SNH48チームNII『逆上がり』2014/04/27Akira趙粵)生誕祭レポ

SNH48チームNII『逆上がり』公演、2014/04/27(日)はユーミー(趙粵)の生誕祭だったが、いつもの現地女性ファンが詳細なレポートを中国2ちゃんねる(百度貼吧)のSNH48掲示板に書き込んでいたので、日本語試訳する。

例によってネットスラングや、現地で公演を見た方でないと分からない部分には誤りがあるかもしれないので、どうかご容赦を。


影アナ:ユーミー(趙粵)(訳注:影アナとはAKB48系グループの公演で開演前に注意事項を読み上げる役のこと)


公演参加者:18人、チームNII現役メンバー全員。
メンバーのポジションは基本的に2014/04/25の『逆上がり』公演初日と同じ。新メンバーの陳問言(チェン・ウェンイェン)はまだデビューせず。小さな違いは以下の通り:

(訳注:陳問言は二期生オーディションを経ずに突然チームNIIへの入団が発表された「2.5期生」で、中国の女性アイドルグループ「サファイアガールズ」の元メンバー)

1.『シアターの女神』千秋楽と『逆上がり』初日を欠席したななし(馮薪朵)が出演。『不義理』を踊った(代わりにカチューシャ(李藝彤)は踊らず)。
2.最後から2曲目の『ヘビーローテーション』は、18名の二期生全員が出場。ユーミー(趙粵)が大島優子のポジション、ナナちゃん(萬麗娜)が前田敦子のポジション。

MC1のテーマ:歌を歌う以外にいちばん興味のあることは何?

このテーマは今日の中心人物、ユーミー(趙粵)が宣言したテーマだけど、彼女はメンバー全員が彼女に合わせて「龍鬚掛麵」のヘアスタイル(今日限定のヘアスタイル)をしてて、うれしすぎて壊れたらしく、舞台の中央でバカみたいに喜んでたから、とうとうナナちゃん(萬麗娜)が彼女の代わりにテーマを言ったよ。

(原注:「龍鬚掛麵」は私が付けた名前、じゅうなな(龔詩淇)は「ゴキブリのひげ」とか言ってた。私は私の付けた名前のほうが聞こえがいいと思う。どんなヘアスタイルか分からない読者の方はメンバーのツイートを見てみるといいよ、写真をさらしてるから。)

(訳注:このレポートを書いた人(以下レポ主)が「龍のひげ麺」と表現し、じゅうななが「ゴキブリのひげ」と言ったのは、前髪の両端だけを長く伸ばしたヘアスタイルのことで、いわゆるアイドルラインのことと思われる)

MC1のときのメンバーの立ち位置は以下の通り。こうやって書いてみるとさらに直観的かも。

キクちゃん(鞠婧禕)、船長(孟玥)、リサ(陸婷)、エディン(陳佳瑩)、あいちゃん(易嘉愛)←三列目
ルーリー(曾艷芬)、テテちゃん(黃婷婷)、シャオスー(林思意)、エンジェル(唐安琪)、カチューシャ(李藝彤)←二列目
雨ちゃん(徐言雨)、パンダ(董艷芸)、じゅうなな(龔詩淇)、ユーミー(趙粵)、ランラン(羅蘭)、ナナちゃん(萬麗娜)←一列目

(訳注:レポ主が直観的と言っている意味は、ユニット曲担当順にきれいに並んでいるため。三列目の左端から、キクちゃんはソロ『虫のバラード』。次の3人、船長、リサ、エディンは『抱きしめられたら』。次の6人、あいちゃん(易嘉愛)、ルーリー、テテちゃん、シャオスー、エンジェルは『愛の色』。次の4人、雨ちゃん、パンダ、じゅうなな、ユーミー(趙粵)は『エンドロール』。あとの2人、ランラン、ナナちゃんは『わがままな流れ星』という具合。カチューシャ(李藝彤)だけはユニット曲がなく、『愛の色』を歌ったのはシャオシャオ(何曉玉)とのこと)

一昨日の『逆上がり』初日、じゅうなな(龔詩淇)はMCでユーミー(趙粵)の自分撮りのときにする指を蘭の花のかたちにする蘭花指のポーズを披露して、「赤毛のアン」と呼んでた。

