上海SNH48の2年がかりの爆笑ネタがいまだに続いている件。
SNH48メンバーがイメージソングを歌っている『純潔心霊~逐夢演芸圏(純粋な心~芸能界に夢を追って)』という映画が、2017/09/22ついに公開された途端、超駄作で話題になっている。
SNH48との関わりは、2015/02/04にSNH48第一回総選挙のTOP16メンバーが北京で開催された映画の制作発表会に参加したこと。
その丸一年後、2016/02にSNH48五期生チームXIIメンバーが、中国のリゾート地・三亜でこの主題歌のMV撮影をした。ヘリコプター3台、スーパーカー10台、大型クルーザ2艘が使われるという超豪華MVになる、はずだった。
ところがそのMVはいつになっても公開されず、2015年末に完成していた映画も公開されず、誰もが忘れていた頃に、突然、先週になってSNH48メンバーが録音したイメージソングが公開された。
このヒドすぎる歌は、監督自身の作詞・作曲。そして2017/09/22、完成から2年をへてやっと公開された映画は、中国のレビューサイト「豆瓣」で905人のうち96.5%が星1つという酷評。超駄作ということが中国のニュースサイトで話題になりつつある。
これに対して監督が中国ツイッター(新浪微博)の同映画公式アカウントで公開翌日の今日「豆瓣」に抗議するという、意味不明の展開になり、その抗議文を、中国ツイッターのエンタメ業界のアルファブロガー「公元1874」さんがリツイート。
コメント覧で、この主題歌の作詞・作曲が監督自身ということと、「歌っている子たちはいい子なんだけれど、この歌が…神曲」と書いてくれている。このアルファブロガーのフォロワーは350万人いる。
さらにこの主題歌へのツッコミを、「耳帝」という音楽関連のアルファブロガーがリツイートし、「右のこの歌には驚いた。二十年前の田舎のスケートリンクに流れていたディスコとヘルツの合体だ!」
「赫兹(ヘルツ)」は周波数の単位と、物理学者の意味しかないので、何を指しているのか筆者は分からないが、とにかくヒドい曲だというリツイート。このアルファブロガーのフォロワーは708万人。
このネタだけで、SNH48にとってものすごいネタをネットのエンタメニュースに提供したことになる。
そもそもこの映画になぜSNH48運営会社が関わったのかというと、2015年当時、まだまだSNH48が無名でいろんな営業の仕事をする必要があり、たまたま関わったというだけのことだ。ところが実は「虚言症」的な監督がホラを吹きまくった駄作ということが、その後少しずつ分かった。
SNH48が歌った主題歌も、途中、この監督が一時期話題になった中国の「不細工アイドルグループ」、サンシャインが代わりに歌う歌わないで、監督がSNH48運営会社と少しもめたこともあった。
さて、このネタ、今日2017/09/23になって出てきたばかりのなので、中国のネットのエンタメニュースでこれからどれくらい盛り上がるか、楽しみ(爆)。