上海SNH48メンバーの不適切な発言が一定の規模の醜聞になっている件

あまり書きたくないのだが、上海SNH48二期生チームNIIカチューシャ(李藝彤)が公式アプリの生放送で「アンチ」に「爆発して花火になって天に上れ」「死ね」等と言った件が、現地エンタメニュースにかなりの大きさで取り上げられてしまっているので、経過を書くことにする。

本件、カチューシャが謝罪ツイートをしたので、今日2017/12/16の大手ネットメディア含めた動きを追ってみる。

今回の件が、中国ツイッター(新浪微博)運営会社の情報ポータル最大手「新浪」エンタメニュース公式アカウントに、今日2017/12/16取り上げられた。フォロワー数2,253万のアカウントだ。

なぜか藤原紀香が46歳で若い男性俳優と濃厚なベッドシーン、というニュースと同じツイートに収まっているが、「李艺彤将为直播不当言行道歉(李藝彤が生放送の不適切な言行を謝罪予定)」とあり、記事へのリンクが付いている。

新浪エンタメニュースの記事はこちら。2017/12/16 10:46付になっている。

李藝彤が生放送での不適切な言行を謝罪予定 曾艷芬が人を殴ったとチクっていないとのこと

”SNH48公式アカウントが先日同グループの一連の事件に関する調査に基づき、李藝彤が生放送中にファンに死ねと言い、(訳注:黃婷婷との)カップリングファンを風刺した言行について公開謝罪するとのこと”

(訳注:カチューシャ(李藝彤)とルーリー(曾艷芬)の写真。ネットバラエティー番組『シェフ・ニック』出演時)
(訳注:その下の画像、カチューシャの釈明文はこの記事の後の方で日本語試訳する)

新浪エンタメニュース:昨日深夜、SNH48グループ公式アカウント”口袋48 Pocket48”(訳注:SNH48公式アプリの名称だが、実質的にSNH48運営会社の顧客サービス部門)が最近の同グループの一連の事件に関する調査に基づき説明を発表したが、李藝彤は生放送中にファンに死ねと言い、カップリングファンを風刺した言行について公開謝罪するとのこと。

『説明』は曾艷芬にかかわる状況も含んでおり、2014年に公演の楽屋で曾艷芬が”腕で首を締めた”行為があったことは認めたが、しかし彼女は当時人を殴ったことは否定したとした。しかし李藝彤はこの『説明』をリツイートしつつ運営会社に対してメンバーが人を殴ったと報告したことは決してないと表明。

また、”口袋48 Pocket48”は2016年年越し特番の際、ゲームコーナーで曾艷芬一人だけマイクがオンになっており、現場のスタッフと口論になり、バラエティーの仕事を交代させられた状況についても公表、曾艷芬に対して会社へ連絡するように呼びかけた。

この記事だけ読んでも、通りすがりの人は何のことかさっぱり分からないと思う。

まず今回の問題がここまで大きくなったきっかけは、来年2018/02/03開催のSNH48グループ第四回リクエストアワーへ向けて、SNH48二期生テテちゃん(黃婷婷)・カチューシャの2人で、SNH48オリジナル曲『人魚』を歌うよう現地ファンが投票のための資金集めをし始めたこと。

カチューシャ自身はこのデュエット曲を歌うことを拒否しているにもかかわらず、彼女に対する嫌がらせで、彼女のことがキライな現地ファン、いわゆる「アンチ」が資金集めをしている。(今も資金集めを続けており、日本円で170万円以上集まっている。投票期限は2017/12/20現地時間15:00)

そのためカチューシャが激怒し、公式アプリ「Pocket48」の生放送機能で「アンチ」に対して「爆発して花火になって天まで上がれ」「死ね」などと言った。それが2017/12/07で、もう10日前のことだ。

