SNH48とその姉妹グループ関連動画を気まぐれにご紹介。
SNH48グループのメンバーは、AKSにバッサリ切られた後も、ちゃんと日本のサブカルチャーを愛し続けてくれている。どっちの器が小さいんだか、という感じ。
いつもどおり、いちばん気になる動画は、いちばん最後にご紹介。
まず広州GNZ48チームGのsoso(張瓊予)とレイレイ(謝蕾蕾)が、初音ミク『45秒』を踊ってみた。
最初に登場するのがsoso(張瓊予)、後からダンスに登場するメガネのメンバーがレイレイ(謝蕾蕾)。
最後の部分ではsoso(張瓊予)が「触覚からお休み電波を出して」終わり(笑)。
SNH48メンバーの「踊ってみた」動画は、もう定番のツイートネタになっている感がある。それだけ彼女たちがフツーに日本のボカロ曲や、ニコ動に上がっている「踊ってみた」動画をふだんから楽しんでいるということ。
つぎは、偶然に2016/08/23に、SNH48チームNII二期生の愛ちゃん(易嘉愛)がエレキギターで、チームHII三期生ユーちゃん(劉佩鑫)がドラムスで、まったく同じ曲、故・和田光司さんの歌う『デジモンアドベンチャー』オープニング曲『Butter-Fly』を演奏していた。
そこで二人が別々にアップしていた動画を、一本に合成したのがこれ。
彼女たちくらいの年齢で、日本のサブカル好きの中国の若者にとっては、『デジモン』は子供のころのなつかしい記憶の一つらしい。和田光司さんは中国語で親しみをこめて「光叔(光おじさん)」と呼ばれている。
もちろん、二人ともお世辞にも「うまい!」とは言えないけれど、いかに『Butter-Fly』という曲を愛しているかが伝わってくる。
それにしても、同じ日に中国ツイッター(新浪微博)に、この二人がまったく同じ曲を、しかも「演奏してみた」動画でアップしたのは、偶然の一致なんだろうか。ちょっと不思議な感じがする。
最後、三本目にご紹介するのは、広州GNZ48に歌姫を発掘したかも、という動画。
広州GNZ48チームG・つき(羅寒月)が女性カントリー・シンガー、Carrie Underwood(キャリー・アンダーウッド)の『Look At Me』という曲をカバーしている。
彼女のあだ名「つき」は彼女が自分でつけた日本向けのあだ名。まだあまり注目されていない、広州GNZ48メンバーでも、日本人に分かるあだ名を付けてくれている。それを日本にいる僕らは忘れないようにしないと。
英語の発音がかなりきれいなのも驚くけれど、音程が比較的正確なのにも驚く。
じつは、つき(羅寒月)には個人的に、2016/08/13の広州GNZ48星夢劇院での『シアターの女神』公演で、彼女がはじめてソロ曲『夜風の仕業』を歌ったときに、「えっ!?」と思って注目していた。そのときの動画はこちら。
SNH48グループでは、SNH48チームNIIが初めて『シアターの女神』中国語版を上演したときの、二期生キクちゃん(鞠婧禕)以降、SNH48チームXII、北京BEJ48チームB、広州GNZ48チームGと、いろんなメンバーが『夜風の仕業』を歌っている。
でも、『夜風の仕業』をここまで大人っぽく歌ったのは、つき(羅寒月)が初めてのような気がする。
初めてのソロで緊張しているのもあって、歌詞を忘れたり、音もはずしまくっているけれど、ちょっと不自然なくらい「ため」をたっぷりとって、大人っぽい声で。とっても個性的な『夜風の仕業』。
参考までに、彼女が2016/04/27にツイートしていた、新垣結衣『heavenly days』を日本語で歌ってみた動画を、改めてご紹介。
舞台での緊張がやわらいでくれば、彼女はGNZ48チームGの歌姫の一人になるかも。
それにしても、新垣結衣も聴き、もちろん中国のC-POPも聴き、AKB48も聴き、米国カントリー・シンガーのキャリー・アンダーウッドも聴きと、幅広い音楽の趣味もすばらしい。