それで全員が最初の自己紹介でこのネタを使ってた。例えば:みなさんこんにちは、私は江西省出身の赤毛のアンです(と言って必ず蘭花指に)。

この身振りはすごく恥ずかしくて、出演メンバーに自己修養不足の人がたくさんいて、笑っちゃったり、もう一回やり直したりを、何度もやってた。

私はランラン(羅蘭)がいちばん良かったと思う。いちばん怖かったのはカチューシャ(李藝彤)、あれは蘭花指と言える?ほとんどニワトリの足だったけど……

いちばん笑えたのはシャオスー(林思意)、如意棒で化け物を手なづけてるみたいだった。いちばん男前だったのはエディン(陳佳瑩)、サングラスをかけたらシルベスター・スタローンだよ。

(私これで劇場のブラックリストに入るかな?じゃあ遺言しておく:みなさんこんにちは、私は江蘇省出身の美しいおばさん歳月容顔です。)

(訳注:このスレ主のハンドル名は「歳月容顔変遷」。歳月とともに容貌は変わっていく…)

MCの内容は、メンバー別の他に、ほとんどがユーミー(趙粵)に集中してた。

ナナちゃん(萬麗娜):好きな手仕事を除くと、いつもは突っ込みが得意。
じゅうなな(龔詩淇):ぜんぜんツッコミを入れる値打ちがないよ、私たちどこに笑いのツボがあるかみんな知らないし。
カチューシャ(李藝彤):彼女は「うるさいな」スタイルのツッコミだよ。
ナナちゃん:私はユーミー(趙粵)の部屋に行ってネット動画を見ながらツッコミを入れるのが好き。
ユーミー(趙粵):それでいつも真夜中に部屋に入ってくるんだよね!
エンジェル(唐安琪):私たちみんな電気消してるのにね!
ナナちゃん:私ツッコミ入れるだけじゃなくてネタバレもする!
ユーミー(趙粵):私たち、弾幕もいらないよ!(訳注:「弾幕」はニコニコ動画のように画面上を流れるコメントのこと)
ナナちゃん:そんな感じです、みなさんありがとうございました!

ランラン(羅蘭)はユーミー(趙粵)の部屋に行ってあちこち物をひっくり返すのが好きで、ユーミー(趙粵)の部屋には大きなタンスが2つあって、一つはユーミー(趙粵)の、一つはエンジェル(唐安琪)の。ランランはやることがないとユーミー(趙粵)の部屋にお宝探しに行くらしいよ。

ユーミー(趙粵)は何も趣味はないと言ったけど、メンバーがいつも部屋に来てうるさいから、彼女たちを殴るのが趣味になったって。
ナナちゃん(萬麗娜):あなたが部屋で孤独で寂しそうにしてるからでしょ!
ユーミー(趙粵):私のどこが孤独なの!毎日エンジェル(唐安琪)と地べたで取っ組み合いのけんかしてるのに!
観客:あはははは!

じゅうなな(龔詩淇):食べることを除けば、食べ物をツイートでさらすのが趣味。それからななし(馮薪朵)の顔をつねつねするのが趣味。他にはない。

パンダ(董艷芸):私の趣味はあいちゃん(易嘉愛)をからかうこと。
あいちゃん(易嘉愛):なんで私の話になるの!
カチューシャ(李藝彤):みんなあなたを愛しているからよ!
あいちゃん:あたしが賢いからよ!

雨ちゃん(徐言雨):私のいつもの趣味は人に小言を言うこと。例えば:艷芸!どうして布団の上がそんなにぐちゃぐちゃなの、服やズボンがちらかってるでしょ!
パンダ(董艷芸):やだ!
雨ちゃん:じゅうなな(龔詩淇)にも、どうしてまた食べてるの。また顔が丸くなるでしょ!
観客:(大拍手)いいぞ!うまいこと言った!
雨ちゃん:それからルーリー(曾艷芬)にも。ルーリー、どうしてそんなにのろまなの!速くしなさい!
ルーリー:うるさい!
雨ちゃん:ルーリー、前にまじめな顔して言ってたでしょ、あたしって自分大好きなのって。
ルーリー:いつだったか雨ちゃんが私の部屋を二度通りすぎたことがあって、私その時みんなに撮ってあげた写真を整理してたの。で、彼女が、ルーリー、スカートをちょっと上げなさいって。私がうんうんって。しばらくしたら彼女がまた来て、またスカートをちょっと上げなさいって。私心の中でさっき言ったばっかりなのに何でまた!
雨ちゃん:だからみんな私がうるさくて嫌だって。

