SNH48二期生チームNIIエンジェル(唐安琪)に関する中国の情報ポータルサイト新浪網エンタメニュース映像内容ご紹介

中国の情報ポータルサイト新浪網のエンタメニュースが、台湾東星娯楽ニュースの映像を掲載していたのでご紹介。

ニュース映像の内容を順にご紹介すると以下のとおり。

冒頭に登場するのは2010年にドラマ撮影で大やけどを負った、中華圏の女性3人組グループS.H.EのSelina(任家萱)の話。彼女は全身の54%に熱傷を負ったが、SNH48チームNIIエンジェル(唐安琪)は全身の80%とはるかに重症。

エンジェル(唐安琪)がICUに入っている上海長海病院。彼女のために献血に来たファンが記者の取材に答えている。

ファン「そう、献血しようと思って来たんです」
記者「こちらでずっと準備をしているんですか?」
ファン「彼女が大丈夫だと分かりさすれば良いんですが」

次に取材に答えているのはSNH48運営会社の女性CEO陶鶯女史。

記者「(80%の熱傷率とのことですが)」
陶鶯CEO「今はそういうことです。かなり重傷ですね。後で正式に発表しますので」
スタッフ「状況は実際私が先ほどみなさんにお話したとおりです」
記者「(では彼女は今は危機を脱しているんですか)」
陶鶯CEO「いいえ」
記者「(まだですか)」
陶鶯CEO「ええ」
男性スタッフ「必ず回復期はあるでしょう。回復が良ければ、必ず(タレントを)続けられます」

次に別の女性スタッフが取材に答えている。

「昨日の夜は意識がありませんでした。医師によれば7日後の状況を見て、ICUから出られるかどうかを決めるそうです。7日間はこうして観察することになります」

次の女性は顔にモザイクがかかっているので、エンジェル(唐安琪)の友人と思われる。

「私たちが病院で知った状況は、意識はあるということです。でもまだ危機を脱していません。熱傷の面積がかなり大きいからです」

次の場面ではICUの看護師に、エンジェル(唐安琪)の親族が、エンジェルの使っていたiPadやスマホを渡しているところ。彼女に音楽を聴かせるため。

看護師が「スマホやiPadなら大丈夫です。あるいはラジオとかでも」と、ICUに持ち込んでいいものを答えている。

「彼女はいま少し意識はあるんですか?」
看護師「彼女は頭ははっきりしてますよ」
「じゃあ音楽を聞いたりするのは」
看護師「かまいませんよ」

次の場面で、病院の廊下を歩くエンジェル(唐安琪)の母親(モスグリーンのダウンジャケットとジーンズ姿)に取材している。

ちなみにエンジェル(唐安琪)は母子家庭らしい。

記者「(お母さん、今日の朝いらっしゃったんですか?安琪にはお会いになりましたか)」
母親「(廊下の手すりに向かって涙を流す)」
親戚の方「いまは彼女を撮影しないで。いまは取材しちゃダメ。彼女、気持ちが不安定だから」
記者「(気持ちがたかぶってるんですね)」
親戚の方「ダメダメ」

その後は事故現場の上海市宝山区にあるワンダープラザ(万達広場)のカフェで、目撃者の取材。

記者「(じゃあ当時燃え方はすごかったんですね)」
目撃者の女性「ええ、服は全部燃えてなくなってました。靴だけはまだありましたが、上半身の服は全部焼けてなくなっていました。髪の毛も、外側は全部焼けて」
記者「(ストッキングも焼けていたそうですね)」
目撃者の女性「ストッキングは、彼女が昨日運ばれて行ったとき、彼女の顔は全部覆い隠されてて、髪の毛は全部焼け焦げてました。ひざの下の方も、服が少し焼けていました。靴までは焼けていませんでした」

