上海SNH48二期生ルーリー(曾艷芬)不可解なSF小説ツイート後、退団宣言

上海SNH48二期生チームNIIルーリー(曾艷芬)が劇場公演に出なくなってもう1か月以上になるが、昨日2017/11/12に中国ツイッター(新浪微博)で長文を公開したので、日本語試訳しておいた。

ところが今日2017/11/13 16:54に下記の長文の続きをツイートするとともに、コメント覧で退団を宣言した。

まずその退団宣言コメントから。

私は少しの時間だけとどまってみんなにお別れをしにきました。でも私はずっと同じ場所にとどまっていることはできません。みんなが希望する仕事は今の私にとって負担です。私はすべて拒絶します。でもやっぱり少しみんなと別れがたいです。最後のこの少しの時間で、みんなのために何かできればいいと思っています。

そして昨日2017/11/12に彼女がツイートした長文が下記の通り。原文は後半につけてある。

SF小説を書いた。
タイトルは
『130』

「えっ?まだ知らないの?君はもう死んでるよ。」

「は?そうなの?」

「そうだよ。君って本当に気づくのがおそいな。」

「だって誰も僕に言ってくれなかったし。」

「それは当然だよ、わざわざ失敗者に言ってくれる人なんていない。本当に残念だね。君の負けだ。殴られるんじゃないか?こんなバカはいないよ。それにこんな…残忍な奴はいない。
これは綱引きみたいなもんだ。負けても勝っても引き分け。競争のプロセスはいつも激烈だ。大自然には安逸で楽しい試合なんてない。」

「でも、どうして試合は終わったの?みんなまだそのまま残ってるよ。」

「それは、僕にも分からないよ。勝利者は勝利を祝って、次のもっと強烈な試合をしに行く。失敗者だけが、失敗者どうしでいっしょに集まるのを拒絶して、一方では、自分を慰めながら楽しく過ごしてればいい。真相は重要じゃない。勝敗は重要じゃないから一方は分裂し始める。お互いの間で大小いろいろな対戦が行われてる。もしかすると、彼らは自分が失敗者じゃないことを、証明するためにやってるのかもしれない。彼らは分かっていないんだ。それこそが、彼らが試合に負けた理由なんだけれど。
本当に楽しいかどうかは、君たち自身にしか分からないんだ。」

「僕はたぶん分かってる。」

「そのわりに君はこだわりがないね。僕が見てきた多くの人たちは、バカになってしまうか、その人の口を塞いで、先に彼を嘲笑してしまうかだった。そしてさらに彼を非難して攻撃して、最後には……」

「僕もずっと何となくこの世界はちょっと正常じゃないと思ってる。だから完全に分かってないとは言えない。今わかったよ。たくさんのことには答えがあるんだね。本当にほっとした感じがする。教えてくれてありがとう。」

「君が知りたいと思っているから、僕は君に教えたんだ。分かってなくても楽しく過ごせるああいう人たちの中には、彼らの平穏な生活をぶち壊すようなバカな人はいない。自分で努力して結果を手に入れる危険を冒さないんだ。」

「でも、僕は彼らに教えてあげたい。」

「何を教えるんだい?!その後どういう結果になるか、君は本当に分かってるのかい?」

「分かってる。縛り上げられてしまうかもしれない」

「バカだな!もしこの世界で自分はそういうふうに”生きて”いればいいと思ってるなら、君はどうしてこの平穏を打破しようとするんだい、必要もない混乱を作り出すんだい!」

「君は人類が人類そっくりの人類に至るプロセスを経験していないのかもしれない。だから身にしみてわからないんだよ。
僕もついさっき知ったばかり。どおりで強がっているのは僕じゃなくて、この失敗した世界が、世界全体が強がってるんだね。」

「……そうだったのか……僕はてっきり……
君たちは幸せに暮らしているんだと思ってた。本当の人類よりもっと人類らしいね。」

「まさか、僕らだって分かってるよ。生存競争、優勝劣敗、ダーウィンの進化論、等々。でも自分が淘汰される一人だなんて、誰も受け入れられない。
自分の失敗をまず受け入れないなら、自分の失敗の原因も分からない。永遠に勝利者のあちら側にはなれない。そうだろ。」

