SNH48『国民美少女』第二回放送いよいよ毎回2名が脱落する残酷な対戦開始

SNH48の新企画『国民美少女』第二回が2016/01/16(土)に放送された。

この番組、SNH48の本当のチーム分けのSII、NII、HII、X、XIIとは別に、番組上だけのチーム、S、N、Hに分かれて対戦し、いよいよ第二回から毎回2人が脱落していく。

番組上だけと言っても、番組上のチームSは実際のチームSIIキキ(許佳琪)、レンレン(吳哲晗)、CC(徐晨辰)がリーダー的役割。

番組上のチームNは実際のチームNIIリサ(陸婷)、ナナちゃん(萬麗娜)、テテちゃん(黃婷婷)がリーダー的役割。
番組上のチームHは実際のチームHIIモンスター(劉炅然)、ユーちゃん(劉佩鑫)、カメちゃん(徐晗)がリーダー的役割。

その他は各チームに6名ずつ、四期生、五期生が加わって、各チーム9名になっている。

ところでこの番組の第一回、各チームのリーダー的役割の3人が、四期生、五期生の中から自分のチームに入れるメンバーを選んだ回で、チームHII三期生カメちゃん(徐晗)にすっかりキャラが付いてしまったのが笑える。

番組の最後に、校長先生役の台湾の男性ベテラン歌手兼司会者・費玉清(フェイ・ユーチン)が、お得意のエロ話を披露するのだが、第一回放送の、男の子と女の子の形をしたチョコレートで、男の子の形のチョコレートの方が、ちょっとだけたくさん食べられるというネタ。

そのネタのオチを、カメちゃん(徐晗)が一瞬で分かったのをカメラがしっかり撮っていて、第二回ではすでに「巫妖王(ウー・ヤオ・ワン)」というあだ名まで付いてしまった。

本当の漢字は「汚妖王」で文字どおり「エロ化け物王」。どうやら中国のネットで下ネタ王の費玉清につけられたあだ名らしい。

カメちゃん(徐晗)本人が中国ツイッター(新浪微博)で、「私ってもうもどれない道に踏み出してしまったかも」とつぶやいてたのが爆笑だった。本人もまんざらでもなさそうなので。(費玉清と同じことをふつうの会社員が職場でやったら完全にセクハラで訴えられるけど)

それはいいとして、第二回からいよいよ始まったメンバーの淘汰戦、予想以上に厳しくて、現地ファンの中には本気で、ちょっとヒドすぎるとコメントしていた人もいた。

ただ、日本でやると視聴者からクレームが殺到しそうな、ちょっと大げさな演出も、中国ではそれくらいやらないと視聴者が目を留めてくれないという、環境の違いがある。

そういう意味で、番組の中で同じチームのメンバーがかばい合って、本気で大泣きしたりして、視聴者の感情にうったえる演出は、中国のバラエティー番組としては意外に良く出来ていると、冷静なコメントをしているファンも少なくなかった。

「そこまでメンバーをいじめなくても」と視聴者が思うくらいが、ちょうどいいらしいので、一部のファンからのクレームにめげず、この調子で収録を続けていけば、この『国民美少女』は意外にたくさんのネット視聴者を獲得できるかもしれない。

じっさい中国動画サイト最大手「優酷」の『国民美少女』の公式チャンネルでは、毎回トップページのいちばん目立つ左上にリンクが貼られることもあって、第一回放送の累計アクセス数が約1,360万アクセス、第二回放送は約1,040万アクセスと、上々の成績。

メンバー思いのファンには申し訳ないし、ちょっとメンバーの体が大丈夫かなと本気で心配になるけれど、もっとメンバーがいじめられる展開になれば、中国国内の展開としてはもっとネット視聴者を集められるかもしれない。