ここへ、自ら退団を宣言し、事実上退団している同じ二期生チームNIIルーリー(曾艷芬)が個人アカウントで入ってくる。

ルーリーは過去のチームNIIの内情を次々暴露し、以前のSNH48のダンス教師、現職のSNH48運営会社タレントマネジメント責任者、現職のSNH48専属司会者の上層部社員などを巻き込んで、実質的にカチューシャを攻撃し始めた。

そして、中国ツイッター上でカチューシャのファン、ルーリーのファンの対立が激化し、全く終息しない状況になった。

そこでSNH48公式アプリ「Pocket48」の公式アカウントが、SNH48運営会社の立場で、過去の事件も含め、退団した関係者にも連絡を取った調査結果の一次報告として、2017/12/15 23:54に「説明」という長文を発表した。原文はこちら

以下、非常に長いが、日本語試訳する。

皆さんご承知のように、最近たくさんの事が起こり、少なからず世論の波風を引き起こしました。その中で少なからず議論になっているのが、Pocket48の「メンバーの部屋」が元になっています。ここに、そのアプリでのメンバーの言論が各種の問題を引き起こしたことにつき、皆さんに対して誠意をもってお詫びします。

ここで、運営会社からの許可を得て、皆さんが関心をお持ちのそれぞれの事件について一週間調査を行いました。すべての調査内容は、今回の件に関わるスタッフ、メンバーが自ら説明したものです。一部の論争に関して、連絡がつかなかったスタッフ、メンバーについては、以下の記述の中で説明します。

今回採用した調査方式は、直接会って話すだけでなく、電話などの型式も含みます。そして話をしたすべての内容は、調査対象の同意を得て、録音し、今後の確認のために保存してあります。

同時に、ここで説明する必要があるのは、現時点までに大量の情報がまだ証拠を得ていないため、すべての関係するメンバーにはっきり事情を調査するまでは、できるだけ事件について論争し、発言することをやめて下さい。

今日、すでに証拠を得たすべての事実を、私たちメンバーに関心を持っているファンのみなさんにご説明します。

一、メンバー李藝彤のPocket48生放送中の不適切な言行について

SNH48チームNIIメンバー李藝彤はSNH48の一人のアイドルとして、一人の公の人物として、他のメンバー(訳注:二期生チュンチュン(袁雨楨))および本人のPocket48生放送中に、一部のファンが第四回リクエストアワーBEST50イベントでデュエット曲『人魚』に投票していることについて、極度に排斥的な態度を表現し、かつ、多くの論争を引き起こす言論を発表しました。その中には多くの不適切な言葉づかいや表現も含まれていました。

私たちは、李藝彤の行為が重大なアイドル失格であり、劣悪な影響を作り出し、ファンの感情を傷つけたことを認めます。

李藝彤の言行はまた、ファンの”メンバーの関係の真実”について多くの憶測を引き起こし、関連するメンバーそれぞれと連絡を取り、その他事情を知っているメンバーにも調査を行い状況を理解しました。

李藝彤本人は:”今回の件全体のうち、私がカップリング(訳注:テテちゃんとデュエット曲『人魚』を歌うこと)が好きではないと明確に発言した後も、一部のファンが依然として無理やり自分たちの意思に従わせようとしたことが、自分の反感と排斥の原因であり、最終的に過激な言葉を話すに至った”と話しています。

今回関連するその他のメンバーも、チームメイトとして、”盛り上がりに乗じて、自分の有利になるようにしよう”という言い方は決して存在しなかったと認めています。

私たちは、メンバーである李藝彤の不適切な言行が、自分自身、その他メンバーおよびSNH48グループに非常に大きなマイナスの影響を及ぼし、自身の言行に必ず責任を取る必要があることを認めます。

同時に、ファンの皆さんは存在しない事実について根拠なく推測したり、より多くの論争を引き起こしたりしないようお願いします。

ニ、メンバー曾艷芬に関する各種事件について

事件一:2014年”人を殴り”会社から処罰を受けたこと

2014年『前人未到』公演の準備期間、チームNIIメンバー曾艷芬個人が同公演の曲目のために中国語訳詞をしました。当時関連する資料を会社に提出し、会社は、曾艷芬が全てのチームメイトの同意と署名を得たことを確認した場合に限り、公演でその中国語訳詞を使い、訳詞メンバーとして表記すると言いました。

