SNH48チームNII元キャプテン雨ちゃん(徐言雨)個人アカウントで最後のメッセージ

SNH48チームNIIキャプテンの雨ちゃん(徐言雨)が退団宣言した件、ファンが中国2ちゃんねる(百度貼吧)に復帰を呼びかけるスレッドを立てていたのだが、ムダだったようだ。

今日2014/11/16 17:44に中国ツイッター(新浪微博)の個人アカウントの長文ツイートに、彼女が自分の思いを書いているので試訳する。


ずっと動力になってきたのは夢と、熱愛だった。現実と私が思っていたことは本当に違ってたよ。私はわがままだから、妥協はしたくない。私は本当には分かってないかもしれない、彼らが正しいと認める方法でどうやって生活していけばいいのか。

最初のころからもう始まってた、毎日私を大声で起こしたのはもはや夢じゃなくて、責任だった。夢がどこへ行ってしまったのか私には本当に分からない。


でも身近な大人たちは、去る人は去り、来る人は来て、今にいたるまで、夢という言葉をつかって私たちを脅すけど、もうそんなことできない。

私の自己治癒力は強いから、もう我慢できない、もう耐えられないという時でもすぐに乗り越えられた。今回は平静にこの選択をしたよ。突然解放されて、突然はっきり見えたから。

もしこうやって続けていかなきゃいけないんだとしたら、可笑しすぎると思うし、無意味すぎると思う。私が夢を捨てるなんてありえないよ、私はただ自分の夢を尊重したいだけ、だから全てに構わず離れたいと思った。

私はキャプテンで、ときどき他のメンバーに比べると見えることがたくさんあって、考慮しなきゃいけないこともたくさんあった。

私は敏感だから、見過ごせないこともあったけど、悪いことが身近な彼女たちに影響するのがいやだったから、そういうことがあっても言い出せなかった。

このツイートをした後、私はアプリを削除する。みんなのコメントもあえて読まない。

でも本当に私はもう苦しみたくなかった。目標を誤った人生は好きじゃない。今後もその場しのぎで生きていくなんて、絶対できない。だからこの重要な選択をした。

努力できないわけじゃない、頑張れないわけじゃない。ただ私の心は美しいものを抱いてたのに、もう全く無意味になっただけ。あなたが欲しい結果って、何かな。

自分がすべきことは自分でやりとげる。他の人が力いっぱい代わりにやってくれるなら、それでもう莫大に光栄なこと。

だからみんなが私の代わりに私のベイビーたちの面倒を見てくれるなら、本当に良いこと。
ごめんなさい。みんなを失望させて。

でも私は自分に対しては失望していない、これが今までしたいちばん正しくていちばん賢明な選択だと思ってる。

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ここからは筆者の独断と偏見なので、読みとばして頂いてかまわない。

筆者が個人的に思うのは、彼女は浙江傳媒学院(大学)に在学中なので、卒業後はいずれにせよ中国国内でメディア関係、それも彼女の方向性からしてエンタメ系メディアの仕事につくわけだ。

そうすれば芸能界の夢が残酷な現実と裏腹だということに、いずれにせよぶち当たることになる。SNH48の運営会社が中国国内のマネジメント会社と比べて、飛び抜けて劣悪な労働環境をメンバーに強いていることはない。

例えば一期生のBちゃん(孔肖吟)は入団前からタオバオのファッションモデルを、下着モデルまでやっていた。それに、いちばん親しかったチームメイトのタンミン(湯敏)が退団したため、一時期事実上退団していたにもかかわらず復帰したのは、SNH48運営会社がそれほどヒドい会社ではないからだろう。

そうすると、雨ちゃん(徐言雨)の言う「夢」は中国の芸能関係のメディア業界に、そもそも実在しないのではないかと思ってしまう。雨ちゃんの夢って、いったい何なのだろう…。