昨日2017/11/15(水)上海SNH48チームNII四周年記念公演が行われたが、終了後のハイタッチ会で二期生ななし(馮薪朵)がハイタッチを跳ばされたようだ。
以下、外国人(日本人含む)が巻き込まれる心配はありません。あくまで現地ファンの問題としてお読み下さい。
本人と二期生カチューシャ(李藝彤)が公式アプリ「Pocket48」の「メンバーの部屋」に書きこんだ内容を日本語試訳しておく。
↓こちらは日付が2017/11/12なので公演の前。ななしの「メンバーの部屋」
「メンバーの部屋」は、下がファンからの質問、上がメンバーの返答。日本語試訳は分かりやすいように上下をひっくり返す。
ななし「あ?じゃあその場でそいつの腕を捕まえてカメラの前に連れて行ってみんなにお披露目するっていうのはどう?」
つまり、ななしのハイタッチを跳ばす観客がいると予告している。
↓当日、実際にななしのハイタッチを跳ばしたファンがいて、それに対するななしの反応。
ななし「まず会社に身分証と電話番号を調べてもらう。あわてないで。その他にもハイタッチを跳ばした人には特典がある。もし私にこうしてほしければ、いいよ。何人かとツーショットするくらい何でもないから はははははは」
ななし「でも(ツーショット写真は)公開しない。自分で分かればそれでいいよはははははは」
ななしのハイタッチを跳ばした人は、運営会社に探し出してもらって、自分と無料でツーショットを撮る特典をあげる、という意味。
ななし「うむむむむむむむ 頭を使うっていいものだね」
ななし「まず情報を調べるのは、当然ハイタッチを跳ばした人と、ハイタッチを跳ばすと予告した人が、同一人物かを確認するため。これは必ずハッキリさせる必要がある。間違った人を捕まえるのはすごく怖いから。この事の性質は違う。ハイタッチを跳ばすことと、前もって計画してアンチに対面することは別のことだから。四年たってもハイタッチを跳ばす人が少なくない。どうして今回だけガマンできないの?もし私がガマンしたら、第二、第三、もっとたくさん(ハイタッチを跳ばす人が)出て来る。何もしなければこういう風習を助長するだけになる。あの時会場全体でハイタッチを跳ばしたのが一人だけで、まだ良かった。他のファンにはとても感謝してる」
実は以前、私もそうしたかったけど、チャンスがなかったははははは。(訳注:「そうしたかった」というのは、ハイタッチを跳ばした観客に対して、ななしと同じようなことをしたかったという意味)
次に同じことがあったら、私も我慢しない。
100メートルダッシュでハイタッチを跳ばした人を捕まえて、大声で叫んでやる:この人がまぎれ込んできたアンチだ!!!!!!!!!!!!
それで劇場の責任者に引き渡して処置してもらう。
ファン「卡宝(訳注:カチューシャのあだ名)、もし君の力で人を捕まえられると思うことがったら?万一相手が頑強だったら……」
カチューシャ「まずスタッフに記録してもらって、それから彼のスマホの番号とユーザIDを調べるよ」
カチューシャ「実はあまりいい感じじゃなかった。やっぱり手のひらと手のひらがぶつかるあの力が伝わる感じが好き」
ファン「彼(訳注:ななしのハイタッチを跳ばした人)とツーショットを撮らないでよ」
カチューシャ「ツーショットはとらないよ。でも彼を厳罰にする」(訳注:中国語の「懲罰」は処罰よりも重い罰の意味)
(以下略)
以前も書いたが、上海SNH48チームNII公演後のハイタッチ会でメンバーのハイタッチを跳ばすと、上記のように身元を調査され、探し出されて処罰されるおそれがある。
以前の事例はメンバーの応援会だったが、今回はメンバー自身が処罰の可能性に言及している。
もちろん中国の法律上、単なる私企業である上海SNH48運営会社に、顧客のプライバシーを本人の同意なく調査する権限はない。
また、以前、突然舞台に上がってメンバーに近づいた観客など、明らかな傷害未遂行為などがなければ、顧客を警察に通報する権限もない。
たとえ四周年記念公演であろうと、いわゆる「アンチ」であろうと、個人のプライバシーを調査する権限は運営会社にはない。当然のことだ。
しかし上記のように、故意にハイタッチを跳ばした観客は、身柄を拘束して運営会社に引き渡すことができると、メンバー自身が明記しているので、実際そうなると考えるべきだろう。
なので以前も注意を促したが、日本人でSNH48劇場に行かれる方々は、不注意でハイタッチを跳ばしてしまった場合、すぐその場でスタッフに故意ではないと説明するのが無難だ。