カチューシャ(李藝彤):話題を変えたいんだけど、普段いちばん面白いメンバーといえば、私の場合はテテさん(黃婷婷)ね。
船長(孟玥):言ってもムダだよ!
テテちゃん(黃婷婷):私さっき白目向いた。
カチューシャ:テテさんが人に与える感覚ってとっても静かな女の子だから、私は用事があってもなくても彼女の部屋に走って行って座って、ときどき彼女のベッドの上に横にしばらくなって、帰るとき彼女にあいさつするの。彼女は冷淡だけど、それでもすごく安心する感じ!
観客:(こんな物に金を付けて返すみたいな行為も大声で応援するって、テテちゃんは人付き合いが良すぎるよ)いいね!いいね!
テテちゃん:カチューシャってますますめんどうになってくる……
カチューシャ:それはあなたがツンデレすぎるからでしょ!以上、みなさんありがとうございました。

エンジェル(唐安琪):私の趣味はご飯を食べて寝てユーミー(趙粵)をたたくこと。細かく言えば私がたたくのは彼女のお尻、弾力があっていいの。これくらい面白いことは他にはないよ~~~

シャオスー(林思意)が話したことは、いつもいちばんよくやってることは、ユーミー(趙粵)とケンカすること。腕相撲とか、誰がスイカをたくさん割れるかとか。それからユーミー(趙粵)はいつも朝早くメイクの時間に、シャオスーの部屋に邪魔しに行くらしい。以下、シャオスーが一人二役で:
―(ユーミー(趙粵)がドアをノックして部屋に入って来る)シャオスー、シャオスー、これこれを貸して。
―はいどうぞ!
―(しばらくしてまた入って来て)シャオスー、シャオスー、これこれをまた貸して。
―まだあるの?はいどうぞ!(毎日これのくり返し)
シャオスー:今はもうユーミー(趙粵)がノックして入ってくるのも慣れたよ―へへへへ、シャオスー、また来たよ~~~って。
観客:あはははは

テテちゃん(黃婷婷):私の最大の趣味はランラン(羅蘭)がユーミー(趙粵)に叩かれるのを見物すること。ランランは数日ごとにとなりのユーミー(趙粵)の部屋に行ってケンカしてるから。ユーミー(趙粵)の部屋に誰もいないと、しゃがみこんで食べ物を探しまわってる。それでユーミー(趙粵)が戻って来たら彼女をたたくの。ランランはテテちゃん助けて!って私を呼ぶんだけど、私は助けずに、座ったままいい見せ物だと思いながら見物してるの。
観客:(大声で応援して)いいぞ!いいぞ!よくやった!
カチューシャ(李藝彤):ランランがあなたにおやつを持って行く時も何も言わないの?そのままドアを開けてユーミー(趙粵)を出すわけ?
テテちゃん:これはユーミー(趙粵)のだからあなたは食べちゃダメって毎回言ってるよ。そしたらランランは怖がるから。二分もしないうちにユーミー(趙粵)がランランをぶら下げて戻って来て床に捨てるわけ。私の毎日の趣味はエンジェル(唐安琪)といっしょにそれを見物すること。これが最大の趣味。

ルーリー(曾艷芬)は、今日も言ってることがデタラメで、私はちょっと聞き取れなかった。まとめると、ユーミー(趙粵)はいつも人をいじめるけど彼女はいじめない。彼女はユーミー(趙粵)におんぶしてもらってる。ユーミー(趙粵)はせいぜい彼女を押すくらいで、たたきはしない。ときどき後ろからユーミー(趙粵)の背中に飛び乗ると、ユーミー(趙粵)は背負投げを一発やってくれる(それはやり過ぎでしょ、だから本当にどういう意味で言ってるかよく分からないの。)それから何だか分からないけどすごい「私のマミー」もいるらしい。ずっと聞いてたけど誰のことか分からなかった。だれか補足してくれるとすごく助かるよ。

