SNH48が第23回上海テレビフェスティバルで女性兵士青春ドラマなど新映像作品発表

SNH48運営会社のIPビジネスの話題。今週2017/06/12~16に上海で、第23回上海電視節(テレビ・フェスティバル)というイベントがあり、映像制作子会社Studio48が出店していた。

映像コンテンツの見本市みたいなイベントで、以下、Studio48が発表したコンテンツについてご紹介。

SNH48二期生「四千年に一人の美少女」ことキクちゃん(鞠婧禕)は、全40話のネットドラマ『蕓汐傳』の主役としてレッドカーペット(じっさいには緑色だが)に登場。

↓こちらが『蕓汐傳』のポスター代わりのPR画像。

次は、すでにテンセント動画で公開開始されている全50話のネットドラマ『Stairway to Stardom 逆襲之星途璀璨』(逆襲の輝くスターへの道的な意味)で、右端にSNH48二期生カチューシャ(李藝彤)テテちゃん(黃婷婷)がいる。

カチューシャ(李藝彤)とテテちゃん(黃婷婷)の扱いが小さいのは、このネットドラマはStudio48の出品ではなく、テンセントの映像制作会社等の出品で、SNH48はキャストとして出演しているだけだから。

ここからは、同イベントでのStudio48の各種コンテンツ発表会の模様。

↓おなじみ、SNH48グループ社長の王子傑さん。何度も書くけれど、もとはコナミの中国法人の人で、オンラインゲーム開発会社ナインユー(九遊)の社長。SNH48運営会社がアプリを自社開発して、どんどん機能追加したりできるのも、もともとITの会社だから。


↓こちらは新コンテンツ『雪鷹領主』というラノベの映像化作品の署名式(調印式)。販売契約が成立したようで何より。王子傑社長もご満悦。

↓こちらは現地ファンの間で、おおっ、ついにSNH48も軍事モノか、と言われた『鉄甲女兵』。

中国初の、装甲女性兵士隊の軍隊生活をテーマにした青春ドラマ。

こちらがPR画像。ポスターのメンバーが出演メンバーとは決まっていないらしいが、左から、レンレン(吳哲晗)キキ(許佳琪)Bちゃん(孔肖吟)リサ(陸婷)ダイモン(戴萌)ナナコ(張昕)

どうやら、以前中国で流行った太平洋戦争時代の抗日ドラマではなく、現代劇の軍事モノなので、本当の戦時下のドラマではなく、女性兵士の軍隊生活を無理やり青春ドラマにした感じ?

まぁ、「生活センター」という宿舎で共同生活をしていて、お互い仲間でありライバルでもあるSNH48メンバーの日常と、そう変わらないといえば変わらないが。

↓こちらは作品発表会での「7 SENSES」のパフォーマンス。こういうフォーマルな場所でも、全く恥ずかしくないレベルのパフォーマンスができるという意味で、たしかに「7 SENSES」の存在意義は大きい。

左から、ダートウ(陳琳)キキ(許佳琪)ダイモン(戴萌)Bちゃん(孔肖吟)タコちゃん(張語格)なので、Akira(趙粵)とメンヤン(許楊玉琢)は他のお仕事で欠席。

↓そしてこちらにも当然、SNH48のトップスター、キクちゃん(鞠婧禕)が登場。

もう少し背が高ければ、中国の芸能界でキクちゃん(鞠婧禕)はパーフェクトな女性俳優なのだが、ちょっとだけ惜しい。でもSNH48グループでは、もはや押しも押されもせぬトップメンバー。

色んな面で日本の芸能界とは違うので、SNH48運営会社はこういう自社制作のコンテンツビジネスも事業の一つとしてやっていく必要がある、ということなのだろう。

*)2017/06/18追記:この上海テレビフェスティバル授賞式で上海SNH48チームHIIがバックダンサーをしていたので動画を貼っておく。久しぶりに紹介の字幕で「絲芭組合」を見た。SNH48の中国語名(笑)。