AKB48上海2016/12/10記者発表後の中国ネットでの検索回数

2016/12/10(土)AKB48上海記者発表が現地にどれくらいインパクトがあったか「百度指数」で調べてみた。

「百度指数」はグーグルで言えば「グーグルトレンド」。あるキーワードが何回検索されたかを指標化したもの。

キーワード「AKB48」と「SNH48」を比較してみた。

2016/11/13~2016/12/12(中国全国)がこちら。

緑色が「SNH48」、青色が「AKB48」。カーソルを2016/12/10に当ててみたがその差は歴然。

「AKB48」はその後の検索回数も伸びていないという悲惨な結果。

では、もっとさかのぼって見よう。

2012/01/05~2016/12/12の状況。

このように、実は2014年半ばまで「AKB48」の検索回数の方が上回っていた。

しかしそれ以降は「SNH48」が完全に逆転。

中国国内でも「AKB48」の検索回数が完全勝っていた「古き良き時代」がもっとよく分かるグラフがある。

パソコンからの検索回数に絞ったグラフ。

パソコンからなので2008年からデータがある。

これを見ると、当然ながらSNH48がデビューするまでは「AKB48」検索回数が完全勝利。

SNH48デビュー後も「AKB48」「SNH48」はシンクロして上下。つまりSNH48の注目度が上がると、AKB48の注目度も上がるというWIN-WINの関係。

ところが2014年半ばからは、「SNH48」の検索回数が上昇の一途なのに対して「AKB48」は下降の一途。

スマホからの検索回数に絞るとその差がよりはっきりする。

中国でもスマホを見ている時間のほうが多い若者が増えると、スマホにきっちりリーチしている「SNH48」の注目度が明確。

しかし、AKB48運営がもっと危機感をもったほうがいいのは、実はグーグルトレンドの検索回数の方。

2008/01/01~2016/12/12 青色「AKB48」、赤色「JKT48」

中国国内からはグーグル検索は利用不能なので「AKB48」「JKT48」の検索回数を調べるとこのとおり。

2014年に入ってから「AKB48」「JKT48」とも、下降の一途であるのは否定できない。

中国国内にしても、中国国外にしても、2014年半ばから「AKB48」は下降線。

他方、中国国内に限ると「SNH48」は上昇の一途。

AKSが2016/06に「SNH48」と決裂したのが、いかに不適切な経営判断だったかが一目瞭然。