SNH48四期生・炭酸(張丹三)曰く「柔軟な心に束縛は必要ない」

2015/08/13未明に中国の天津で起こった大規模な爆発事故。例によって原因や被害者の実数は永遠にわからないままになると思われるけれど、SNH48メンバーは中国ツイッター(新浪微博)で被害者に哀悼の意をあらわすツイートをしている。

中国ではこういう大きな事故や災害が起こると、中国ツイッター(新浪微博)は基本、犠牲者への哀悼一色になる。

別に言論統制されているわけではなく、有名人がまったく関係ないことをツイートするとコメント欄が炎上するからだ。有名人が追悼ツイートをすると、ファンがそれをリツイートし、という具合に、タレント追っかけクラスタのタイムラインは、哀悼一色になる。

そんなときでも、海外に住んでいるSNH48ファンの期待に答えてくれるツイートをしてくれるメンバーを発見。チームX四期生の渋谷系森ガール・炭酸(張丹三)。

天津の爆発事故について、彼女の2つのツイートを試訳してみる。

↓原文の画面コピーはこちら。


炭酸(張丹三)「ある人が私に言った。丹三。天津で大爆発が起こった..そのことについてツイートしたら好感度アップだよって。何て言うか..じつは私ツイートで犠牲者の無事を祈るいい人はもうじゅうぶん多いと思う。私は資金援助や支援をする能力も何もない人だから ただ黙々と命の貴重さに感嘆して 自分の身近な人が運良く災難を逃れることを望むしかない」(2015/08/13 19:39

これが1つ目のツイート。このツイートに噛み付いた通りすがりのネット民がいたらしく、炭酸(張丹三)は2つ目のツイートをする。


炭酸(張丹三)「私が言いたいのは。いまは道徳に縛られすぎってこと。それってつまんないでしょ。柔軟な心に束縛は必要ない。みんなにはそれぞれのやり方がある。でもその思いはすべて同じだと期待するだけで充分じゃない?」(2015/08/13 19:51

おっしゃるとおり。

思いは同じでも、表現方法は人それぞれ。全員が同じように道徳的な哀悼のツイートをする必要はない。道徳によって表現方法が縛られる必要はない。

でも実は、日本のネットでも同じようなことは起こりがち。

日本もネットでは「みんな同じでなきゃダメ」という圧力が働きやすい。災害や大きな事故が起こった時に、のんきなツイートをしている芸能人が叩かれるのは、日本も中国も同じ。

日本の場合は、逆に、いかにも良い人ぶったツイートや、正論すぎるツイートも叩かれる。

やっぱり儒教の影響の強い文化圏では、人の顔色を見ながら、横ならびで行動、っていうことになりがちなのかもしれない。