上海SNH48チームXが、先日のSNH48グループ第四回総選挙で『ドリームフラッグ(夢想的旗幟)』を歌うときに着た衣装が、運営会社から一方的に「封印」されたらしい。今後はいっさい使えない。
チームXキャプテン・李晶(リー・チン)が2017/08/11 17:01のツイートで明らかにした。
そしてコメント覧でも怒りをあらわにしている。
李晶(リー・チン):冗談で言ってるんじゃないよ。私の今の気持ちは「10か月かけてお腹の中で育てた子どもが、生まれてきたら別の人に持っていかれた」そういう気分。やりきれない。
天草(王曉佳):自分の衣装は当然着ていいと思う。デザインのときみんなが賢明に努力して、もともとこの曲のためにデザインしたんだよw
李晶(リー・チン):いま唯一のなぐさめといえば、「私たちがいろいろ考えて作った衣装が認められた。ただ着られないだけ」ということ。
李晶(リー・チン):当時この衣装のために、私たちチーム全員がみんなと何度も話し合って、衣装部とも何度も話し合って、ダンスの先生も私たちの思いを振付けで伝えてくれて、そのすべては『Run for the dream』を完璧に歌うためだったのに。結果は…
(訳注:『Run for the dream』はSNH48 15th 全曲オリジナルEP『彼此的未来(お互いの未来)』収録のチームX曲のこと。もともと第四回総選挙コンサートでチームXはこの衣装でこの曲を歌う予定だったらしい。またこの衣装は今後、チームX専属のものになる予定だった)
スイスイ(楊冰怡):この衣装、カッコよすぎるからだよ。
チュンチュン(姚禕純):本当に頭にくる。自分の衣装なのにどうして私たちが着ちゃいけないの。
この件、じつはまだ具体的な理由がはっきりしていない。
チームXではなく他のチーム専属の衣装に変更されたということはほぼありえないので、この衣装そのものがお蔵入りになったのだろう。
ではこの衣装がお蔵入りになった理由は?
現地ファンには筆者同様、欅坂46のスタイルに似すぎているからという意見もあるが、いまや日本のAKSと決裂しているSNH48運営会社がそんな理由でお蔵入りさせるはずがない。
だとすると残りの理由は、欅坂46がもともとこのスタイルの衣装を着始めたときに批判を受けた理由だろう。つまり第二次大戦中の帝国主義を連想させるからだ。欅坂46の場合は特定の衣装がナチスドイツを連想させただけだが。
真相はこのまま誰にも分からないかもしれない…。