次にエンジェル(唐安琪)に水をかけて消火した人の取材。

「当時私は注文をとっていたんです。客の注文をとっていましたが、その後、助けて!という叫び声を聞いて、大声でした。それで声のする方に行ったんです。その場に駆けつけて、彼女を最初に見た時、全身が火になっていて、まるで映画みたいでした。それで人が見当たらなくて、とにかく最初の反応は走って行って、消火器を探したんですが、見つからなくて、見つからないので、ただ救助したいと思ったので、私だって水をぶっかけるようなことはするつもりはなかったんですが、どうしようもなくて、やってみないと仕方なくて、水を持ってきて彼女にかけたら火が消えました。たらい2杯の水をぶっかけて火を消しました。火が消えて、彼女の髪の毛とか、全部燃えてなくなってることに気づきました。かなりの重傷でした。火が消えてから、彼女の様子を見たらそこにうずくまったままで、きっと意識はあったと思います。きっと大丈夫だろうと思いました。そばに人がいたようですし、それで私は立ち去りました」

次に女性スタッフの取材の場面。

女性スタッフ「彼女たちメンバーには自分のプライベートの時間があります。彼女(唐安琪)は昨日北京での仕事から帰ってきて、友だちと会いに行きました。彼女のプライベートの時間に起こったことは、私たちもはっきりとは分かりません。いったい何があったのか。具体的な状況について私がいま知っているのは事故にあったということだけです。事故でやけどを負ったということだけです」

次にエンジェル(唐安琪)の友人と思われる女性(モザイク)の取材。

「私はこう思うんですが、彼女自身はいまICUに入っています。具体的にどういう状況だったかについて、いろいろ言われていることはすべて片面だけの取材です。片面だけの言い分は、カフェの店主だろうと誰だろうと、すべて一方的なことです。片面だけの言い分です。それにネット上ではいろいろと言われていますが、それらも含めて、常軌を逸したウワサです。私は本当に二十歳ちょっとで、こんな重いやけどを負った女の子を、さらに傷つけるようなものだと思います」

以上、映像の内容のご紹介。

CEOの陶鶯女史がいち早く病院に駆けつけて、状況を冷静に把握している点は、さすが経営者として信頼できると思った。

それにしても母子家庭である彼女の母親の精神的なショックを思うと胸が痛む。

この取材が行われてから、そろそろ7日間がたとうとしている。エンジェル(唐安琪)の容体がICUを出られる状態になることを祈りたい。

ところで、彼女が上海長海病院のICUに運ばれた最初の時間帯に、彼女の状況を中国ツイッター(新浪微博)でツイートして下さっていた病院関係者はこちらの2016/03/06 11:08のツイートで、ネットに広がっている流言飛語に苦言を呈している。

「事件の具体的な状況について、警察の公式な最終結果をじっと待つようにアドバイスしたい。いまネット上にはいろんなバージョンのウワサが飛び交っていて、ついには愛憎劇の敵討ちバージョンまで出てきた。おまけに『名探偵コナン』の高濃度アルコールチョコレートバージョンまで…そんな手の込んだ憶測をしているヒマがあったら、病人が早く回復することを祈ったらどうか。どちらにしてもやけど跡の切除の後には、まだ一連の手術があるわけだから。」

この方の言っている愛憎劇というのは、エンジェル(唐安琪)が事故当時同伴していた女性が、実は同性愛の相手で、この「岡本白賢」という中国ツイッター(新浪微博)のハンドルネームの恋人が、彼女にわざと可燃物をかけて火をつけたのではないかという、バカバカしいウワサのこと。

それもかなりの数の中国のネットニュースが、このウワサを取り上げているので、何というか、あきれるしかない。

まあ日本も中国も、三流メディアが芸能人について根も葉もないウワサを書き立てるのは同じだけれど。

個人的にはSNH48運営会社のバックアップで、エンジェル(唐安琪)が安心して療養できることを信頼して、早く感染症の危険な時期を脱して、粛々と一連の皮膚移植手術を受けられる時期に入れるよう、祈るばかりだ。