広州GNZ48第三弾全曲オリジナルEP『たんぽぽの足跡(蒲公英的脚印)』のタイトル曲の選抜メンバーに、チームNIIIのはるか(熊心瑤)が初めて選ばれた。
シングル曲の選抜メンバーは、広州GNZ48だけで約50名のメンバーがいる中から、運営会社が16名を選んで、録音と発売後のパフォーマンスに参加させる。
選ばれなかったメンバーよりも人目にふれる機会が増え、人気が高まったり、間もなく始まる第四回総選挙(ファンによる人気投票イベント)でも有利になることは確かだ。
そういう状況をふまえて、チームNIIIはるか(熊心瑤)が2017/04/04に中国ツイッター(新浪微博)の長文ツイートに心境を書いていた。
彼女は入団前からずっとAKB48の大ファンという前提で、以下の日本語試訳をどうぞ。
今回、私は初めて選抜組に入りました。
一日店員のとき、私に「今回の選抜に入ってる?」「選抜おめでとう!」と言ってくれる人がいたけれど、まだ発表されていなかったので「そのときになったら分かるよ!」としか答えられなかった。
いま、ついに正式に、公に言うことができるようになりました。みなさんお祝いありがとう。
選抜が発表されたその日の晩、私は決してうれしくありませんでした。名前を呼ばれた瞬間、喜びは驚きや、疑い、不安や恐怖に変わりました。
私は当然”選抜組”の意味を知っていますし、いろいろなアイドルグループの選抜発表にとても関心があります(…)。ずっと選抜組が目標でした。でもそうすればするほど、自分にはまだ選抜組に入る資格がないと思うようになりました。
チーム内のポジションは大部分12~16番でした。第一弾EP『あなたの知らない私』は選抜に入らなかった。心の中で思ったのは、今後は優秀な後輩がますます多くなって、ますますチャンスがなくなるだろうということ。
自分のアイドルとしての生涯はこういうものだろう。絶えず自分を慰めていました。公演で良いじゃない。公演に出演できるのがうれしいし、ずっと劇場で退団するまでパフォーマンスできれば問題ない。選抜組とか、MVとか、劇場外の仕事とかは、もっと可愛くて、もっと美人で、もっと実力のあるメンバーが出るべきで、私には関係ない。
私みたいな人がどうして選抜組に入れるだろう、チームの中で顔面偏差値と総合力は中の下だし、グループ全体の代表の16人にどうして入れるだろう。早くあきらめよう。手に入れるべきでないものを分不相応に望んじゃダメだ、足るを知って、しっかり公演のパフォーマンスをするんだ。
自分で自分を洗脳して、この程度にまでなっていたけれど、内心のいちばん深いところでは少しだけ悔しい思いがありました。ときどきは「私だってかなりイケてるんじゃない……」と思うこともありました。
今までずっとチームメイトにも、先生やファンにも「選抜に入りたい」「舞台でもう少し前に立ちたい」という考えを伝えたことはありません。まず自分の実力を高めるべきでしょ、と思っていました。顔はダメだけど、もし今後ダンスのレベルや人気が選抜組の基準に達したら、もしかするとチャンスがあるかもしれない。
年越しのとき、あるファンが新年の願いは私が選抜組に入ることだと言ってくれました。私は:「まさか、もし私が選抜に入ったらLPLで今年のチャンピオンになれるよ」(×)そう考えると少し悲しかった。(訳注:LPLはオンラインゲーム『League Of Legends(英雄連盟)』の中国プロリーグ)
それにもかかわらず、やっぱり誕生日の特別公演で「一生に一度はGNZ48選抜組に入る」という願い事をしました。
私たちの願い事は実現しました。
「どうして私が入選したんですか?」、それに対する答えは:中国ツイッター(新浪微博)、劇場、握手会の人気を総合的に考慮した、というものでした。私は自分がもう選抜組に入る資格はないと思っていました。みなさんの応援があったからこそ、今回のチャンスをもらえました。みんなに感謝しています。それ以外のことは、行動で伝えます。
私のチームメイトの中には、以前から優れているのに今回意外にも落選したメンバーがいます。私よりも努力して、私よりも優秀なのに、一度も選抜に入っていないメンバーもいます。私が不安ながらも自分でうれしいと思うと同時に、彼女たちのことを悔しいとも思います。今回私は彼女たちの残念な気持ちと努力を胸に、彼女たちの努力がいつか認められることを願っています。
次の選抜にまだ私がいるかどうか分からないけれど、でも選抜組のメンバーになるこの期間、選抜組の基準を自分に要求することにします。
私の理解の中で、「選抜組」は決して「歌をもう一曲歌える」とか「MV撮影ができる」とかではなく、「選び出された、その期間はグループ全体の代表」というものです。それはチャンスでもあり、栄誉でもあり、責任でもあり、グループの最高レベルの代表でもあります。
実はこのポジションを失いたくない気持ちは強いけれど、今はまだ「選抜の常連になりたい」と口に出す勇気はありません。ならばそれを目標に努力することだよね!
ここまで読んでくれてありがとうございます。
今回の曲『たんぽぽの足跡』がみなさんに気に入ってもらえますように。ライブパフォーマンスとMVも、ご期待下さい。
GNZ48 Team NIII 熊心瑶
2017.14.3