SNH48グループのメンバー謝罪ネタを3つ。
まずいちばん下らないネタから。SNH48グループ第四回総選挙のために、各姉妹グループが上海に集結している。
北京BEJ48チームB、チームJは2017/07/22(土)が総選挙前最後の公演で、すでに2017/07/23には上海入りしていたが、チームEだけ2017/07/23(日)昼公演があったため、日曜の夜に飛行機で上海に到着した。
そのとき、中国ツイッター(新浪微博)の某アイドル情報のアカウントから、重箱の隅をつつくような下らないツッコミが入った。北京BEJ48公式アカウントがツイートした、チームEまゆりん(馬玉靈)とシェリー(羅雪麗)のツーショット写真だ。
ぱっと見て何が問題なのか分からないが、2人が座っている場所の下に「禁止坐靠」(座ったりもたれかかったりしないで下さい)という表示がある。
この写真一枚を瞬時に見つけてツイートするとは、某アイドル情報のアカウントは何てヒマ人なんだろうと思う。その後、まゆりん(馬玉靈)は謝罪ツイートをしている。日本語試訳する。
これはすべてわたし個人の間違いです。みなさんの監督と注意にとても感謝しています。ただ一部の人はあまり言い過ぎないで下さい。
でもあの時こちらは仕切る人がいなかっったし、それに確かに足元の字に気づきませんでした。申し訳ありません。
私は怒ってないよ。たしかに私が悪いから。
すごく決まりが悪いけど、みんなツイートを馬玉靈で検索すると最初に出てくるのがこの写真だから。
大丈夫。間違ったことは間違ったことだから。うん!
ただある意味、こういう下らなすぎる醜聞のおかげで、まゆりん(馬玉靈)やシェリー(羅雪麗)を知らなかった現地SNH48グループファンが、彼女たちを知るきっかけになるということで結果オーライ。
2つ目は総選挙直前ならではのネタ。
2017/07/22のSNH48一期生レンレン(吳哲晗)のツイート。日本語試訳する。
please and help me
どうして「お金がなければまた稼げばいい」という比喩にこだわるのか分からない。私はただみんなにそう言いたかっただけで、みんなに家を売ったりお金を借りたりしろなんて言ってない。この総選挙はもともと競争だから。もし私が競争に参加して自分に投票できるなら、公平性がなくなっちゃう。何も言わなければ、私はもう干物になりました(訳注:あきらめましたの意味)って言ったのと同じことになって、もう一度がんばる理由もなくなってしまう。何か言うとすれば、やっぱりハッシュタグ(超級話題)を付けてツイートするとか、また私は何でもやらせてしまうとか、初心をなくしたとか言われてしまう。みんなコメントする前に、色眼鏡でこの言葉を理解するのをやめて下さい。
(訳注:後半は句読点がまったくないのであまり自信がない。現地ファンの中にも「句読点も打てないのか」とツッコミを入れているひとがいた)
最終的には、公式アプリPocket48のメンバーの部屋の中で、ファンに対して謝罪している。下図のいちばん下のメッセージ。
3つ目は、ファンの集団いじめと悪質なクレーマーに、心理的に追いつめられたメンバーの「悲劇」。
北京BEJ48チームB 熊素君(ション・スーチュン)が2017/07/21に以下のような手書きの謝罪ツイートをしている。
1.私は一日店員の仕事の際に感情のコントロールを失って、原因が何であれ、自分の気持ちをコントロールできませんでした。アイドルという仕事はみなさんに楽しみを与えるものですが、私が失態を演じ、礼を失したことはその正反対の行為で、確かに私はアイドル失格です。
2.アイドルというこの仕事をかえりみず、公共の場所で大声で叫ぶことは不適切な行為です。消費者として星夢劇院にやって来たみなさんに私のために不愉快な思いをさせ、私がみなさんの楽しい体験に悪影響を与えてしまいました。本当に心から謝罪いたします。その場にいたメンバーにも、スタッフの気持ちにも悪影響を与え、みなさんを驚かせました。ごめんなさい。今後はしっかりと自分の心理的な受容力と、心理的な素養も強くし、みなさんが私に過ちを改める機会を与えてくださいますよう、お願いします。
最後に、みなさんどうか私たちBEJ48、および私たちチームBのご支援をお願い致します。
彼女が北京BEJ48星夢劇院で一日店員の仕事をしていたときの出来事を、当事者の女性ファンが録音し、わざわざ字幕までつけたものがこちらの動画。
以下、ファンを「F」、熊素君を「X」とする。ファンと彼女の対話は、ある日の公演終了後のハイタッチ会で、ハイタッチをスキップされたされないの言い合い。
X:えっ?
