広州GNZ48 広州日報ドキュメンタリー『夢の工場 ~アイドルの青春の秘密』字幕日本語試訳

広州の新聞『広州日報』制作の広州GNZ48ドキュメンタリー『夢の工場~アイドルの青春の秘密』2017/07/28公開の字幕を、すべて日本語試訳した。

本来なら字幕付き映像にするところだが、時間軸を作っているヒマがないので日本語試訳と照らし合わせながら映像を見てほしい。

いつものようにタイプミスをチェックする時間もないので、ご容赦下さい。

広州、さまざまな文化が交わる場所、その広州東駅付近に非常に熱気に満ちた場所がある。ここはGNZ48の劇場。パフォーマンスしている少女たちは、ほとんどがテレビに出演したこともない。ただこの特定の公演会場でパフォーマンスを行うだけだ。

男性ファン:時間があれば劇場に来ます。時間がなければネットの生放送を見ます。

女性ファン:青春の元気いっぱいで、観てる人のパワーも呼び起こしますね。

男性ファン:ある種の達成感があります。いっしょに進歩しているといった感じの。彼女たちが進歩しているのと同時に、みんなも進歩しているのかもしれません。

従来のタレントたちと比べると、これらの少女たちは普通の素人から始めて、専門的な歌とダンス、演技の訓練を受ける。

キツネちゃん(高源婧):もともとアイドルじゃなかったころは、アイドルってカッコイイなと思ってました。流行の最先端という感じで。でも今思うのは、ファンの努力と自分の努力を通じて、ファンの皆さんのある種の理想になることです。ファンの皆さんの願望を自分自身が実現することです。

ハナちゃん(謝蕾蕾):私たちは会いにいけるアイドルで、ファンが私たちに会うのは簡単なことですよね。大スターとは違って。大スターなら大きなスクリーンで作品を見るしかありませんが。

劇場公演は48系女性グループの中核だ。いま劇場公演は毎週5回。同時に毎回の公演は各種大手サイトで生中継される。ここで少女たちはアイドルになりたいと思い、歌やダンスを学ぶ。

しかし更に重要なのは、どうやってファンの心をつかむかだ。48系文化では、ファン、またの名をヲタ(聚聚)と言うが、彼らの応援も特別だ。ファンは客席で声をそろえてアイドルの名前を叫ぶ。

ミッフィー(劉力菲):面白い仕事でしょ。他人の心のよりどころになれるんですから。ファンのみなさんもアイドルがいるから自分の目標にむかって努力するんです。

女性ファン:最初は批判的な考え方でここへ来たんですが、劇場に入って公演を一回見た後、わぁ、舞台の女の子たちって、こんなに可愛くて人を夢中にさせると気づきました。

男性ファン:育成系については、ファンとアイドルがいっしょに成長するプロセスです。アイドルのファンになるだけでなくて、自分のファンにもなるわけです。

これらあでやかで光り輝いているように見えるアイドルたちも、ふだんは会社が彼女たちのために用意した宿舎に住んでいる。彼女たちの日常生活はどんなものだろうか?

チェンチェン(劉倩倩):振って トン 一 二 三 四 振って トン

チェンチェン(劉倩倩):これは私が好きな人の写真です。ほら、これは私自身。自分自身がとても好きです。それから、これは私のルームメイト(訳注:リカちゃん(唐莉佳))。だいたい一年前です。これです。それからこれは私が好きな先輩(キクちゃん(鞠婧禕))。ふだんヒマなときはめくって見てます。キレイだと思う。心が洗われる感じ。

