天津のSNH48ファン2人が自転車で1373.2kmを走り上海到着、新華社電

中国国営新華社通信のネットニュース「新華網」エンタメ欄に、2015/07/24 09:04、びっくりするようなニュースが掲載された。

「SNH48ファン自転車に乗り千里を上海まで スターを追ってプラスのエネルギーを伝える」(2015/07/24 09:04:31 新華網)

記事本文を日本語試訳する。


中国国内のアイドル女性グループSNH48”夢よ高く飛べ”第二回アイドル年度人気総選挙発表コンサートはカウントダウンの段階に入ったが、(2015年)7月25日に総選挙の最終ランキングが発表されるまで残すところ1日。

その前にSNH48の二名のファンがコンサートを観るために、、天津を出発し、滄州、済南、南京、常州などを経て、最終的に1,300km余りを自転車で上海に到着、多くのメディアの注目を集め、”追っかけが新たな高度に達した”と称された。

今日二名の自転車愛好家は雨をおしてSNH48の星夢劇院に到着し、マネジメント会社のスターのような待遇をうけた。

この二名は百度掲示板で千里の自転車旅行の行程を実況中継し、天津から出発して、2両の自転車で別々に上海に向かったが、それはただ(2015年)7月25日のSNH48第二回総選挙コンサートでアイドルSNH48の様子をひと目見るためだけだ。

彼ら二人が話したところでは、「実は準備してから早くも一年がたって、ずっと前から観に来たかったんです、今ついに夢がかないました」。ところが外界の多くの人たちは彼ら二人の宗旨を誤解しているとのこと。

「千里を自転車で走るのはある面では体を鍛えるためでもあり、別の面では、節約した旅費で、SNH48総選挙に投票するためでもあります。決して考えもなくバカみたいにスターの追っかけをしているわけではありません。僕らはこうやって自転車で来ることで、外のもっと多くの人たちにSNH48を理解してもらいたいんです」。


もちろん現地ファンは、記事にあるように中国の検索ポータル最大手「百度」の掲示板サービス「貼吧」のSNH48掲示板で、この2人がスレを立てて実況していたのを知っているので、とっくに知っていたことではある。

ただ、自ら1,373.2kmを自転車で走り、SNH48が話題になりそうなニュースのネタを作るとは、まさにSNH48ファンの鏡。この記事は20弱の中国のネットニュースサイトに転載されているので、それなりの効果はあっただろう。

しかも節約した旅費は、投票券つきCDを購入するために使うという、SNH48運営的にはこれ以上ありがたい(おいしい)ファンはいない。

以下、記事の写真を画面ショットを転載しておく。

最後の3人の写真の中央は、SNH48のイベントやバラエティー番組でおなじみの男性司会者でもあり、最近公開されたSNH48初のドキュメンタリー『少女の夢・バベルの塔』などSNH48映像作品の企画者・監督でもある、張競。あだ名は「アージー(阿吉)」。

ちなみに、このニュースについていた掲示板コメントで気に入ったのは「天津ファン(天津飯)が上海に着いた、餃子は?」「途中で食べちゃった」。お後がよろしいようで。