北京BEJ48のニューイヤーEP『微笑的向日葵(微笑みのひまわり)』の収録曲が次々公開されている。
中国ならではだけれど「楽曲でお金はとりません(CDは握手券目当てで買ってもらって大丈夫です)」というところが潔い。
シングル曲としてはますますこなれてきて、一定のレベルをクリアした楽曲ばかりなのでコメントなし。
ほとんどの編曲に、2008年エイベックス・ワールドオーディションでアーティスト・グランプリを受賞したkoshin(胡臻)さんが参加している点が、やはり大きいと思う。多少作曲が悪くても、編曲が良ければポップスとしては一定の質になってしまうので。
BEJ48『愛似Fantasy(愛はファンタジーのよう)』
作詞:黃楓宜、作曲:PyonKichi、編曲:PyonKichi
イントロから転調するかと思ったらしない。AメロはBbメジャー、BメロでAbメジャーに二度転調、サビで再度Bbメジャーに戻る変則的な転調のある曲。編曲も音の厚みがない割にブレイクの入れ方など、意外性があってよく出来ている。後半の間奏のディストーションギターも転調。
BEJ48『銀色的旋律(銀色のメロディー)』
作詞:三日月、作曲:Piggy、編曲:Piggy/Koshin
ディスコ。Bメロで「パーンパパン」。Cメロで一瞬転調するかと思ったらFメジャーのまま。Cメロがよく書けてる。イントロ、間奏、アウトロが同じで、ボーカルも入っているためブリッジ的役割。
BEJ48『冬季恋(冬の恋)』
作詞:D.U.O、作曲:D.U.O、編曲:Darren/Koshin
ミドルテンポで落ち着く曲だが、この4曲の中では作曲、編曲ともやや質が落ちる。メロディーはよくある感じ。間奏のディストーションギターにあまり意味がない。
BEJ48『星空下約定(星空の約束)』
作詞:夏寧、作曲:Evening Scandle/Piggy、編曲:Koshin/Piggy
F#メジャー。全体のメロディーの構成がとても凝っている。Aメロ、Bメロ、Cメロがあってからサビがある感じに聴こえる。しかもツーコーラス目の後にブリッジとしてもう一つEメロまである。メロディーがかなり贅沢な曲。イントロとアウトロのスキャットも編曲として良く出来ている。