(訳注:「私のマミー」はシャオシャオ(何曉玉)のことらしい。シャオシャオ(何曉玉)がルーリーの母親に似ていて、母親みたいに彼女の面倒を見ているからとのこと)

あいちゃん(易嘉愛)もショートコント。場面は宿舎の廊下で偶然ユーミー(趙粵)とエンジェル(唐安琪)が出会ったところ。エンジェルがユーミー(趙粵)に近づいてキスしようとした。
―(必死で抵抗して)ダメダメ!ユーミー(趙粵)助けて!
―(見て見ぬふりで)彼女の言うとおりにして!
―(まだ助けを求めて)あなたのルームメイトでしょ、ちゃんとしつけてよ!
―(完全無視で)知らない。彼女のやりたいようにやるだけ!
観客:いいぞ!いいぞ!(あいちゃん(易嘉愛)の演技をほめたらいいのか、エンジェルに”いやらしいこと”をさせたユーミー(趙粵)を褒めたらいいのか分からない)

エディン(陳佳瑩):最近、歌を除けば、好きなことはものを隠すこと。何を隠すかって?食べ物を隠すの。
あいちゃん(易嘉愛):お腹の中に隠すんでしょ。
エディン:ちがう!毎回私が食べ物を一つ仕入れると、二分もたたないうちに、ユーミー(趙粵)が食いしん坊の一群を率いて私の部屋に掃討作戦に来て、十分もしないうちに全て平らげるの。だから私と船長(孟玥)は今はしっかり学習して、宅急便のダンボールをドアのところに置いて、その中に食べ物を隠してるわけ、……
船長(孟玥):それ言っちゃダメでしょ!
観客:(知能指数が心配すぎて)あはははは

リサ(陸婷):私はいつもヒマがあったら基本的にユーミー(趙粵)といっしょに過ごす。ユーミー(趙粵)は誰でも打ち負かせるけど、私にはかなわないから。私なら彼女を降伏させられるの。毎回彼女は兄貴~(訳注:リサの現地でのあだ名「大哥」)って叫びながら握りこぶしで向かって来るけど、私はマンガを一冊彼女の顔に投げつけて”失せろ!”。
観客:(イメージがありありと浮かびすぎて)あはははは
リサ:ユーミー(趙粵)が”ワッ”と一声あげて、それから去っていくわけ。でも私でも降伏させられないのはエンジェル(唐安琪)っていう怪獣。エンジェルっていう妖精は怖すぎて……いつもペコペコしながら走って来るの。私がいちばん耐えられないのは人にベタベタされること。でもエンジェルはいつも”兄貴~”って来るから、本当にもうイヤ!
船長(孟玥):エディン(陳佳瑩)がこっそり泣いてたよ。リサ(陸婷)はエンジェルを受け入れるのに、どうして私を受け入れてくれないのって。
リサ:そりゃエンジェル(唐安琪)の方がエディン(陳佳瑩)よりまだマシでしょ。
キクちゃん(鞠婧禕):それはエンジェルが普段は”兄貴”って呼ばずに、毎回”お兄ちゃん~~”って呼ぶからだよ(キクちゃんの声が枯れてて怖かった)
リサ:すごく気持ち悪いんだから、本当に……
エディン(陳佳瑩):お兄ちゃん!お兄ちゃん!(リサにしっかり抱きつこうとして)
リサ:(押し返して)あっち行って~~~

船長(孟玥)はいつも部屋のそうじをするのが好きで、自分のものに番号をつけて分類して、一つひとつしまう場所が決まってるから、ものが見つからなかったりした日には発狂しそうになるって。
(ついでに言っておくと、最初の4曲のあと他のメンバーはすぐに一服できるけど、船長は明らかに他のメンバーより費やす時間が長いから、やっぱり体が心配だよ)

キクちゃん(鞠婧禕)は、いつもシャオスーをたたいて、シャオスーをつねって、シャオスーの顔を洗ってあげるらしい。船長(孟玥)が補足して、顔を洗うって言っても猫みたいなああいう洗い方だって。今日キクちゃんの話は比較的少なかった。じっさい前の二列が話しているとき舞台にいなくて、三列目になってあいちゃん(易嘉愛)が発言したとき、やっと改めて舞台に上がってきた。この2日間は確かに疲れたよね、キクちゃんしっかり休んで。


