不手際に不手際を重ねるSNH48運営の広報

SNH48チームNII二期生・羅蘭(ルオ・ラン)についての不穏な動きが、ますます理解不能になった。その後羅蘭(ルオ・ラン)自身が以下のようなツイートをしたためだ。

羅蘭(ルオ・ラン)「握手会に出席できなくてみなさんごめんなさい、ここ二日間実家でパスポート等の証明書作成をしているためです。二日後には上海にもどるよ。それから、私のツイートはずっと私本人が書いていて、スタッフが代理で書いたものでは決してないよ!中国語はとても奥が深いので、もしみんなに誤解を生んだとしたらほんとにごめんなさい。じゃあ14日の公演で会おうね!」
2014/02/08 22:23

このツイートが真実なら、2014/02/08 13:58のツイートも羅蘭自身が書いたことになるが、なぜ自分自身のツイートに、わざわざ「どうしてスタッフが私の代わりにツイートしてるの?」というコメントを自分で付ける必要があるのか、ますます理解不能になる。

しかも2014/02/08 13:58のツイートの内容は「今日チームSIIのバックダンサーに行けない、、だってまだ上海に着いてないから」とある。

たしかに羅蘭はまだチームSII、NIIのチーム分けがなかった頃は、一期生『最終ベルが鳴る』公演のバックダンサーをやったことがあるが、チーム分けされて以降はずっとチームNII『シアターの女神』公演のメンバーだ。

仮に今日はチームSIIダイモン(戴萌)の生誕祭なので、特別にチームNIIからバックダンサーで参加することになっていたとしても、そんなこと現地ファンの誰も知らないし、予想もできない。

現地ファンの誰も知らないし、予想もできない「ネタバレ」を、ダイモン(戴萌)への誕生日おめでとうツイートでわざわざしつつ、明日2014/02/09の握手会に出席できない弁明をするのは、あまりに不自然すぎる。

もっと細かく言えば、このツイートにはタイプミスが2か所ある。「今天我不能来s队伴舞了,,因为我还没有回到魔都都(以下略)」のように、カンマの重複と、上海をあらわす「魔都」の「都」の字が重複している。

羅蘭(ルオ・ラン)は今年23歳という年齢でもあるので、普段のツイートでこのようなタイプミスを見かけることはない。

あまりに内容が不自然すぎ、かつ、羅蘭(ルオ・ラン)なら考えられないタイプミスが2か所もある。だからこそ、このツイートはスタッフが事前に羅蘭(ルオ・ラン)に伝えず、うっかり送信したと考える方が自然なのだ。

パスポート申請で遅れていると書くと、羅蘭(ルオ・ラン)が次の日本見学メンバーだというネタバレになるので、それを隠すためにスタッフが代筆した可能性が高いが、ネタバレを避けるためのウソのつき方が下手くそ過ぎる。羅蘭(ルオ・ラン)本人よりも、スタッフの方が事務処理能力が低い。

羅蘭(ルオ・ラン)については、中国2ちゃんねる(百度貼吧)のSNH48掲示板ではない、別の某掲示板が、中国国内のプライバシー保護法に違反してデビュー前の写真をアップしたため、運営会社の百度から厳重注意を受けるという「事件」があった。

このときも羅蘭はプライバシーを侵害された被害者だったにもかかわらず、SNH48運営は彼女の謝罪動画を制作してネットにアップした。

なぜSNH48運営はこれまで退団したメンバーの退団の理由について真実を伝えないのか。プライバシー侵害の被害者であるメンバーに謝罪させるのか。あるいは、今回のようにわざわざ誤解を生むような代理ツイートまでして事実(今回の場合は羅蘭がおそらく次の日本見学メンバーである事実)を隠蔽しようとするのか。

あまりに広報の手法がお粗末で話にならない。

なぜ筆者がここまで不機嫌かと言えば、昨夜からの二期生の立て続けの退団ツイートと、この羅蘭(ルオ・ラン)のスタッフ代筆ツイートのせいで、今日2014/02/08のダイモン(戴萌)生誕祭の雰囲気がぶちこわしになったからだ。

謝罪すべきは、問題が発生した時の告知の方法を常に間違っているSNH48運営スタッフであって、メンバーではない。