SNH48六期生オーディション初回選考:北京・上海会場レポートと参加者の書き込み

SNH48六期生オーディションの初回選考は、2015/12/18~20の広州、四川省成都会場の後、すでに昨年末2015/12/25~27の上海、北京会場で終わっている。

成都、広州会場についてはすでにここで取り上げたので、上海、北京会場の初回選考についての、SNH48公式サイトのページをご紹介。

「夢を死なせるわけにいかない」SNH48六期生募集オフラインオーディション 北京、上海会場振り返り (SNH48公式サイト 2015/12/29)

↓受付を待つ列

この2会場だけで300名近い書類選考(オンラインオーディション)通過者が参加し、最終的に100名近くが最終選考に進むことになったとのこと。最終選考は2016/01中旬に上海で行われるらしい。

今回は中国の検索ポータル最大手「百度 バイドゥ」の2ちゃんねる的な掲示板サービス「貼吧」の某掲示板に、上海会場の初回選考参加者のリーク情報があった。

・それによると上海会場の参加者は合計240人くらい。

・自分の前の約50人のうち16人、後ろの70人のうち24人が最終選考に合格。

・あとの約120人がどうなったかは分からない。(つまり上海会場では120人ずつ2日間に分けて初回選考が行われたということ)

・初回選考は夜10時過ぎまで続いた。

・年齢層は低め。小学五年生もいて、中学・高校生が中心。

・応募者の出身地はかなり広がりがあって、湖南省や湖北省から列車で来ている参加者や、台湾の参加者もいた。

・アメリカ留学中の参加者もいた。

・16歳以下の参加者は保護者同行の決まりなので、会場の外に地べたに座って待っている家族が多かった。(SNH48運営が家族の待合場所まで確保する余裕がなかったということかも)

・親とケンカになっている参加者も、少数だがいた。(家族の理解が不十分なまま子供が初回選考に家族を連れてきたとか、よくあるパターン)

・ほとんどの家族はSNH48のことを、児童芸術団的なものだと思っているらしい。

・午前中の初回選考は50人。朝9時開始。5人一組で部屋に入る。一人あたりの審査時間にはかなり余裕があり、一曲歌い切ったり、踊り切る参加者もいた。その50人のうち合格したのが16人。審査はかなり真剣に行われていた。


小学生がSNH48の初回選考にいたという話は初めて。SNH48は三期生までは、大学入試を終えて大学在学中に応募したメンバーが比較的多いと思う。何と言っても将来のことを考えると、都市部の家庭は、大学に合格するまでは子供には学業に専念させるというのが中国ではふつうなので。

それだけSNH48の上海近郊での知名度が上がり、会社として、または一つの仕事として信用できると感じるご両親が増えたということかもしれない。

または、午前の参加者に年齢層の低い参加者がかたよっていただけかも。

ちなみに、この掲示板に書き込んだ本人は、朝9時半ごろ会場に着いたが、結局午後の組にまわされたので、8時間も待ったらしい。そして午後の選考のスピードは明らかに午前中より速かったとのこと。

上海以外から来た参加者も多く、午後や夜の列車や飛行機の切符をすでに予約していて、翌日学校に戻れるようにしていたが、選考全体の時間が遅れて行って、予約していたチケットを変更しに行く人が多かった。また、ボーイフレンドといっしょに来ている参加者も10人くらいいたとのこと。

台湾からの参加者は、佐々木優佳里にそっくりで、台北の大学生、日本語専攻だったらしい。AKB48の台湾オーディションに参加したかどうか、この書き込みをした人が聞いたら、参加したけど落選した。

理由は身長が165cm以上あって、AKB48の理想的な身長=150cm前後と合わなかったから、とのこと。この書き込みをした人によれば、彼女は絶対合格しているはず、らしい。

米国留学中の参加者は、1、2年休学してSNH48に参加するつもりで応募したと言っていたらしいが、結果がどうなったかはわからないとのこと。

この書き込みをした初回選考参加者によると、最終選考は2016/01/08~10の3日間。2016/01/08は契約内容の説明、01/09はダンス・歌の審査、01/10は演技審査と結果発表とのこと。

演技審査が加わっているということは、SNH48運営グループ会社がドラマ制作に乗り出しているからだろう、とのこと。

そしてこの2016/01/08~01/10の3日間は、中国では期末試験期間とモロに重なっているらしい。当然、初回選考の参加者はそのことをスタッフに質問したらしいが、運営スタッフの答えは、「参加するかどうかはあなたしだいです。ただし特別に優秀だと思う方は、電話連絡をくだされば別日程にすることもできる」というような意味だったらしい。

このあたりSNH48運営は賢いと、個人的には思った。これまでも結局、学業「最優先」ということで、メンバー自身や家族の申し入れで退団したメンバーが少なくないので、最終選考の段階で、学業とSNH48のどちらを「最優先」にするか決心させる、というのは合理的な選考方法だろう。

以下はSNH48公式サイトからの写真の転載。

↓SNH48のMVを見ながら待つ参加者。

↓SNH48のMVを見ながら待つ参加者。

↓これは外が暗くなってからの受付。