上海SNH48ハイタッチ会で馮薪朵を故意に跳ばした本人の「反論」

昨日2017/11/15(水)上海SNH48チームNII四周年記念公演が行われたが、終了後のハイタッチ会で二期生ななし(馮薪朵)がハイタッチを跳ばされた件について。

馮薪朵、李藝彤の2人が公式アプリ(公式アプリである点に注意)のメンバーの部屋で、ハイタッチを跳ばした観客は身元を調査し、捕まえて運営会社に引き渡すと書きこんだ件。

中国2ちゃんねる(百度貼吧)に当事者が現れたので、日本語試訳しておく。

なお本件、現時点で運営会社は、馮薪朵、李藝彤に書き込みを削除するよう求めていない。

つまり、現時点で運営会社は2人の見解を支持していることになる。

公演進行を物理的に妨害しておらず、メンバーの身体に危害を加えなくても、メンバーを心理的に不愉快にさせる行為を一回でも行えば、運営会社はその観客に何らかの処罰を与える権利を留保している。

やはり中国と日本では国情が違うが、外国人(日本人含む)は処罰されるおそれはないので、ご安心を。

以下、ハイタッチを跳ばした本人の書き込みと、日本語試訳。

空間を隔ててしか対話できないので、馮薪朵女士の言論ついて回答する。

まず君は身分情報を調査する必要はない。私がその本人だ。

君の言うことがすべて仁義道徳に関するものであるからには、じゃあ僕も自分自身を善人だと描写してみたいと思う。

善人の僕~ハイタッチを跳ばした理由を分かりやすく解説しに来たよ~

まず、以前とある女性ファンが個人のプライバシーの問題で、不注意で馮薪朵女士とのハイタッチをやり過ごしてしまった問題。

(訳注:2017/09/10公演終了後、ある女性ファンがハイタッチ会で、ちょうど馮薪朵の前に来たとき、下着がズレたのを直しすために、故意ではなくハイタッチを飛ばしてしまった。これをネット生放送でチェックした馮薪朵ファンがネット上でこの女性ファンを集団で個人攻撃し、最終的に女性ファンがネット上で謝罪するに至った件)

当時中国ツイッター(新浪微博)で言論や文章によるさまざまな攻撃が行われ、その女性ファンは一つ一つ謝罪することを強要された。

人は、つねに憐憫の心があり、当然、デブヲタである僕自身が心を痛めたのは、その罪もなくディスられた女性ファンではなかった。

僕が心を痛めたのは、君のファンが懸賞をかけたのにムダになったことだ。

(訳注:馮薪朵のファンがこの女性ファンの身元を割り出すために、中国ツイッター上でレモンティーを抽選で賞品として提供することで、身元割り出しへの協力を呼びかけた。しかし女性ファンが自ら名乗り出たため、その懸賞がムダになったことを指す)

現金をたくさん投げ出したのに、最後には逆にオウンゴールになってしまい、無駄な努力になってしまったからだ。

(訳注:抽選でプレゼントする賞品を買うには、当然お金がかかる)

物事はどうやら逆転不可能な方向に変わってしまったらしい。僕はとてもいイラ立ったので、いろいろ脳みそをしぼった末、自分を犠牲にして正義を行うことしかできなかった。

今回ハイタッチを跳ばしたのは僕だよ~懸賞がムダになってすごく残念でしょ~だよね?

喜んで気持ちよくハイタッチ会を跳ばしたら、公演の正常な進行を保証するために、僕は君に手首をつかまれて、かつ写真を撮られる。ただし、君の言行が当を得ているかどうか、じっくり考えてほしい。

(訳注:この人が実際に手首をつかまれて写真を撮られたということではなく、ハイタッチを跳ばすとそういう事になるぞと、馮薪朵が公式アプリPocket48に書きこんだことを指す)

劇場のハイタッチ会は、スタッフに消費者の人身の自由についての言葉を抑制させるものだったとはね、確かに僕はものすごく驚いたよ~

さらにその後、強制的に公共の場で僕の身分証明書番号などの個人のプライバシー情報を調べると言いふらされるとは。

僕は運営会社に確認する必要があるんだろうか。貴社は消費者の個人のプライバシーを守ることができますか?ぷっ!貴社は気軽に消費者の個人情報を提供できるんですか?

すごく恐ろしいよ。可愛い弁護士さんがいたら、僕のために調査してくれないかな。馮薪朵女士が公共のプラットフォームに記述したような方式に基いて、貴社が作業した場合、人情や道理にかなっているかどうか?

(訳注:「公众平台」は公式アプリ「Pocket48」のこと)

貴社の法務部は聞くところによるととてもすごいらしいね。そういう状況下で、事実にもとづいて、弊方に人情にかない、また法理上の解釈に基づいた説明をして頂くようお願いします。

By the way、もし馮薪朵女士、あなたが本当にハイタッチのことを気にするのであれば、僕はあなたが僕の手首をつかんで放さないとき、そのことが理由ではなく、そもそも君がハイタッチする必要のある消費者をやり過ごしてしまう理由であってほしいと思う。

(訳注:ハイタッチを跳ばした観客を本当に捕まえたとすると、その間、後続のファンは馮薪朵とハイタッチできなくなる。馮薪朵が気にするべきことは、ハイタッチを跳ばした人間を捕まえることではなく、捕まえている間に彼女のファンがハイタッチできなくなることではないのか?という問題提起)

何といってもこれは君の義務なわけだから、もしやり過ごしてしまった場合は。あなたがそういう人たちにしっかり謝罪するように願っている。僕の問題についていろいろと考えるのではなくて。

(訳注:ハイタッチを跳ばした人を捕まえることを、馮薪朵自身が自分の義務だと考えているわけだが、馮薪朵がその義務を果たすために、彼女とハイタッチできなかったファンが出てきた場合、そのファンにまず謝罪してほしい、という意味)

もし誰かが握手をするお金を支援してくれるなら、僕は今後わざわざ外地から出かけていって感慨を伝えることにやぶさかではない。あなたと握手するとき、じっくりこの件を、討論しよう。ただ、君が君のハイタッチを故意に跳ばした人たちに謝罪した後であってほしいと願っている。

(訳注:話し合うのに十分な時間がとれるだけの握手券と、上海まで行く旅費を、誰かが支援してくれたら、直接この問題について馮薪朵と話し合うことは全く構わないという意味。自分以外の、ハイタッチを故意に跳ばした人たちについてわざわざ触れているのは、馮薪朵が言及しているのが、今回のハイタッチを跳ばしたこの人物だけでなく、今までハイタッチを跳ばしたすべての観客についてだから)

以上、この問題がどこまでこじれるのかは分からない。

ただ、外国人(日本人含む)は現地のこういうゴタゴタに、法律的に巻き込まれるおそれはないので、ご安心を。