広州GNZ48チームNIII全曲オリジナル公演『第一人称』は音質が悪すぎるのでコメント無し

広州GNZ48として、SNH48全曲オリジナル公演のお下がりではない初の全曲オリジナル公演、チームNIII『第一人称』。

現地ファンによれば、歌詞はほぼゼロ点、衣装はほぼ満点。曲は…。

いつものとおり各曲について好き勝手コメントしようと思ったのだが、広州GNZ48劇場公演のオンライン生放送の音質が悪くて、この状態でコメントするのは不公平なので、やめた。

YouTubeにアップされている上海SNH48、北京BEJ48、瀋陽SHY48のオンライン生放送の録画を「聴いて」頂けるとわかるのだけれど、広州GNZ48だけが楽曲の音源の定位が完全に損なわれている。

理由はよく分からない。広州GNZ48の「控台(調整室)」の設備が悪いのか、インターネット回線が悪くて、映像と音声の品質に限界があるのか。

ただ広州市内で、広州駅の目の前にある超高層ビルの中泰国際広場で、インターネット回線が悪いことはありえないだろう。おそらく劇場の調整室の設備の問題だ。

瀋陽SHY48星夢劇院の最初のオンライン生放送は、チームSIIIデビュー公演『心の旅程』で2017/01/12、音声はモノラル(単頻道)だったが、その後改善されて、今は上海SNH48、北京BEJ48と同レベルのクリアなステレオになっている。

上海や北京、瀋陽のオンライン生放送の音声が、楽曲の音源のミキシング(混音)そのままで放送しているのかは分からない。しかし、少なくとも伴奏の各楽器が左右に振り分けられているので、どういう編曲がされているのかは聴き取れる。

今回の広州GNZ48チームNIII『第一人称』は、初日2017/03/24は、そもそも伴奏に比べてボーカルの音量が大きすぎた。二日目2017/03/25は、伴奏とボーカル、現場の声援(いわゆるMIX)のバランスは良くなったが、依然としてほとんどモノラルにしか聴こえない。

広州GNZ48星夢劇院のオンライン生放送は、以前からずっと音声はこの状態。

広州GNZ48チームGは上海SNH48チームSII『心の旅程』のお下がり、チームZは上海SNH48チームNII『専属派対(僕らだけのパーティー)』のお下がりなので、上海SNH48の初演時にコメントできた。

今回の『第一人称』は広州GNZ48初の全曲オリジナル公演で、他の姉妹グループでは上演していないだけに、実に惜しい。

たとえば「M01.Wake Me Up」は編曲はEDMだが、スネアドラムに当たる音以外はどう編曲されているのか全く分からない。ベースラインはほぼ全く聴こえない。

サビのメロディーに反復がまったくないなど、メロディーはとても良く出来ていると思うのだが、音質が悪すぎて真剣に聴く気がなくなる。サビの「Wake Me Up」の後ろで鳴っているシンセサイザーの和音もよく聴こえない。

「M02.到達まであと5秒(还有5秒到達)」のAメロの途中「要说不在意那是谎话」の部分で、生放送の音量がいきなり上がるし、控台(調整室)は努力はしているようだが、問題は音量ではなくて音質だ。

ちなみに筆者はダンスについては全く分からないけれど、今回の振り付けは地元「広州TOUCH舞団」が担当したらしい。

「TOUCHの振付師の先生のみなさんお疲れさま~3か月のレッスンを経て、GNZ48の『第一人称』初演はパーフェクトに終わりました!(チームNIIIの)みんなすごい!これからも続けてがんばってね~」と書いてある。

たとえば M10.少女革命 の振り付け、とくに間奏部分のダンスは公演の予告映像にも出てきたが、この広州TOUCH舞団のHIP HOP系のダンスの技術が活かされていると思われる。

ロスレス(無損)でなくてもいい。192kbpsくらいでもよいので、できれば音源を公開してほしい。それまでは楽曲コメントは無し。

来週末、初日を迎える上海SNH48チームHIIの全曲オリジナル公演『Beautiful World』は、公平にコメントできる音質であることは間違いないので、期待したい。