F:どうして私のハイタッチを跳ばしたの?
X:跳ばしてないよ
F:私のハイタッチを跳ばさなかった?でも見てた人がいるよ。すごくシンプルなことだけど。跳ばさなかった?私のハイタッチを跳ばさなかった?跳ばしたよね。
X:してないよ。してない。
F:ポイントは、ポイントはあなたが私とハイタッチをしなかったってこと。(2017/07)16日の夜のチームB公演で私とハイタッチしなかったの。
ポイントはそうじゃなくて、私が最前列の、1列目の17番に座ってて、劇場から出てくるときに私の前に誰もいなくて、私の前の人とすごく距離があったの。
X:跳ばしてないよ。本当にあなたのハイタッチを抜かしてないよ。
F:跳ばしてないってどういうこと?どういうこと?今の問題はさっきVIP室で(誰々さんが)私に言ったんだけど、みんな自分で個人的にこのことを解決すればいいって。それで彼女は出て来なかったの。
X:跳ばしてないって言ってるでしょ!!!!!
F:ほんと?
X:ほんとにあなたのハイタッチを抜かしてないって!!!!!!どうして私にこんなことをするの!!!!!!!
F:私は何もしてないよ。
X:ほんと頭がおかしくなりそう!!!!!!
F:どうして跳ばしたの……
X:どうして私にこんなことするの!!!!!!
F:私は何もしてないって。
X:私の演説会公演のとき20人以上も私のハイタッチを跳ばしたんだよ?!!私は(はっきり聞こえない)してないよ。どうして私に(はっきり聞こえない)こんなことするの?!
F:ちがうって。
X:跳ばしてないって言ってるでしょ!!!!!!!!やってない!!!!!!!!!!!
北京BEJ48劇場の常連ファンの資質を疑う。
彼女がここまで精神的に追いつめられた原因は、彼女の第四回総選挙演説会公演で、公演終了後のハイタッチで何と20人以上もの観客が、わざと彼女とハイタッチせずにスルーして退場したことだ。
演説会公演のために、各メンバーはファンのために特別パフォーマンスとして歌やダンスの準備をし、演説用の原稿も考え、ただでさえいつもの公演より緊張している。
たまたま20人以上が彼女とハイタッチしないなんて偶然はありえない。当然、劇場の常連ファンが事前に示し合わせて彼女に嫌がらせをしたことは間違いない。
以下の画面ショットは、この一日店員イベントで彼女を激怒させたファンの「自己弁護」長文ツイートだ。画像はリンクだけにする。
この長文ツイートを要約すると以下のとおり。「私」はこのファン。「彼女」は熊素君。
・2017/07/16夜公演後のハイタッチで、彼女は両手をおろして、私とハイタッチしない意思表示をした。
・一人前のファンとはメンバー2、3人分間隔があり、うっかりハイタッチしなかったことはありえない。
・すぐ後ろにいた男性ファンにもこのことを確認している。
・私は彼女のファンではない。
・彼女をディスったこともない。
・彼女にダイレクトメッセージを送ったこともない。
・彼女のツイッター(新浪微博)もフォローしていない。
・翌2017/07/17朝、BEJ48顧客サービススタッフにこの状況を連絡した。
・運営会社は2017/07/20までに明確な回答をくれなかったため、同日劇場に行った。
・同日、彼女、支配人、マネージャと話して、彼女に謝罪してもらえば良かった。
・しかしマネージャと話した結果、経営層同席でもメンバーがファンと話し合いはできないとのこと。
・そこで同日午後、一日店員イベントにお金を払って参加し、彼女と直接話すことに決めた。
・そのときの録音は以下のとおり(訳注:上に貼った動画のこと)
・このとき劇場支配人同席で、彼女には指一本ふれず、ただ話していただけ。
・話している途中、彼女は突然、両手で頭をかかえて叫びだし、椅子から地面に崩れ落ちた。
・5、6人のスタッフが彼女をなだめながら、ひきずっていった。
・録音でわかるように、私は終始冷静に話している。
・私は消費者だ!彼女は消費者に対して当然の尊重をしなかったので、理由と謝罪をするのは当然だ。
・彼女は自分の演説会で20人以上のファンにハイタッチを跳ばされたと話しているが、私には無関係だ。
・録音した理由は、証拠を残すため。マネージャと話したときの録音もある。
この女性ファンは、後ろにいた男性ファンに、ハイタッチを跳ばされたことをチャットで確認して、その画面も公開している。
筆者は書きたいことは山ほどあるけれど、あえて書かないことにする。