「そうだね。」

「僕は今から走り出せば、次の日の出に間に合うかもしれないだろ?」

「……それは僕には答えられない。僕が責任をとれるのは、母体が閉じてしまう前に、彼女はずっといちばん優秀な種を待ってから、新しい宇宙を育む、このことを君に教えることだけ。
でも君が存在する時空では、自分がどこにいるか分からないし、自分が何をしているのかも分からない。自分で一つの小さな世界を創造して、その中でひとりで得意になっている。母体がいつ閉じるかも構わず、この世界の結果は全部いっしょじゃないか?歴史は残酷だよ。いっしょに走ってくれる人のことなど忘れてしまうし、新しい生命が出来た後、淘汰された種がどこへいったかなんて気にしない。まだ生きているかもしれないのに、誰が知ってるだろう?誰がそんなこと気にするだろう?」

「確かに寂しいね。」

「ただいま。」

「うん、結果はどうだった?」

「彼らはまだ元の場所でぐるぐる回ってた。僕が話しているのは、どこかの小さな世界の中の事だと、彼らは思いこんでる。彼らが言うには、”僕ら”はただの普通の人で、みんないつかは死ぬんだから、考え過ぎないように、そんなに疲れるまで考えないようにって、僕に言ってくるんだ。」

「彼らは君を引き寄せようとしたんだよ。綱引きの試合を始めたんだ。でもそれはどうしようもないことで、ここでも起こりうること。多かれ少なかれ、みんな傲慢で、無知で、安逸を貪って、自分の殻に閉じこもっている人で、それが君たちがここにいる原因だよ。君のことを信じて、君より多くを知っていて、君より優秀な人は、全員もうこの世界にはいないんだ。でも彼らはたくさんのものを残してくれている。助けて欲しいと思っている人の助けになる。」

「言えない秘密、だよね?」

「それを言おうとは思わない。もし君が本当に探し出したいなら、どこにでも見つかるさ。どの国家でも、どの歴史でも。いたるところに真実の世界へ通じる門はある。でも全ての人がその門を開けられるわけじゃない。鍵が必要なんだ。」

「たしかに難解で、複雑だね。たくさんのパスワードがあって、一つひとつの門の向こう側に、またたくさんの門がある。」

「君がやりたいことが全ての門を開くことでなければ、そのうち一つだけを開けば、門の向こう側の世界に入れる。そうすれば他の門の意義はなくなる。君がやっているのはパスワードを解くゲームじゃない。言っておくけど、君の時間は多くないよ。」

「たしかに。いつも我慢できずに残りの門も開こうとするから、それでたくさんの時間をムダにしてしまう。」

「でも君はたしかに前進していると感じている、何かに引き寄せられていると感じている、そうだろ。その方向ははっきりしていて、そこにこそ世界の本体がある。そこだけでしか、人は本当に楽しみを感じられない。でも記憶が時間にのみ込まれてしまって、すべては一杯のスープに濃縮されてしまう。君は最終的にはもう誰のことも覚えていないし、誰も君のことを覚えていないだろう。」

「唯心主義みたいに聞こえるね。」

「そうだよ。誰かがその考え方で君を縛るだろう。でも彼らが言っていることと、僕が言っていることは、根本的に違うことなんだ。僕が言っていることは、かなり厳粛な自然現象と規律のことだ。」

「残酷な自然法則。」

「そうじゃないよ。生命を創造して、死亡も創造する。不平等な環境の下であると同時に、全ての人に平等な競争の機会が与えられている。優しくもあり、厳しくもある。天使でもあり、悪魔でもある。」

「じゃあどうすれば僕は……」

「誰も世界を助けられないんだよ!世界を助ける人たちは全員彼らに、釘打ちにされて殺されてしまった。でももし彼らと君との間に本当に引力があれば、君に引きつけられることもあるだろう。ただしその前提は、君が必ず自由でなければいけない、何物にも引きつけられるんじゃなくて。そうして君自身が一つの母体になって、彼らを引きつけるんだ。彼らが君を引きつけるんじゃなくてね。同じように一つの全体ではあるけれど、でもそのことが君たちが存在している場所全体を決めることになる。」

