重要な補足:ファンどうしがケンカしてても外国人は安心して公演を見られます

2017/11/15(水)上海SNH48チームNII四周年記念公演で、終了後のハイタッチ会で二期生ななし(馮薪朵)がハイタッチを跳ばされた件の続きだが、日本人は安心して観に行けるようなので、補足。

筆者がこの件のまとめとして、中国ツイッター(新浪微博)で、ハイタッチを跳ばす行為は犯罪ではないので、メンバーや運営はその人物をつかまえる権限はないと、今回の運営の対応を批判するツイートをしたところ、貴重な回答があった。

ハイタッチを跳ばすだけでも犯罪になる可能性がある、とのことだ。

今回は、事前にハイタッチを跳ばすと予告した人物が、予告どおりハイタッチを跳ばし、馮薪朵に手首をつかまれた。

この「事前にハイタッチを跳ばすと予告して、実際にそうした」という行為が、中国の刑法に触れないとは言い切れないらしい。

中華人民共和国刑法 第二百九十三条第四項に“在公共场所起哄闹事,造成公共场所秩序严重混乱的。”という条項がある。「公共の場所で騒動を起こし、公共の場所の秩序に重大な混乱を引き起こした場合」は刑事事件にされる可能性があるということだ。

(民事と刑事の区別を読者の皆さんが知っている前提で書いてます)

では、今回のように、地元ファンが事前に「ある行動」をとると予告している特殊な背景の公演と知らずに、日本人が観に行って、たまたまその「ある行動」、今回ならハイタッチを跳ばしてしまったら、スタッフに事情を聞かれるのでは?と心配になった。

しかし、上記のコメントをくれた現地ファンによれば、外国人と分かれば、その心配はないとのこと。

中国には「外国人の問題は外交問題に発展させない」という原則があるためらしい。(中国で逮捕された日本人のニュースはたまに聞くけれど、北朝鮮と違ってすぐ解放される)

このコメントをくれた現地ファンいわく、「冤罪よりも、隣の席の人が風呂に入っていないことを心配した方がいい」とのこと(笑)。

ところで、この馮薪朵の件、現地ファンの間ではまだ終息しそうにない。彼女のファンと、いわゆる「アンチ」の非難合戦が中国2ちゃんねるで続いている。

以下は今回の件に関する中国2ちゃんねるのスレッドのレス件数。

「这次站冯薪朵,成员难道没权利维护自己的尊严?」というスレッドのレスは959件。
「公开反对冯薪朵握手事件,过了一天再婊一次。 我本觉得每个成」のレスは837件。
「我为什么鄙弃冯薪朵」のレスは2545件。
「二狗亲自和你们聊击掌问题 满意么」のレスは730件。
「论冯薪朵女士的目的究竟是什么?」のレスは697件。

ルーリー(曾艷芬)の退団の次に盛り上がっている(汗)。

そもそも今回、問題の「アンチ」がハイタッチを跳ばす予告をしたのも、2017/09/10に不注意で馮薪朵のハイタッチを跳ばした女性の観客が、彼女のファンからネットで総攻撃されて謝罪した件があり(このブログでもご紹介した)、これを理不尽だと腹を立てたかららしい。

今回、李藝彤も公に馮薪朵を擁護する発言をしたので、李藝彤の「アンチ」も入ってきて、まだいろいろと尾を引きそう…。

最近、上海含めて、たちの悪い現地ファンが増えているのは確からしい。

でも、とりあえず日本人は高みの見物ができるので、劇場に行っても大丈夫です。ご安心を。