北京動画サイト「音悦台」の不当なSNH48攻撃をさっそくネタにしてしまうSNH48のしたたかさ

ディスられると逆に強まるのが、地下アイドルとファンの結束。

中国北京の音楽動画サイト「音悦台」が、SNH48一部ファンのランキング投票に「非正常」な投票行為があったと、中国ツイッター(新浪微博)の公式アカウントで糾弾した件の続報。

ところで今日2015/04/24 09:58:19公開されたばかりの、中国で大人気の少年3人組グループTFBOYSの新しいMVが、たった12時間で、SNH48チームHII『鈴懸なんちゃら』が1週間かけてやっと達成した99点台のスコアを叩きだしている。

↓下図は2015/04/24 23:20現在のリアルタイムのランキング。

なのにSNH48『鈴懸なんちゃら』のランキング投票には「非正常」な行為があったと糾弾された上に、99点台という中国国内ランキングのスコア記録を取り消され、TFBOYSの99点台は何の調査も糾弾もない。

音悦台が自社のランキングを本当に公正だと言うなら、過去のランキングにまったく「非正常」な行為があったことをデータで示す必要があるが、音悦台にその気はないらしい。

そういうわけで、中国国内の各種ランキングは基本あてにならないということを理解しておこう。

ただこの件、現地のSNH48ファンとSNH48運営会社の結束を強めるという、意外なプラスの効果があった。

SNH48運営も、SNH48メンバーも、中国ツイッター(新浪微博)でわざと海外のファンのみなさん応援ありがとう!とツイートしてみたり、ファンが「僕はM78星雲から来たファンです」とコメントすると、SNH48運営のスマホアプリ公式アカウントが、宇宙のファンのみなさんも応援ありがとうとツイートしたり。

今晩のチームNII新公演『僕の太陽』初日の自己紹介MC1でも、カチューシャ(李藝彤)がいきなり英語で自己紹介を始めるなど、もう完全にネタになってしまっている。

そして最後のアンコール曲は、運営があえて選曲したに違いない『We are the SNH』だった。原曲は『Pioneer』だが、サビの中国語詞「從來不怕黑(ディスられるのを恐れたことなどない)」という部分は、現地ファンとメンバーの絆のあかしでもある。

また、SNH48がボランティア活動に協力している香港大昌集団の公式アカウントや、以前チェンスー(陳思)が出演した浙江衛星テレビの『一站到底』という番組の公式アカウントは、今回の音悦台の不当な非難について、SNH48の味方をしてくれているようだ。

理不尽な攻撃にかんたんにめげることなく、さっそく笑いのネタにしてしまうしたたかさが、SNH48の中国人メンバーや中国人ファンの強みだなぁと、とっても心強く思った。