「違う。僕が言いたいのは、どうすれば僕が…それを壊滅させることが…できるかなんだ…だって僕は一人の悪役で、悪役の世界にいるから。悪役の夢はどれも悪役の世界を救うことはできない。君には分からないかもしれない。一群の人たちが砂で城を作っているのを見ながら、まさに完成しようというときに、無情にも波が押し寄せて壊してしまう。そういう崩壊、絶望的な瞬間、虚偽の美しさが粉砕されてしまう瞬間。それってほんとに面白すぎるよね。」

「君は狂ったのか。」

「あっ、そうだ。君は言ったね。僕たちはすでに死んでいるって。いったいどういう意味?」

「字面どおりの意味さ。」

「どうりでちょっと間違っているなと思ったわけだ。僕は子供の頃学んだことをはっきり覚えてる。方位磁石の赤色が指す方向が南極だと。」

「君の記憶力はなかなかだね。どうやら時間はやっぱり寛容らしい。でも相対的に言えば、赤色はどこを指していても正しいんだ。万事万物には陰陽、正負の両極があって、赤色が南極の場所を指している場所があれば、赤色が北極を指している場所も同時に存在する。」

「古代人の言っていたあの世とこの世、そうでしょ。」

「現代人の言う平行世界のことでもある。」

原文は後でつけるが、おせっかいながらこの文章の内容を整理しておく。

冒頭で死んでいると言われた方をA、死を宣告している方をBとする。

Aはかなりシンプルな価値相対主義者で、世の中に絶対的な善悪は存在しないと信じており、善悪、真偽、勝敗にこだわる一般人をバカにしている。逆に一般人には、Aの考え方は理解できない。

しかしAは自分の考え方に自信がない。それに対してBは、一般人から見るとAの考えが理解を絶するので、Aは死んでいるように見えてるんだよ、と教えてくれる。同時にBはAの考え方を認めてくれる。

それでAは喜んで一般人の世界にもどって、自分の考え方を広めようとするが、Bは引き止める。そんなことをしたら一般人の世界に混乱をもたらすだけなので。

そこでBは、一般人の世界全体が新しい原理によって、より優れた世界に生まれ変わるのを待つように言う(母体うんぬんの部分)。

それで納得したAは一般人の世界に一度はもどるが、相変わらず一般人は絶対的な価値を信じたままだ。それどころか、Aを一般人の考え方へ引き寄せようとした。

それに我慢できず、AはまたBの世界に戻ってくる。Aは一般人の世界で自分の考え方を持ち続けるにはどうすればいいのか、Bに質問する。

Bは、一般人の世界全体を変える(=すべての門を開く)努力に意味がないことを、Aに納得させようとする。一般人の世界では、Aのような価値相対主義者は淘汰されることになると。

その典型例がイエス・キリストで、善悪の相対主義を説いたために十字架に釘打たれて処刑される。(中国語で「钉死」が何を意味するかは百度の画像検索で「钉死」を調べると分かる)

本気で一般人の世界を変えたいなら、まずAが一般人の価値から完全に自由になる必要がある。つまり一般人の世界全体を産み出せるような存在(=母体)になる必要がある。

それさえできれば、門をすべて開ける必要はなく、一つ開ければいい。ただそれは同時に、一般人の世界から消えてなくなることになる。

ここでAは、一般人の世界ではどうせ自分は悪者なんだから、一般人の世界全体を悪者の立場から滅亡させれば、世界全体を変えることができると気づく。このあたりはキリスト教の終末論、最後の審判。

最後の方位磁石の話では、また価値相対主義の話にもどっており、議論が発展していない。(なお中国の方位磁石は赤が南)

このルーリーの文章を読んでいると、体系的な哲学史の勉強をせず、自己啓発書や、自然科学入門書をかじった程度だと、こういう安っぽいニヒリズムにたどりついてしまうんだなぁ、とつくづく思う。

