誰でも彼でも「ゼンちゃん」と呼ぶのは能がない。さらに中国語に「ゼン zen」などという発音は存在しない。中国語の「zeng」をカタカナで近似すれば「ヅォン」か「ツォン」にしかならない。

さらに、彼女には現地ですでに定着したあだ名「擼力(ルーリー)」がある。

このあだ名の由来になっている「努力」は、彼女が二期生最終選考で「がんばります」と言ったとき、広東なまりで「努力(ヌーリー)」が「ルーリー」になっていたことから。

この由来までは日本人に分からなくてもいいが、中国版ウィキペディアにも「Ruri」として紹介されているので、これを使うべきだろう。

そういうわけで筆者は「ルーリー」を採用している。

筆者が「ルリ」ではなく「ルーリー」と長音にしているのは、由来が中国語の「努力(ヌーリー)」で、中国語の「努力」の音価は「ヌリ」という短音ではなく「ヌーリー」という長音だから。さらに、大声でコールすると必然的に「ルーリー」と長音になるからだ。

もう一つ、短音で「るり」とすると、日本語では「るりちゃん」と「ちゃん」を付けたくなるが、現地で「擼力醬」という表記は一度も見たことがない。日本語で「ちゃん」付けを避けるには、最初から長音にしてくのがよいので「ルーリー」としている。

2014/03/01追記:メンバーからも「ルーリー」と呼ばれていることがはっきりした。


以上、春節でネタがないので、日本人向けのメンバーのあだ名について非常にくだらない記事を書いてみた。