SNH48中国メンバーが富山県で撮影した短編映画がヒドすぎる件

SNH48メンバーが来日して富山県高岡市を中心に撮影した短編映画『一心向前(前しか向かねえ)~仲間×夢=SNH48~』が公開された。日本語バージョンはYouTubeでフルHDで視聴できる。


ご覧頂くとお分かりかと思うが、中国現地のSNH48ファンの間でも評判は悪い。

キタムラ機械がSNH48のスポンサーになって頂いている点を考慮しても、中国や日本のSNH48ファンの審美眼を過小評価していると言わざるをえない。

AKB48グループ総合プロデューサの秋元康氏は、SNH48の日本で初めての映画撮影の結果がこの水準で合格だと思っているのだろうか。

SNH48は2014/07/26に発表される第一回総選挙の結果、上位16位に入ったいわゆる「選抜メンバー」は新曲『UZA』(もちろんAKB48の原曲の中国語カバー)のMVを韓国に行って撮影することになっている。

韓国で過去に少女時代などのMVを手がけたスタッフが撮影するSNH48版『UZA』のMVが、この短編映画よりはるかに優れているだろうことは、じっさいに見なくても想像できる。

日本の宮澤佐江、鈴木まりやファンや、AKB48グループのメンバーのすべてのファンは、同じ48グループの名前を持つSNH48の現地メンバーが、こういう水準の仕事をしている現状を放置している秋元康に怒っていいと思う。

AKB48グループ全体のエンタテインメントとしての品質に最終的な責任を持っているのは、プロデューサである秋元康だからだ。

(これだけ非難しておけば誰か本気で怒ってくれるかな…)

追記:

読売新聞の北陸版にこんな記事が出ていたようだ。

『SNH48動画に高岡の名所 17日配信』 (2014/07/14 読売新聞 北陸版)

曰く「映画には、高岡古城公園や雨晴海岸、高岡大仏などの市内の見所が登場し、観光PR効果も期待される」「動画を見たファンらが撮影地を訪れるなどの効果も期待される」とある。

しかし中国のSNH48ファンのほとんどは日本のアニメや漫画のファンで、「聖地巡礼」の対象になるようなアニメを見慣れている目の肥えた人たちだ。残念ながらこの短編映画が読売新聞の記事にあるような期待に答えることはないだろう。