SNH48チームNIIハロウィーン特別公演より恐怖童謡『妹妹背著洋娃娃』

2014/10/31のSNH48専用劇場「星夢劇院」でのチームNII『前人未到(目撃者)』公演は、ハロウィーン特別公演&シャオシャオ(何曉玉)生誕祭だった。

そのうちハロウィーン特別曲から、1曲だけ個人的に印象深かった『妹妹背著洋娃娃』のオンライン生放送の画面キャプチャー動画をご紹介。

歌っているのは二期生中心のチームNIIに入団したばかりの、数少ない三期生シェンちゃん(李璇)。


入団したばかりなので『前人未到(目撃者)』公演ではオープニングアクトの『ミニスカートの妖精』に2.5期生もやし(陳問言)、三期生チャーチャー(張雨鑫)とともに登場するだけなのだが、この日はこの曲をソロ、かつ、生歌で歌っていた。

とくに歌が上手いわけではないけれど、途中のセリフも含めてホラーな雰囲気がよく出ていると思った(ちょっと劇団・天井桟敷っぽい)。

知らなかったのだがこの曲はアニメ『舞-HiME』の挿入曲「It’s only the fairy tale」、英語の歌詞付きでアリッサ・シアーズ役の声優・宮村優子が歌っていたらしい。ヨーロッパの民謡か何かかと思ったら、作曲は梶浦由記氏なので、このアニメのために作られた曲のようだ。

で、その曲になぜか中国語のホラーでウツな歌詞が付けられて『妹妹背著洋娃娃(女の子はお人形をおぶって)』という曲になっている。

じつは台湾にもともと同名の『妹妹背著洋娃娃』という可愛らしい童謡があり、そのホラー版として「It’s only the fairy tale」のメロディーに、元の童謡の歌詞の後半をホラー版に変えたものが、中華圏のネットで流行りだしたのが始まりらしい。

ホラー版の歌詞の背景にある物語には、いくつかバージョンがあるらしいが、日本占領時代の台湾の物語だったり、日本軍の「北村玉上」という将軍の物語だったりするとのこと。

ちょっとおもしろかったので、特別に取り上げてご紹介した。