劉倩倩。決して裕福ではない福建省の家庭に生まれ、現在大学三年生。GNZ48の仕事のために、休学を選んだ。すでに休学二年目だ。

高校時代にアルバイトを始め、店員やビラ配りもやった。ふだんアイドルの仕事で稼いだお金は、家計の足しにしている。

チェンチェン(劉倩倩):私が入団したばかりのとき、両親はじつは二人とも反対でした。というのも、あなた以前は美術を勉強するって言ってたのに、どうして急に音楽やダンスみたいなものをやるの?って。両親は少し納得がいかなかったようです。それで、そんなことをしたら青春を犠牲にしてお金を稼ぐようなもので、そのときにはもう少し年をとっていて、大学のほうがあまりうまくいかないし、こちら(アイドルの仕事)もうまくいかなくなるぞ、って。

ファンから見ると、舞台の彼女たちは光り輝いているが、ふつうの生活にもどれば彼女たちはごく普通の少女たちにすぎない。

毎週月曜日から木曜日まで、劇場以外の仕事がなければ、アイドルたちはダンス室で公演のダンスをレッスンしている。

チェンチェン(劉倩倩):そういう自分自身との戦いが何度もありました。両親の言うように本当に合っていないんだろうかと考えました。つまり、私の年齢は本当に夢を見るのにふさわしくないのかもしれないと。そういう年齢感覚です。

収入がいくらになるかは、完全に人気で決まる。人気の低い少女は、なんとか広州での生活を維持することしかできない。

チェンチェン(劉倩倩):そして大学の学費も自分で貯金する必要があります。大学にもどって勉強するときに、学費があればそれで十分です。私のせいで両親の生活を変えたくありません。結果がどうなっても、両親の生活を必ず良くしたいと思います。こちらの生活はじつは以前よりずっと良くなっています。よくファンのみんながからかって、みんな夢のために入団してるのに、君は生活を良くするために入団したんだねって。でも私はそれも悪いことじゃないと思ってます。

2017/05/20 国際垂直マラソン広州シリーズ

運営会社はときおりメンバーたちのスケジュールに、スポンサーとの提携イベントを入れる。収入を増やして、知名度を高め、より多くの人に彼女たちを知ってもらうためだ。

謝蕾蕾は、二年前にこのグループにやって来た。ダンスと歌をこよなく愛し、女性俳優になるのが夢だ。彼女は今年高校3年生で芸術科大学の受験生。

進学にあたって、家族は最初、彼女が芸術科の道に進むことに決して同意しなかった。その後同意を得たが、準備不足のため、今年(2017年)始めに受験した大学は思うように行かなかった。

6月の文化学科の大学入試についても、準備が決して十分ではない。

ハナちゃん(謝蕾蕾):普通の家族ならたぶん、子どもにふつうの大学入試をさせたがるでしょう。でも私は子供のころから今まで両親のアドバイスを聞くのがあまり好きじゃありませんでした。仕事と勉強をいま選ぶとすれば、やっぱり仕事を選びますね。最初、学業をしているときにここに来る選択をしましたから。それで一年休学するつもりが一年、二年になり、一年、二年休学して、アイドルの仕事をやり遂げられなければ、休学した意味がありません。

ハナちゃん(謝蕾蕾):ときどき困難に出逢うと、自分はこんなに年齢が低いのに、家族もそばにいないし、自分もやるべきことがたくさんあるって考えることがあるかもしれません。私たち、この間、大学のキャンパスのイベントに行ったんですが、学校での生活を懐かしく思いました。

ハナちゃん(謝蕾蕾):(握手会で)泣いてる。あなたも泣いてる。私もあなたが泣いたのを見たよ。
2017/06/26 GNZ48感謝握手会

毎週の固定数の劇場公演のほかに、定期的にファンはEP(ミニアルバム)を購入することで握手券を入手し、握手会でアイドルと”一対一”の接触ができる。EP一枚ごとに握手券が一枚。

リカちゃん(唐莉佳):握手会はじつはファンとアイドルの一対一の交流で、そういうものがファンとアイドルの距離を近づけてくれます。

ミッフィー(劉力菲):ファンの大多数は忠誠心などを伝えに来ます。それから、あ~フェイフェイ、僕は広州以外のところから来たんだよ。君のことが大好きだ、という感じで。

