SNH48新企画『国民美少女』今晩2015/12/28(月)22~25時に各メンバーのネット生放送

SNH48が中国の動画サイト最大手「優酷土豆」、上海東方衛星テレビと提携して年明け2016/01から始める謎の新企画『国民美少女』。

今日2015/12/28(月)22:00~25:00(日本時間)に、だぶんそのプレイベント的なことで『国民美少女』選抜メンバーの何人かがネット生放送に出演するようだ。

「優酷土豆」の『国民美少女』トップページはこちら(下図をクリックしても飛べます)

22:00になったらそれぞれの「部屋」をクリックして開いてみよう。

部屋には「魔法森林」「光明頂」「幻想結界」など、それぞれヘンな名前が付いている。

「万事屋」はたぶん『銀魂』から。左下は「秋葉原(秋叶原)」とズバリな名前。右下の「德瑪西亜」はオンラインゲーム『League Of Legends』に登場する「Demacia」。どれもオタク向きなルーム名。

以下は筆者のひとりごとなので、読みたくない方は飛ばしてください。


いったい今回のネット生放送で各メンバーが何をするのか、見てみないとわからないが、ファンがアイテムを使って自分の好きなメンバーに投票するのは、以前から中国や台湾にたくさんある、いわゆる「直播間(生放送ルーム)」サービスそのままである。

ご承知のように日本ではネット生放送と言えばニコニコ生放送だが、運営会社のドワンゴは視聴者が出演者(いわゆる「生主」)を応援するプロセスをマネタイズすることにあまり熱心でなかったように見える。

しかしニコニコ生放送の敷居が高くて、ツイキャスに中学生・高校生が流れこんだ後、ツイキャスは視聴者が出演者にプレゼントする仮想グッズをマネタイズしている。その後、本格的に視聴者の応援ポイントをマネタイズしているのは、SHOWROOM(ショールーム)あたりのネット生放送サイトだ。

ただ、SHOWROOMのように視聴者の応援ポイントに課金する事業モデルは、たぶん中華圏の方が数年早い。

なのでSNH48運営が視聴者の応援ポイントに課金する「直播間」にメンバーを出演させるのは、中華圏のネットウォッチャーからすると今さらな感じがするのだ。

例えば中国のこの「繁星網」などは「直播間」の典型的なサイト。

ばっちり韓国系のメイクをした「美女(?)」が、ボディーラインが比較的はっきり見える私服で男性視聴者を「釣って」、スタンドで固定されたUSBマイクに向かい、デスクトップパソコンを操作しながら、延々とカラオケしたり、おしゃべりしたり、ホットなダンスを踊ったりするのが「直播間」の典型的なウェブサイト。マイクにエコーが効きすぎていて、BGMがうるさいのが、中華圏の「直播間」の特徴。

ためしに今日の放送が始まる前、終わった後、上のSNH48メンバーの各部屋に入って、表示される「美女」の写真をクリックすると、中華圏の「直播間」をじっさいに体験できる。見るだけなら課金されないので、安心してどうぞ(笑)。

SNH48対抗の女性アイドルグループ「1931」(個人的には満州事変=九一八事変が起こった1931年から命名したと今でも疑っている)も、最初は「直播間」のネット生放送で資金の一部を稼いで、今は劇場公演を運営するまでになっている。

なのでSNH48が「直播間」方式でファン層を広げようというのは、個人的には今さら感が強い。そもそも公演もすでにネット生中継しているわけだし。

さて、SNH48メンバーの「直播(生放送)」はいったいどんな中身になるんだろう。