元SNH48チームHII楊吟雨(夏ちゃん)の卒業後の長文ツイート日本語試訳

2015/03/15(日)の公演を最後に事実上卒業したSNH48チームHII三期生で、宮澤佐江推しの楊吟雨(夏ちゃん)が、さっそく中国ツイッター(新浪微博)の個人アカウントでツイートを開始。

2015/03/20 21:52に退団後の心境を長文ツイートしていたので日本語試訳する。引用元は楊吟雨のこちらの2015/03/20 21:55のツイート。念のためこちらに画面ショットをとっておいた

では日本語試訳スタート。


前途はゆっくりと

まるで夢のよう。きらきら輝いた、カラーの夢。でも夢じゃない。

一番最初に決心をしたあの2日間、実はとってもつらかった。朝起きるとすぐ泣き始めて泣いて、泣いて胖頭魚みたいに泣き腫らして、熱が出るほど泣いた。

木曜日の公演が終わった後お父さんに電話した。今まで一度も家族にここでのことを何も話したくなかった、でもお父さんは私の心の奥深くにあって認めたくなかった考えを口に出してくれた。


私は軟弱で逃げることが好きな奴。決心するのが嫌だった。ここへ来る前、私の先生が私に言ったのは、二つの選択を前にしたとき、どちらを選ぶかじゃなくて、どちらを捨てるかで決めなさいということ。

電話が終わって私の気持ちは落ち着いた。私はやっと気付いた、自分が苦痛を感じていたのは、学業や家族という外部の要素であきらめなくてはいけなかったからだと。でも、本当に決心した人、あきらめると決めた人は、私自身だなって。

ここまで考えて、私は逆にすごく平気になった。自分は決して悲劇のヒロインじゃない、入団したときに比べて、家族や先生や友だちは誰一人応援してくれなかったけど、今は、後ろにこんなにたくさん黙々と応援してくれる私のファンがいる。それでもう十分幸せ。

劇場と舞台がなくなって、私は、人ごみですれ違っても振り向きもしないただの普通の女の子になるかもしれない。だから私は本当に本当にとっても、みんなと出逢わせてくれた舞台に感激したし貴重だと思ってる。

体調が悪いとき、「どうせ隅っこで誰も見てないし思い切ってサボっときゃいいや」と考えたりしたこともあるけど、この考えはすぐに「たとえ一人だけでも、この公演を見て私を好きになってくれる人がたとえ一人でも増えてくれればいい。絶対手を抜いちゃダメ。」こういう考えにくつがえされた。

実は、舞台に立っているとき、観客の一人ひとりの表情がみんなはっきり見えたよ。客席にいるみんなの笑顔を見るのが好きだった。

もし48系グループのファンになってなければ、たぶん私はそもそもどんなオーディションにも参加する勇気がなかったよ。アイドルになりたいという初心もとってもシンプルだった。「私のアイドルが私にくれる感動とプラスのエネルギーを、私も同じようにみんなにあげたい」

「夢」とかってちょっと言い古されてるようだけど、でも私は実際SNHをただの仕事だと思えなかった。やっぱり夢だよね。

もしかしたら仕事だと思っていれば、あんなに真面目にならずにもっとリラックスできたかもしれない。みんながアイドルを応援する気持ちも人それぞれ。お芝居を見るのが好きな人もいるし、主役をやるのが好きな人もいるし、でもただ単純に舞台の上で汗を流している少女の笑顔を守るためという人もいる。

今、半年間私をたくさん聞いたり見たりして、それでも、自分が好きなアイドルがいるのは本当に良いことだと思う。チームHIIが私にくれた感動は、私がいちばん好きな元チームKが私にくれた感動より決して少なくない。

日曜日の公演前、わざわざ桜ドーナツを買いに行ってメンバーとスタッフにプレゼントした。私たちのヘアスタイリストのお姉さん、楽屋を管理してるおばさん、コントロールルームのお兄さん、劇場管理のお兄さん、アシスタントのお姉さん、ずっと私たちみんなを本当の家族のように面倒を見てくれた。

熊兄さんは公演前にお客さんにたくさんのフライドポテトをおごってくれた。おばさんは楽屋で私を抱きしめながら私と別れがたい、しょっちゅう戻ってきて会おうねと言ってくれた。

日本のスタイリストさんは公演前に夏ちゃん髪の毛の色なおしに来てくれる?と言ったけど、私は、時間がなくて……と答えた。彼女には、公演が終わったらいなくなると言う勇気がなかった。しっかり別れを言えなかったのは本当に後悔してる。

今の私は、もう人ごみですれ違っても振り向きもされないあの普通の女の子にもどって、もうアイドルじゃない。でも半年余りの美しい記憶は、一生忘れない。

それからチームHIIのみんなは、本当に可愛くて努力家の子たち。もし誰に注目すればいいか迷っているなら、チームHIIのみんなは絶対にもう一歩進んで理解する価値がある。

みんなも私を心配しなくていいよ。アイドルにならなくてダメになったら面目まるつぶれだと思うから。人生にはやりたいと思ってできることは実はすごく少ない。

だから私はフライドポテトが食べたいと思った時は、太っても食べる。自分の人生だから少しくらいわがままでも関係ないでしょ?楽しければそれでいい。新しい道で、ここで得たものを貴重な宝にして、私は変わらず全力でやっていく。

こんにちは、初めまして。私は楊吟雨です。