MC2:ユーミー(趙粵)といっしょにいて起こった感動したこと。

ユーミー(趙粵):私はどっちにしてもよく分からない!みんなしゃべって!
じゅうなな(龔詩淇):じゃあ私から。いちばん忘れられないのは楽屋で発生した、一生忘れられないめった打ち事件。
雨ちゃん(徐言雨):人の誕生日にイメージを壊すようなことを言って本当に……
じゅうなな:じゃあユーミー(趙粵)はいつもはいい子って話をしよう。彼女が私たちの言うような乱暴な子だと思っちゃダメ。実際は内心は感情こまやかな女の子で、内気で優しい女の子なんだよ。今日もある事があって……(じゅうなながここまで話したらユーミー(趙粵)が突然泣きだした)
雨ちゃん:(場を救うために)どうしてユーミー(趙粵)はあなたをぶつの?私のことは一度もぶったことがないのに。
じゅうなな:私が悪いの!彼女が私をぶつのは全部私が悪いのよ~~(ユーミー(趙粵)が落ち着いたのを見てから、先ほどの話の続き)今日起こった話だけど、みんな「ゴキブリのひげ」のヘアスタイルにしたんだけど、ユーミー(趙粵)は伝えるのが下手くそで、美容師さんが彼女をおでこを出した「ゴキブリひげ」のスタイルにしたの。ユーミー(趙粵)が美容師さんにどう説明したのか分からないけど、黙ってその髪型にして、出来上がってからシクシク泣きだしたんだよ。(私はここまで聞いてすごくつらかった、本当に)
雨ちゃん:(観客に対して)彼女泣いてるのに、いいぞ!って言えないでしょ。

じゅうなな(龔詩淇):じゃあパンダ(董艷芸)は?
パンダ(董艷芸):私はユーミー(趙粵)って進んで人助けする人だと思う。入団したばかりのとき私ダンスができなくて、お手洗いに行くときユーミー(趙粵)が私についてきて、ダンスができないところがあったら私に聞いて、教えてあげるからって言ってくれた。あのときすごく感動した!
観客:いいぞ!いいぞ!いいぞ!
雨ちゃん(徐言雨):そのはなしは私もしてあげたでしょ!
パンダ:あんたはしつこすぎるの。

雨ちゃん:私の印象の中では、ユーミー(趙粵)はずっと静かで、みんなと違うって思ってた。昨日彼女たちの部屋に遊びに行ったら、ちょうどユーミー(趙粵)がものすごく大きな緑色のボクシンググローブを受け取ったところで、私とエンジェル(唐安琪)が一人一つずつもってたたき合いしてたの。そしたらユーミー(趙粵)の頭をなぐっちゃって、ユーミー(趙粵)はただ大丈夫、大丈夫って言うだけ。ユーミー(趙粵)は私たちに対する気持を全部心にしまってる。彼女って本当にいい人だと思う。ときどきみんな彼女をムキムキマンだって言うけど、実は女の子として、とてもやさしい子。
じゅうなな(龔詩淇):私服はユーミー(趙粵)がすごく可愛い。ピンク系のかわいい女の子。


MC3:入団したときのユーミー(趙粵)の第一印象。

キクちゃん(鞠婧禕):あのとき私が言ったのは、この人なんで目がこんなに小さいの。
パンダ(董艷芸):彼女の目は実は大きいんだよ、ただ気付かなかっただけ。目を見開かないと大きくならないの。

雨ちゃん(徐言雨):みんなエンジェル(唐安琪)とユーミー(趙粵)が同じ部屋だって知ってるでしょ、じゃあユーミー(趙粵)はプライベートではどんなふうなの?
エンジェル(唐安琪):かなり優しい。彼女をお嫁さんにしたら本当にいいと思うよ。最終選考を通過したとき彼女と初めて話したんだけど、彼女のお母さんもいたの。私のお母さんとも話をして、これからはお互いに面倒をみましょうとか話してた。
ユーミー(趙粵):私まだあのときの彼女のメイクを覚えてる。緑色のカラーコンタクトで、口紅が真っ赤。私のお母さんが面倒をみましょうとか言ったら、彼女すごく冷静に一声「あっ」って答えて。かなり経ってから全然そんな感じの人じゃないって分かった。