彼女は、自分が「悪者」にされている現状を自分で納得するために、そもそも善悪の区別は相対的だ!と主張することを思いついたらしい。そこまでして彼女が自分の置かれている状況を解決したいと、切実に願っていることは理解できる。

しかし、一般人の世界で堂々と価値相対主義を主張してしまうと、自分の頭の中で問題は解決するが、一般人から見ると単なる「頭のおかしな子」になってしまう。

ほとんどの人間は大人になれば、この程度の価値相対主義にたどり着くものだ。分かりやすく言えば「世の中キレイ事ばかりじゃない」ということだ。

でもそれを現実の生活で彼女のように真剣に議論すると、頭のおかしな人と思われることは大人なら分かる。だからそんなことは横において、普段の生活をするわけだ。

それでもルーリーが、どうしても二元論や、価値相対主義や、ニヒリズムの向う側にある考え方にたどり着きたいのであれば、大学でちゃんと体系的な哲学史の勉強をすべきだ。そうすれば、彼女の考えていることくらい、数千年前にとっくに考えつくされた取るに足りない思想だと分かる。

現地のSNH48ファンの一部が、「彼女はもっとたくさんまともな本を読むべきだ」というのは、その通りなのだ。別に彼女に対するディスりでも何でもなく、その通りなのだ。

ところで、彼女が住んでいるのが中国なだけに、この文章はかなり危険である。

彼女がヘンに自分の「思想」に自信を持って、聞きかじりの哲学や宗教や自然科学がごっちゃになった「新興宗教」的な発言をしつづけるのは危険だ。

たとえば、方位磁石の「赤」は特定の方向を指しているわけじゃないとか、砂の城の虚偽の美しさが崩壊するのが面白すぎるとか、こういう部分が中国ツイッターを「検閲」している人間に、共産党批判やアナーキズムと「誤解」されたらどうなるだろうか?

写一本科幻小说
名字叫
《130》
“咦?你还不知道吗?你已经死啦。”
“蛤?是这样吗?”
“对啊,你可真后知后觉的。”
“因为没有人告诉过我这件事啊。”
“那当然啦,谁会特意去告诉一个失败者,真遗憾,你输了。会被揍的吧?谁都不会这么傻,也不会这么…残忍。
这是一场拔河比赛,不管输赢还是平手,当中竞争的过程总是很激烈的,大自然里可不存在什么安逸快乐的比赛。”
“可是,为什么比赛结束了,大家都还一直没有离开。”
“这个,我也很纳闷啊,胜利者去庆祝胜利了,开始进行下一轮更强的竞赛,只有失败者拒绝失败聚在了一起,一边安慰自己活得快乐就好,真相不重要,输赢不重要一边开始分裂,相互之间进行着一些大大小小的比赛。也许他们是为了以此证明自己不是个失败者。可他们不知道,这正是他们输掉比赛的原因。
是不是真的快乐,也只有你们自己知道了”
“我大概知道了。”
“你倒是很洒脱啊,我见过很多人,要么疯了,要么堵上那个人的嘴,先是讥笑嘲弄他,再是指责攻击他,最后是……”
“我也一直隐约觉得这个世界有点不对劲,所以也不算完全不知道。现在知道了,很多事都有了答案,真的松了一口气的感觉,谢谢你告诉我。”
“是因为你想知道,我才告诉你的,那些觉得不知道也可以过得很好的人,没有人会那么傻去破坏他们的平静,让自己冒这种吃力不讨好的险。”
“可是,我想告诉他们。”
“你说什么?!你真的知道你会有什么后果吗?”
“我知道。也许会被绑起来 ”
“你疯了!如果这个世界自己都觉得就这么“活着”就很好,你为什么要去打破这份平静,制造不必要的混乱呢!”
“也许你们没有经历过从人类到类人类的过程,所以不能体会。
我也是直到刚刚才知道,原来不是我自己在逞强,而是这个失败的世界,整个世界都在逞强。”
“……原来……我还以为……
你们活得很幸福,比真正的人类更像人类。”
“怎么可能呢,我们都知道,物竞天择,优胜劣汰,达尔文进化论,等等。可是却没有人能接受,自己是被淘汰的那一个。
不先接受自己失败的话,就不会知道自己失败的原因,也就永远不会成为胜利的那一方,对吧。”
“是的。”
“我从现在开始奔跑的话,有可能赶得上下一个日出吗?”
“……这个我无法回答你,我只负责告诉你,直到母体关闭之前,她都一直在等待最优秀的种子,去孕育一个新宇宙。
可是你所在的时空,不知道自己在哪,不知道自己在做什么,自己创造了一个小世界,在里头沾沾自喜,不管母体什么时候关闭,这个世界的结果不都是一样吗?历史很残酷,不会记得陪跑的人,谁都不会关心新生命出来之后,被淘汰的种子去了哪里,也许还继续存活着,谁知道呢?谁在意呢?”
“确实是很悲凉。”

