SNH48メンバーの中国ツイッター(新浪微博)は毎日写真を眺めているだけでも楽しいといえば楽しいけれど、じっくり読まないと面白さが分からないのもある。
その中でも出色なのが、二期生チームNIIのカチューシャ(李藝彤)の、添付画像による長文ツイート。
筆者はほとんど分からないのだが、彼女が使っている画像の元ネタをご存じの方はきっと腹を抱えて笑えるに違いない。
サンプルとして2014/04/18のメイクに関するツイートを、何とか日本語に訳してみた。もとはものすごくタテに長い添付画像2枚なのだが、翻訳しやすいようにバラバラにした。
なお、画質が粗いのはもとのツイートそのまま。
では、試訳スタート。
この前は、極悪非道のヘアスタイル問題について話したよね。
じゃあ今日はもっと激怒させるメイクについて話してみようか><
KIRA☆
みんなを騙すつもりはないよ。アイドルになる前
私、リー・カチューシャは
礼儀正しく教養があり祖国と社会主義と共産党を愛し、祖国と共産党に忠実で
後ろから二列目の窓辺に座ってやることがなければあちこち風景を見ているふりをする標準的な普通の高校生だったわけ。
顔につけるものと言えば
だいたいは大(ピー)SOD蜜とか孩(ピー)面しかなかった
(訳注:どちらも化粧水の商品名らしい)
カバンからコンパクトや手鏡を取り出してる子を学校で見るたびに
いつもひどく恨んで
それから冷たくひと声あざ笑って軽蔑してた
私の当時の理念は
勉強のできる子はメイクなんかしない!!!!!!!!!!!!!!!!
you can not compare with me
美貌についてあんたは私に勝てないのよ
(私って以前は男だったの?…………)
そういうわけで、その後コミケで初めてコスプレしたときはこんな有り様
…………
ほんと美しすぎて友だちがいなかった
SNH48に入団した後、私は心を入れ替えてしっかりメイクするって決心して、ファッショナブルで魅力的なハイソなタレントになるという志を立てたの
そこで巨額を投資して
BBクリームを一本、固形ファンデーションを一つ、マスカラを一本買って、こんなふうに揺るぎない自信をもって上海へやって来たわけ
そして当たり前のことだけど、初めてメイクをした時
まわりの人たちがメイク道具を一箱分とかバッグ一つ分取り出す様子を見てこんなふうに
なに!?なに!?なに!?
(訳注:日本語の「何」に中国語で漢字を当てている)
びっくりしたわ
コンシーラー?
チーク?
涙袋ペンシル?なにそれ?魔法を発動するアイテム???………
文句なしに、必要だよってみんな言うもんだから
じゃあ断然こうするしかないでしょ
買う、買う、買う
そういう悲壮な経験をして
買う買う買う!買う買う買う!買う買う買う!買う買う買う!
それから、必要なものは全部買いそろえた………
でも化粧品をどうやって使うかはまた別の技術の問題よね= =
例えば必携のアイラインにしてもそうでしょ
他の子がきめ細かく描くと、目は大きく生き生きと見える
みんなが私に聞いたわ
それってマーカーペンで描いたの?って
しかも線がゆがんでるし
当時の私の気持ちはこういう感じ
私本当にすごく悔しいわ…
= =
その時!ルーリー(曾艷芬)が出現!
少年よ、やっと来たな
とある公演の前
彼女が突然、いつもは馬具を取り付ける下男みたいに威勢がよくて男前だけど、このときはまるで恥じらうバラの花のように静かに咲いた(…)私のあごをそっと持ち上げたの
(……なんでこんな横暴な君主が私を愛してしまったみたいなストーリーになるのよ……)
彼女は私をみながら眉根にしわをよせてため息をついた:
「あんたどうしてこんなふうに描くのよ………」
この時の私は喜羊羊に降伏させられた灰太狼みたいに
(訳注:中国の子供向けアニメの登場人物の羊と狼の名前)
「ウェ~ンそんなはずないよ><」
ルーリー(曾艷芬)はまるで母親が自分のふがいない息子を見るような目で私を見つめながら
あわてないで、僕にしっかり抱きついて
それから横においてあった化粧ポーチを取り出して
ささささっと
塗りつけたの
魔物よ この剣を見よ
鏡の中私は見たところイケメンのようにオシャレでスマートだった
今の私は、もうルーリー(曾艷芬)の指導のもとベースメイクというこのハイテクをマスターしたわけ
とにかく、メイクってテクニックのいる仕事
よく描ければ、キレイになれる!
当然、ななし(馮薪朵)君を真似しちゃダメ
マスカラを唇の上に塗るなんてね
以上、試訳おわり。