SNH48初の全曲オリジナルEP『源動力』からチームSII『心の旅程』チームNII『正義の手』試聴版公開

SNH48関連の中国ツイッター(新浪微博)から、SNH48初の全曲オリジナルEP『源動力 Engine of Youth』関連ツイートをまとめてご紹介。

まずSNH48公式アカウントが同EPからチームSII曲『心の旅程』と、チームNII曲『正義の手』の試聴版を公開していた。

↓SNH48 TeamSII オリジナル曲『心の旅程』試聴版 (2016/03/24公開)

このチームSII曲『心の旅程』はJ-POP風。

それにしても作曲者の滕少さんはメジャー曲のメロディーに短三度を入れるのが好きらしい。

『源動力』はDメジャーだけど、イントロのD→D7(#5)→B/D→C7→Bbの最後のBbのFナチュラルも短三度。ちょくちょく短三度が入ってくる。

この『心の旅程』はBメジャーの曲で、試聴版のサビの最後にメロディーがグッと下がるところがあるけれど、これもDナチュラルなので短三度。

トニックコードのメジャーコード(短三度含む)からトニックコードへの解決が、滕少さんお決まりのコード進行らしい。

↓SNH48 TeamNII オリジナル曲『正義の手』試聴版 (2016/03/24公開)

このチームNII曲『正義の手』は完全にK-POP風のクールなダンスチューン。

公開音源の音質が悪いせいか、ダンス曲なのにベースがものすごく弱いと感じるのは、筆者の気のせいだろうか。

もっと思い切った編曲をしないと、せっかくオリジナル曲を制作した意味があまりないような気がする。

リズムもすっきりクオンタイズされてしまっている感があり、前のりなら前のりでもっとスカスカの前のめりに、後のりなら後のりでもっとズルズル引きずって欲しい。

ボーカルも、もっと派手にリバーブやコンプレッサーをかけるべきところはかけて欲しい。

ダンス曲のラップ部分にほとんどエフェクトがかかっていなかったり(ふつうは思いっきり圧縮してから歪ませるのでは?)、『心の旅程』のようなJ-POP風の曲で、ふつうのリフレインと大サビ風のリフレインでボーカルの処理が同じだったり、聴いていてどうしても退屈に感じてしまう。

全体的にアレンジのメリハリがなく、平板に聞こえてしまう。

さて、チームSII一期生マオマオ(李宇琪)、シャオアイ(陳觀慧)、チームNII二期生ユーミー(趙粵)の3人は、今日2016/03/24に同EPについて音楽誌『Easy音楽世界』の取材を受けていたとのこと。

↓左から、二期生ユーミー(趙粵)、一期生シャオアイ(陳觀慧)

↓一期生マオマオ(李宇琪)

メンバーはビジュアル面でいろんなスタイルを見せるチャンスが増えるので、オリジナル曲をリリースすることで十分メリットがある。

いっぽう楽曲制作チームはSNH48運営会社の一員として、対外的に損しているような気が…。(現地ファンの評価も低いので)