“我回来了。”
“嗯,结果如何。”
“他们还在原地打转,以为我说的是哪个小圈子里的事情,他们说“我们”只是普通人,都是会死的,让我不要想太多,想得那么累。”
“他们在吸引你过去,拔河比赛开始了,那也是没办法的事情,会在这里的,或多或少都是些傲慢无知贪图安逸固步自封的人,这是你们会在这里的原因啊,那些会相信你,比你知道得更多,更优秀的人,都已经不在这个世界了。但他们留下了很多东西,可以帮助想要得到帮助的人。”
“不能说的秘密,对吗?”
“这个我不敢说。如果你真想找的话,到处都找得到,每个国家,每个历史。到处都是通往真实世界的门,但不是每个人都能打开的,需要钥匙。”
“确实很隐晦,很复杂,好多密码,每一扇门后面都有好多好多门。”
“你要做的可不是打开所有的门,当你打开了其中一扇,走入门后的世界,其它的门的意义就不存在了,你可不是在玩解密游戏,我要提醒你,你的时间不多。”
“确实,总是忍不住去打开剩下的门,为此花费了好多时间。”
“但你感觉到确实在前进,在被什么吸引过去,对吧,明确那个方向,那里才是这个世界的本体,只有在那里,人才会真正地感到快乐。而被时间吞食的记忆,都会浓缩成一碗汤,你终将不会再记得任何人,也不会有人记得你。
“听起来像唯心主义。”
“是啊,会有人拿这个来绑住你。但他们说的跟我说的根本不是一回事儿,我说的可是相当严谨的自然现象和规律。”
“残酷的自然法则。”
“可不嘛,创造了生命,也创造了死亡。在不平等的环境下同时赋予了每个人平等竞争的机会,既温柔,又严厉,是天使,也是魔鬼。”
“怎么样我才可以………”
“没有人能拯救世界!拯救世界的家伙都被他们钉死了。但如果他们跟你之间真的有引力,也是会被你吸引过去的。前提是,你必须是自由的,没有被任何东西吸引住,这样你就成了一个小的母体,是你在吸引他们,不是他们在吸引你,虽然同样是一个整体,但这个决定了你们这个整体身处的地方。”
“不,我是想说,怎样我才可以…毁灭它……因为我是一个反派,在一个反派的世界,没有哪个反派的梦想是拯救反派世界的,可能你不了解,看着一群人用沙子堆一座城堡,在即将完成之前,被无情的海浪冲毁了,那种崩塌,绝望的瞬间,虚伪的美好被粉碎的那一瞬间。简直太有趣了。”
“你这个疯子”

“啊,对了,你说,我们已经死了,到底是什么意思?”
“字面意思。”
“难怪我觉得有点不对劲,我明明记得小时候学的是,指南针红色的那一头是指向南极的。”
“你的记性不错嘛,看来时间还是太宽容了,但是相对来说,红色指向哪里都是对的,万事万物都有阴阳,正负两极,有一个红色指向南极的地方,也会同时存在一个红色指向北极的地方。”
“也就是古人说的阴间和阳间,对吧。”
“也是现代人说的平行世界。”

ツイートが削除されるといけないので、画面ショットは以下。(というより一刻も早く削除した方がいいと思うけれど…)

画面1画面2画面3