SNH48の週刊文春的ネタを久しぶりにご紹介:本当かウソかは全く分かりません

最近あまりご紹介していなかったSNH48関連のネタをいくつか。

中国最大の検索エンジン「百度 バイドゥ」が運営している2ちゃんねる的な掲示板「貼吧 てぃえば」から拾ったネタなので、本当かウソかの判断は読者のみなさんにお任せします(汗)。

まずSNH48第三回総選挙のTOP16メンバーが、中国の建国記念日的な国慶節の大型連休に、北京BEJ48、広州GNZ48、上海SNH48それぞれの星夢劇院で公演を行うことは、以前ここでもご紹介したとおり。

例によってそのチケットの一部がオークションで販売され、北京BEJ48星夢劇院2016/10/4の超VIP席(舞台中央最前列の豪華な椅子)の落札価格が、123,456ポイント。

SNH48オンラインショップのポイントはだいたい8ポイントで1人民元らしいので、日本円にすると約23万円。現地ファンによると過去最高の落札額らしい。

ちなみに上海SNH48、広州GNZ48星夢劇院のTOP16公演の超VIP席落札価格は、いずれも約61,800ポイント、日本円で約12万円。

さすが、中国のお金持ち一家の一人っ子は我々日本の一般市民と金銭感覚がぜんぜん違います。

次は、SNH48運営会社が開発したスマホアプリ「Pocket48 口袋48」で、メンバーのオンライン生放送がまた始まった件。

SNH48第三回総選挙前にメンバーが集票のために、同アプリで生放送をしていた。

メンバーによっては投票締め切り前は、毎日のように生放送をしていたが、といっても内容は必死に投票を呼びかけるというよりも、宿舎でルームメイトのメンバーや仲良しのメンバーといっしょに、だらだらまったりした放送だった。

ところがここ数日、急にいろんなメンバーがPocket48でオンライン生放送を再開した。

あるメンバーが生放送の中で、ファンからのコメントに答えてネタバレしたのだが、一定数の「仮想プレゼント」をもらえると、運営会社からボーナスが出るとのこと。

メンバーの生放送を見ているファンは、SNH48のオンラインショップの仮想通貨を使って、仮想プレゼントを購入し、それをメンバーの生放送中に贈ることができる。

オンラインショップの仮想通貨は、もちろん元はそのファンがオンラインショップに振り込んだ現金なので、メンバーの生放送中にファンが仮想プレゼントを贈れば贈るほど、運営会社の収入になる。

その中から、生放送をしたメンバーにボーナスが支給されるという仕組み。ボーナスといっても、どうやら一回の生放送でせいぜい1,000人民元(=約15,000円)程度らしいけれど。

どうやらPocket48の生放送機能に新たに追加された機能らしく、たぶんこれからSNH48、北京BEJ48、広州GNZ48のメンバーがちょくちょく生放送で小金を稼ぐことになると思う。

そういうわけで最近生放送を始めた北京BEJ48メンバーの一人が、さっそくInstagramの個人アカウントで、ファンにお礼のツイートをしていた。

「Pocket48の機能が更新されてから投票してくれたすべてのファンのみなさんのIDに感謝です。この2日間、レコーディング期間にヒマができたときに一人ひとりに感謝をしました。もし受け取っても(WeChatの)友だちサークルに絶対転載しないでね。ほんとうに認めてくださったみなさんに感謝しています。おじぎ」

中国ツイッター(新浪微博)上で、メンバーがファンのアカウントに直接メッセージを送ることは、SNH48運営会社のルールで禁止されているのだが、Pocket48ではOKになったのだろうか。

その辺の事情はよく分からないが、劇場や握手会に来られない遠方のファンと、オンラインでつながる方式からの売上にも、テコ入れを本格的に開始したということだろうか。

ところで、この方式は劇場公演でなかなか注目を浴びないメンバーにはメリットがある。

オンライン生放送なら遠方のファンも、仮想プレゼントを通じて、自分の好きなメンバーの収入増に直接貢献できるからだ。

総選挙などの方式では、入選したメンバーには大きな収入増のチャンスが与えられるが、落選したメンバーはゼロ。

たとえば最近、SNH48チームXIIの某人気メンバーは、8月に半月の休暇をもらって日本旅行などをした結果、6,000人民元が給料が差し引かれたと、自分のツイートのコメント欄に書いていたらしい。

SNH48メンバーたちは、もちろん運営会社と正社員契約をしているわけではなく、たんなるタレント・マネジメント契約なので、現地ファンの間では、半月も休暇をとると1か月分の給料の半分以上の金額を差し引かれるだろうとのウワサ。

それでも人気メンバーは、6,000人民元を差し引かれても、まだ残額があるだけの給料をもらっているから、まだ良い。

同じSNH48チームXIIの周辺メンバー、現地ファンの俗語ではかなりひどい言葉だが「洗脚婢(貴族の脚を洗う召使の意味)」と呼ばれているメンバーの一人は、大学の学業との両立で、上海と実家を中国の新幹線、高速鉄道で1か月に何度も往復しなければいけない。

その高速鉄道の切符代だけで1か月分の給料が吹き飛んでしまうと、やはり自分のツイートのコメント欄に書き込んでいたらしい。

また、その高速鉄道の切符代を貯めるために食事を控えたおかげで3kgダイエットできたとか。

同じチームの中でも人気メンバーの周辺メンバーでこれだけ収入格差が出るので、オンライン生放送で遠方のファンから直接金銭的な支援をもらえるのは、周辺メンバーにとってはある程度のモチベーションになるだろう。

このあたり、最近ようやくShowroomという生放送サイトでメンバーが生放送を始めたAKB48よりも、SNH48運営のほうが先を行っているわけだが、国土が広大な中国ならではの事情だ。

ちなみにいまこの記事を書いている2016/09/25夜は、SNH48チームHIIのナナコ(張昕)、メンヤン(許楊玉琢)、まーちゅう(鄭一凡)がオンライン生放送をしている。

最後は、これこそ本当かウソかまったく分からないネタだが、SNH48運営が人気メンバーの応援会を弱体化させる施策を取ろうとしているとのこと。

理由は人気メンバーの応援会の組織力と資金力があまりに大きくなりすぎて、上述のような周辺メンバーとの格差があまりに大きくなりすぎていること。

そして、運営会社から見たとき、売上に対する影響力が大きい顧客になりすぎて、今後運営方針にまで影響力を持ちかねないこと。

総選挙や年明けのリクエストアワーでは、人気メンバーの応援会が「淘宝」(中国最大のオンラインショップ)で疑似商品を販売することで組織的に資金集めをして、効率的に大量投票する。

そのため人気メンバーが周辺メンバーに圧倒的な差をつける結果になっている。

巨大化しすぎた応援会のデメリットだけを見れば、それはそれで合理的なのだが、SNH48運営会社にとっては大きな顧客を失うことにもなるので、本当に応援会を弱体化させようとしているなら、絶妙のバランスで施策をとっていく必要があるだろう。

以上、あくまでネタなので、真偽のほどはまったく分かりません。ここに書いてあるままを決して信じないようにお願いします(汗)。