広州GNZ48オリジナル曲ドキュメンタリーMV『回家 カミング・ホーム』

広州GNZ48運営が、チームNIIIのPany(左嘉欣)をフィーチャーしたミニドキュメンタリーを作っていたのでご紹介。

広州GNZ48全曲オリジナル 2nd EP『BOOM!BOOM!BOOM!』収録曲『回家(カミング・ホーム)』のMVにもなっている。

以下、動画の内容をナレーション含めて、ざっと要約。

中国の最も最近の人口調査は2011年で公式数値は13億7千万。2016年、非公式の調査では14億を超えると言われる。

中国全土でエンタメ、メディア業界に従事するのは2千万人。そのうちタレントは10万人を超える。

現時点で中国最大の女性アイドルグループの人数は200人余り。

この膨大な分母の上に、ちっぽけな一人の少女。

彼女の名前は左嘉欣、1996年生まれ、上海人。


今から258日前にデビューし、実家から1,500キロ離れた広州にいる。

デビュー以来参加した舞台数は100を超える。舞台上の時間は累計300時間以上。

タレントとしてのこの10か月間、彼女が帰宅した回数は、ゼロ。

1,500キロの距離を超えて、2017年1月3日、左嘉欣は上海にやって来て、彼女にとって三回目のコンサートの準備をしていた。

開演前の4日間、毎日のリハは14時間を超えていた。左嘉欣は帰宅する時間もない。

コンサート当日、ホテルからコンサート会場まで30kmの道のり。

左嘉欣の実家までいちばん近い場所を通った時は、たった700mしかなかった。

コンサート当日、観客は一万人を超えた。しかしその中には……

「嘉欣、両親は来てるの?」

「来てない。私の事…見に来てくれないの…」

「家が恋しい?」

「うん」

コンサートが終わった後、4時間にも満たない睡眠時間だった。翌朝5時に起床、メイクをして、ファン握手会に参加しなければいけなかったからだ。

握手会にやって来たファンは数万を超え、その中で左嘉欣は千名を超えるファンと会った。

そしてその千人のファンの中に……

「あなたのいる場所、それが家」

ところでこの『回家 カミング・ホーム』という曲、メロディーがコード進行の和音の構成音にあまり引っ張られず、良く出来ている。

ワンコーラス終わりの間奏のストリングスは、打ち込みではなく、人間が弾いているチェロだろうか。レイレイ(謝蕾蕾)の声はいつもながらハッキリ分かる。

広州GNZ48はこういうミドルテンポの曲が良い。この際、メンバーが音を外しまくっているのはどうでもいい(笑)。