エンジェル:みんな表面上は元気満々のユーミー(趙粵)だけど、決してそうじゃないんだよ、私のことは一度もぶったことがないし!
ナナちゃん(萬麗娜):私も彼女たちと同じ予選会場だったんだけど、最終選考の後、ユーミー(趙粵)のお母さんが私に言ったの。娘さん、お友達になりましょうって。ユーミー(趙粵)はそのときすごく恥ずかしがってて、騙されたわ。私の印象ではダンスを習ってるからキクちゃん(鞠婧禕)みたいな子だろうと思ってたのに、まさか全然変わっちゃうとは!
雨ちゃん:ナナちゃん、あなた毎日ユーミー(趙粵)とエンジェル(唐安琪)の部屋に行って食べ物あさっておいて、その言い方はどういうこと?
エンジェル:そうだよ、しかも夜中に来るんだよ!
ナナちゃん:何が!明らかにこの二人が私に食べさせてるんでしょ!
キクちゃん:ナナちゃん、もう食べちゃダメ。分かるでしょ。あなたが舞台で足を踏み鳴らしたら震動で……
パンダ(董艷芸):師匠さすが人針で急所を突いた!

じゅうなな(龔詩淇):最終選考のときユーミー(趙粵)は私の前に座ってて、白いバレエスカートをハイてて、目が泳いでた。私はチュンチュン(袁雨楨)といっしょに座ってたから、かなりうるさかったんだろうね。ユーミー(趙粵)がずっと横目で私たちを見てて、でも話もしないから、私ずっと彼女に注目してるうちに、この小娘に興味がわいてきたの。
キクちゃん(鞠婧禕):あんたも未成年なのに人のことを小娘って?
じゅうなな:おばさん、おばさん……
観客:ぶて!ぶて!ぶて!

雨ちゃん(徐言雨):私の印象の中では本当に乱暴な人じゃないよ。いつも彼女が人のおもちゃを壊したとか聞くけど、とにかく私の目の前でそんなことはない。ずっと大人しくしてる。ユーミー(趙粵)、他の意味はないよ、私たちこうやって付き合ってるからとってもいい関係だと思う。

この組が話し終わるとき、キクちゃんが一人のファンの誕生日をお祝いした。でも何が起こったのか知らないけど、キクちゃんが泣きだした。もし事情を知ってる人がいたら教えて。私もたぶん感動するから。

(訳注:キクちゃんが泣いた理由は、このファンの人が長期間チームNII公演に来ることが出来ず、やっとこの日来場できたので、キクちゃんが友だちと久しぶりに会うような気持ちになって泣いてしまったらしい。それくらいキクちゃんはファンのことを身近に感じているとのこと)

テテちゃん(黃婷婷):ユーミー(趙粵)と知り合ったばかりのころ、ある日彼女が私の部屋にティッシュを借りに来て、コーヒーをこぼしたみたいだったの。私がいいよ、持って行ってって言って、ついでにどうしたの?脚にコーヒーこぼしたの?って聞いたら、彼女が、違う、ケガしたの、血が出たって。
観客:(一瞬凍りついて)
テテちゃん:彼女の表情は何事もなかったみたいだった。
エディン(陳佳瑩):その話を聞いて思い出した。夜レッスンからの帰りに、道に穴が開いてて、彼女がそこを踏んじゃったの。明らかにケガがひどくて、血も流れてきたから、痛い?って聞いたら、「痛くない」って。「大丈夫?」って聞いたら、「大丈夫」って。ユーミー(趙粵)って強い子なのか頭が足りないのか分からない。
観客:(笑)