すごくカワイイね。今の人ってほんと。今のファンのみんなの間では、カワイイ系アイドルが流行ってるよね。

女性ファン:まずCDの中に生写真が一枚、それから握手券が一枚。

握手券一枚で10秒握手ができる。一度に12枚まで使える。好きなアイドルを握手をするために、往々にして数百元を費やす。ファンはアイドルと少しの間おしゃべりをするためでも、大金を使うことを惜しまない。

男性ファン:彼女たちはみんな学業とこちら(アイドルの仕事)を両立してるでしょ。でも僕ら(ファン)も仕事もし、公演も見に来るのと同じです。なので両立することを僕も学びました。

男性ファン:育成系アイドルに対面するのは、完成品よりも楽しいと思いますよ。一年前の彼女と一年後の彼女で、違うところをを見ることができます。それが面白いんです。

男性ファン:チーム内で円陣を組んで、努力、頑張るぞ、って言います。それに彼女は可愛いですし。
ハナちゃん(謝蕾蕾):私たち朝10時から始めて、それから今は5時10分。じつはけっこう顔なじみの人がたくさん来るんです。いつも劇場に私たちを見に来てくれていて、いつも握手会に来てくれます。そう。基本的に大部分のファンの名前は覚えられます。

夜中 00:30 公演終了後の見送り

公演が終わって一時間後、劇場の外で多くのファンが帰らずにいた。手を触れられる存在だが、あまり近づきすぎると夢を壊すことになる。

この危険性を理解しており、ファンたちはアイドルの私生活に立ち入らない。アイドルもまた、ファンと私的に連絡をとることはしない。これがこの世界の基本となっている。

リカちゃん(唐莉佳):じつはときどき思うんですよ。だってこの道をしっかり歩んでいると、以前想像していた歌手になることと差があることに気づくんです。そういう差に気づいて、もう少し現実的に考えてみれば、歌手になるなんて難しすぎるって思います。

ハナちゃん(謝蕾蕾):いま考えてみると、早すぎたとは思いません。この道を歩むなら早いほうがいいと思うので。いつも舞台でしばらく踊ると、楽屋でめまいがして倒れることもあるかもしれません。体がすごく弱いので。

ハナちゃん(謝蕾蕾):ここが私のベッドです。そう。男の人のベッドみたいですよね。あそこに新しい装飾灯を付けたんです。点けて見せてあげますよ。点けるとこんな感じ。それから机は、こっちが私の机。今年の劇場MVPです。それからトロフィー。

これはオフラインでもっとも人気があるという賞だ。(2017年)4月8日ファン文化祭で獲得した。彼女にとって大事なものだ。

2017/04/08 GNZ48ファン文化祭

その数時間前 GNZ48劇場

チェンチェン(劉倩倩):じつは、今日のこの企画を利用して、この日にファンのみなさんが気持ちの深いところにある考え方を伝えたと思いました。

ファン文化祭では、アイドルのパフォーマンス以外に、ファンもパフォーマンスをした。アイドルは生放送を通して自分のファンのいつもと違う応援を見ていた。ファンの応援会はそれぞれ独特の方法を見せた。ダンスや、ヲタ芸(ファンを応援するダンスの一種)、男装・女装まであった。

チェンチェン(劉倩倩):あらっ、名誉にかけて、こんなの見たことないでしょ。命をかけてるんだよ。これは私たちの点数。みんなが突破するのを楽しみにしてるよ。

チェンチェン(劉倩倩):しかも今晩は本当に足湯をして、足を上げたら、きっとシャワーみたいになりますよ。足の裏からお湯が全部もれますから。(訳注:突起のある健康マットの上で縄跳びをしたので、足が穴だらけになっているに違いないという冗談)

