SNH48ネット生中継、メンバー1人が1公演だけで仮想応援アイテム20万円売上

中国上海のAKB48姉妹グループSNH48(こう書かないと日本では誰も分からないような気がしてきたので)だが、今月からSNH48専用劇場「星夢劇院」で行われている劇場公演のネット生中継が始まっている。

その生中継、中国最大の検索ポータルサイト「百度」(米国NASDAQ上場)の生中継システムを使っていて、ちゃんとカメラのスイッチングもあり、回線状況も少しずつ改善されているので日本でもそこそこの画質で見ることができる。

そのネット生中継、毎回ファンが生中継の最中に応援アイテムを購入し、好きなメンバーにプレゼントすることができる。もちろん仮想のプレゼントだ。

10人民元で10点券を購入できて、10点券は約10,000T豆という名前のポイントになる。つまり1人民元で1,000ポイント買える。

そして、驚くべきことに2014/08/17(日)夜のSNH48チームNII公演1回だけで、二期生チームNIIのシャオスー(林思意)が1274万ポイントを獲得して、月間獲得ポイント数で一期生チームSIIのエース・SAVOKI(趙嘉敏)を超えてしまった。

↓例えば仮想応援アイテムの一つ「愛の火山」はこんな感じ。アイテムが登場している短い間だけ生中継の画面が見えなくなる(笑)

1274万ポイントは1万2740人民元ということになる。日本円で約21万円。一晩でシャオスー(林思意)1人で約20万円を売り上げたことになる。

生中継システム運営の「百度」が手数料を何パーセント取るのか知らないが、SNH48専用劇場「星夢劇院」の普通席が満席になったくらいの売上と思われる。

そこで、2014/08/17夜時点で全メンバーの獲得ポイントを合計してみた。合計は1億1250万4900ポイント、約11万人民元。日本円で約186万円。

公演のネット生中継が2014/08/01に始まって2014/08/17までチームSII、チームNIIあわせて16公演で、ネット生中継の仮想応援アイテムだけで186万円の売上。1公演平均11万円。

この平均額は、ネット生中継が回線状況が悪く、まともに見られなかった最初の数回分も含むので、今後は2014/08/17の事例のようにコンスタントに平均20~30万円の売上になると思われる。

すでにSNH48は四期生の募集が始まっていて、陶鶯CEOは上海以外の都市にも姉妹グループを作る計画をもっているらしい。ビジネスの面でもSNH48がどこまで事業拡大できるのか興味深いところだ。