カチューシャ(李藝彤):私は人の顔が覚えられないの。最初ルーリーとキクちゃんがよく似てると思ってた。最初のころユーミー(趙粵)は私にとっては通行人Aだった。ある日彼女がダンスのレッスンをしてるのを見たの。あの時はみんなお互いよく知らなくて、仲良くなりたいと思ってたから、私は彼女に、ダンスがうまいね!って言ったの。そしたら彼女、表情一つ変えないで、でも声を聞くと喜びを抑えられない感じで、「ダンスを10年間習ってたから当然だよ」って。それで私がすごいって言ったの。実は心のなかでは適当に話しただけなんだから、そんなに感激し過ぎないでよって思ってたの。このことがあってから、私の中での通行人Aの属性に、ダンスを10年間習ったAというひとことが付け加わったわけ。
テテちゃん(黃婷婷):ユーミー(趙粵)はあんたみたいな体が硬い人の褒め言葉に値しないよ。
カチューシャ:違うよ!あの時まだダンスを始めてなかったから、高嶺の花みたいな感じで見上げてたんだよ!
テテちゃん:私は最終選考のとき、もうあなたを見抜いてたから。
船長(孟玥):私たちは後ろに隠れてだまってあなたをバカにして笑ってたし。
カチューシャ:どうしてよ?
船長:あなたの服装。
(中二病の世界はあなたには永遠に理解できないのよ)

リサ(陸婷)は「荒っぽい女」ってユーミー(趙粵)を形容して、ランラン(羅蘭)から強烈な反撃を食らってた!
私こんなにたくさん公演を見てるけど、ランランのMCは平淡だと思ってた。でも今日は絶対にすごいレベルを発揮してた。

ランラン:ユーミー(趙粵)は病院に行くと女っぽくなるよ。注射で血を抜くとき、看護師さんが……
(楽屋から壁を殴る音、舞台上のメンバーはみんなびっくり)
シャオスー(林思意):おしまいだ!
ランラン:えっ!助けて!
ルーリー(曾艷芬):明日もうランランには会えないね。
リサ:楽屋でユーミー(趙粵)がボクシンググローブで殴ってるところを想像してみて。
ランラン:ボクシンググローブって昨日レベルが上がったやつ!
リサ:ユーミー(趙粵)の部屋にはヌンチャク、ボクシンググローブがあるから。適当にあなたにあいさつしたらどうなるか、想像したくない。
ランラン:どうしよう!このまま話そうかな、やめようかな?
観客:話せ!話せ!話せ!
リサ:みんなこう言ってるんだから、当然話すでしょ!
ランラン:みんな私を守ってくれるよね!
カチューシャ:私もうすぐしたら地震が来ると思う!
ルーリー:ランラン、話して。
ランラン:分かった。これが私の最後の公演になるのね(本当に悲壮な感じで)。看護師さんが注射で血を抜いているとき、ユーミー(趙粵)は鋭い声でイヤだ!って叫んで、全身震えてて、逃げようとして、連れ戻されてた。泣いてたよ。涙がボロボロで、泣きながらイヤだ!って叫んでた。
シャオスー(林思意):ユーミー(趙粵)って話し方は男っぽいんだけど、実際は女の子だから、守ってあげないと。
リサ(陸婷):守らなきゃいけないのはランランでしょ。
ランラン:私すごく怖い!
シャオスー:じゃあこの後の曲はしっかり踊ってよ。みんな明日あまり彼女のことを名残惜しく思わないでね~~~


最後は誕生日のお祝いのコーナー。

特別なサプライズだったのは、ユーミー(趙粵)、あいちゃん(易嘉愛)、ナナちゃん(萬麗娜)、じゅうなな(龔詩淇)、雨ちゃん(徐言雨)、エンジェル(唐安琪)、カチューシャ(李藝彤)の7人で『希望について』を日本語のオリジナル版で生歌で歌ったこと。

バイオリンの生演奏で『ハッピーバースデー』を演奏して、ろうそくを吹き消すとき会場全体が青いスティックライトを高く挙げた様子はすごく壮観だった。

手紙を読み上げるコーナーでは、かなり長い手紙だったけど、感情のこもった文章で、以下の部分はまだ覚えてたから、このレポの終わりの言葉にするね。

入団したときは清純で可愛かった君
初演のときは緊張でどうしようもなかった君
紅白の前は茫然としてたけどそれでも動揺しなかった君
『嵐の夜には』では自信をもってキレのあるダンスをしてた君
ユーミー(趙粵)、誕生日おめでとう!私たちの心は永遠に君とともにある!


以上、日本語試訳おわり。