夜7:00 公演前の舞台裏

GNZ48全員での円陣。

夜、謝蕾蕾が最もオフラインで人気のあるメンバー賞を受賞した。しかしチームGは決して最優秀チームを受賞しなかった。彼女はとてもがっかりしていた。

ハナちゃん(謝蕾蕾):私たちはもどってから、生活センターにもどってからミーティングをしました。自分たちのチームをより良くしたいからです。当日の夜は眠れませんでした。ぜんぜん眠れませんでした。日の出を見ましたから。夜通し考えてたのは、自分はいったいどうすれば、チームがもっと良くなるんだろうって。それで翌日は朝から握手会で、そのまま出かけたんですが、ファンのみんなは私の目の下のくまが、あごまで広がってるみたいなのを見たんです。

ハナちゃん(謝蕾蕾):やっぱり悔しいですね。だって私たちのチームのメンバーの中には、すごく良いメンバーもいるのに。私たちのチーム、来年、来年もういちど戦います。

ファンの生活の中で、アイドルは彼らの気持ちの投影だ。「会いにいける」ということが彼女たちのもっとも重要な属性の一つだ。

ファンはアイドルが少しずつ成長するのを見ることができる。彼女たちがより大きな舞台に立つのを見届けられる。これこそ「育成系」の魅力なのだ。

夜11:30 GNZ48生活センター

次の公演の特別曲の準備のため、謝蕾蕾は時間をムダにせずレッスンに励んでいた。彼女だけでなく、多くのメンバーがいつも夜遅くまで練習をしている。

ハナちゃん(謝蕾蕾):いちばん遅い時は、レッスン室で眠ったこともあります。

(レッスン室で眠ったんですか。それで翌朝起きても何時か分からないくらい?)

ハナちゃん(謝蕾蕾):そうです。翌日目が冷めたら朝のレッスンもあって、遅くまで踊って疲れてました。でもレッスンしないのはダメですよね。なのですぐに舞台に行きました。仕方ないです。いま私たちはまだ夢を持っているか?この歌詞全体が励ましになります。すべて夢についての歌詞なので。(訳注:『Beginner』の歌詞のことと思われる)

リカちゃん(唐莉佳):育成されているというより、ファンと私たちがいっしょに進歩している感じです。私たちだけが育成系なんじゃなくて、ファンも育成系というか、だから私たちはきっと両方ともそうなんだと思います。双方とも進歩してるんです。

チェンチェン(劉倩倩):L O V E L O V E

ふだんのアイドルはレッスン後の暇な時間。大部分のふつうの女の子と同じようにテレビドラマを見たり、楽器を弾いたり、して楽しんでいる。

(訳注:以下、キツネちゃん(高源婧)、ハナちゃん(謝蕾蕾)、Kiko(李沁潔)の3人)

食べる?おやつがいっぱいあるよ。/トマトソースある?/ソースを点けるポテトなのにソース無しじゃ食べられないよ/ソース捨てちゃった。ゴミ箱から取ってよ/私もう全部見たよ/ネタバレしないでね/最後はね、彼女が・・・/黙れ!/彼女は自分の境遇を知るんだよ。彼女はあの・・・/黙れ!/わかったよ黙ってる。/食べる?/いらない/いらないならいいよ/あなたに一袋あげなかったっけ?

キツネちゃん(高源婧):私は蟹座で、家が恋しいタイプの星座なんです。でも家に帰るには高速鉄道で十数時間かかります。この前年越しで家に帰ったとき、お母さんのスマホに私の公演の動画があるのを見つけたんです。すごく恥ずかしかったです。なんで私の公演の動画を見るの?って言ったら、お母さんが、本人に会えないからって。そしたらスマホの中が全部私の動画で、何度も何度も見てるらしいんです。じつはちょっと気がとがめました。

2017/04/29 GNZ48一周年公演

公演を見ることはファンにとって生活の一部になっているようだ。劇場に来ることがファンにとってストレスを発散する一種の方法になっている。公演の最後、スタッフは新しく入った14名の二期生を発表した。

ファンの人数はこれほどまでに大きく、SNH48全体で約300名のメンバーがいる。そして多くの新しい血が絶えず入ってくる。

ミッフィー(劉力菲):ああいう14歳でもうアイドルになりに来る子たちは、私にとってプレッシャーが大きいです。私は今もう「老菜皮」(訳注:「小鲜肉」の反対語で新鮮味のないベテランといった意味)ですね。年齢だけじゃなく、資質の面でも、彼女たちの青春のパワーにはかないません。

チェンチェン(劉倩倩):あせりと同時にもっと何ていうか、どうすれば自分が淘汰されずにすむかという感じがあります。だってこの社会はそういう優勝劣敗の感じがありますよね。運命は信じてますけど、でも決めることは出来ません。運命は私のすべてを決めることはできますが、自分で自分の運命を変える能力もあるからです。

(2017年)6月7日、謝蕾蕾は今年の大学入試に参加した。それと同時に、彼女のチームメイトたちは新公演のダンスレッスンに多忙だった。

48系のメンバーの年齢は14歳から25歳までさまざまだ。これら若い少女たちは、入団すると一つの難題に直面する。学業かアイドル業かの選択だ。

舞台上の若い女の子たちは、キラキラ輝いているように見えるが、休学してアイドルをしているメンバーも少なくない。しかし多くは自分の若さに頼って生活している。アイドル業を選ぶことは、少なからぬ時間をかけることになるため、同時に学業を両立する難度は大きい。

ハナちゃん(謝蕾蕾):大学入試が終わって、成績が出てきたとき、たくさんのファンの方が私に、この道を選ぶことは正しくないかもしれないと言いました。

(キャプション:彼女は志望の芸術科大学に落ちた)

ハナちゃん(謝蕾蕾):というのは本来、最初大学入試を選んだとき、たくさんのファンの方がいままでたくさんの先輩がそうやって失敗していると教えてくれたからです。それでもやってみるの?って。私は子供の頃から他人のアドバイスを聞くのがあまり好きじゃなくて、やりたいことがあれば必ずやるんだと思っていました。なので今回の失敗は、自分が引き受けなければいけません。

ハナちゃん(謝蕾蕾):なのであの日私にそう言ってくれたファンのみなさんを、失望させたと思ってます。みなさんを失望させたとしたら、自分も悲しいです。

(キャプション:資料映像)

私たちは人生を歩んでいく中で、無数の分かれ道に対面する。東西南北、どれか一つを選んで進むことしかできない。彼女はいま人生の十字路に立っている。未来の道をどう歩むべきか。

ハナちゃん(謝蕾蕾):そう。大学入試の後、私は休学することを選びました。一年二年休学するでしょう。一年二年経てば、その時自分は本当にもう一度入試を選べる能力が身についていると思います。

チェンチェン(劉倩倩):たぶん9月、それか来年の2月3月には実家に帰って勉強します。どちらにしても学業を落とすわけにはいきませんから。そのときには両方を両立させられるかもしれません。

ミッフィー(劉力菲):私はいまもう大学を卒業してますから、私たちグループの多くのアイドルたちとは事情が違います。学業をすでに終えていればそういう悩みは全くありませんから。いまは本当にアイドルを仕事としてやっていることになります。

リカちゃん(唐莉佳):夢を追いかける道では、いちばん重要なのは自分が夢を追いかける過程だと思います。少なくとも夢を追いかける中では楽しくなければいけません。時間をムダにしないで、一生のうちで自分がいちばんやりたいことをやればいいんです。私はそれで十分だと思ってます。

すべての人が科学者になれるわけではない。大スターになれるわけでもない。ここでのアイドルの生活では、大多数の少女たちにとって、これは一つの仕事にすぎない。

ある人は言う。アイドルの価値は、ファンが「理想的な人生の結末を知ることができる」ことだと。

(おわり)