調査によると、サインの過程で、少数のメンバーが署名の必要な内容について確認し、明確に理解した他、多くのメンバーが実際には具体的な内容を決してよく分かっていませんでした。同時に、あるメンバーはサインに同意しませんでした。

メンバー黃婷婷がサインしようとしたとき、当時のチームNIIキャプテン徐言雨が黃婷婷と話し合い、曾艷芬がその他メンバーにサインをさせることに反対しました。

黃婷婷と徐言雨が劇場の舞台上で話し合っている最中、曾艷芬は徐言雨と衝突して汚い言葉を使い、二人はこのため激しい口論になりました。この3人の他、当時その場にいた:李藝彤、萬麗娜、馮薪朵、ダンス教師小雅など、彼女たちは全員双方の衝突と口論の全過程を目撃し、このことを証明できます。

同時に、当時の舞台監督(現在すでに離職、すでに電話で連絡済み、同時の事について確認済)が下の階から激しい口論が聞こえてきた後、ちょうと下の階にいた李藝彤と徐言雨と出くわし、事情の経緯について質問しました。

その後同舞台監督は電話でタレントマネジメント総監に報告し、現場で対処を行いました。

タレントマネジメント総監が現場についた後、舞台監督と状況について理解し、事実確認を行い、徐言雨本人に確認した後、曾艷芬に”腕で首を締める”行為があった情報を得ました。しかしタレントマネジメント総監は曾艷芬本人の状況を確認する中で、曾艷芬が自身の”人をなぐった”行為を否定しました。

曾艷芬についてそれ以前に存在した一連の規則違反行為を総合的に考慮し、タレントマネジメント総監は曾艷芬に対して処罰を行いました。

この事件の中で、衝突の原因となったのは、メンバーたちが曾艷芬の書いた公演曲目の訳詞を使用するかどうかの考慮と確認だったため、曾艷芬に対する処罰に帰結しました。

関係するスタッフは処罰を決定する過程で、”人をなぐった”行為の事実確認について十分慎重でなかったため、すべての当事者を集めて実情を突き合わせることが出来ませんでした。

しかしあるメンバーが自ら曾艷芬が”人を殴った”と報告したことは存在せず、メンバーとスタッフの関係が良かったため、曾艷芬が最終的な処罰を受ける状況に至りました。

以上の事件に関する経緯は、李藝彤、萬麗娜、黃婷婷、馮薪朵等のメンバーと、タレントマネジメント総監等の在職職員に直接会って確認し、かつ現在すでに離職している舞台監督に電話で確認し、およびダンス教師の小雅に関係するツイートの内容を対照した後、得た総合的な記述です。

現時点で当事者である曾艷芬と連絡を取ることが出来ず、元メンバー徐言雨が発表した関連する言葉の中から当時の事について詳細で有効な情報が得られず、かつ一部の関係者はすでに退団、離職しています。

もし当事者が以上の内容に疑義があれば、連絡をお願いします。引き続き当時の具体的な状況について事実確認を行います。

事件ニ:2016年年越し番組

1.焦点一:年越し番組当日のゲームコーナーで、曾艷芬一人だけマイクがオンになっていたこと

年越し番組のゲームコーナーの最後のリハーサルで、曾艷芬一名だけが参加し、その他3名のメンバーはマネージャーが代役でリハーサルを終えました。

そのため最終的にゲームコーナーに出演したとき、番組ディレクターチームはリハーサルの状況にもとづいて曾艷芬一人だけマイクをオンにしました。その後、ネット上でこの事について巨大な論争が起こり、矛先が曾艷芬に向けられました。しかし調査によれば、この時の事件で、曾艷芬にはいかなる過ちも存在しません。

同時に、いわゆる暴露情報にもとづいて、もう一名のメンバー李藝彤に事実確認したところ、彼女本人が人あるいは団体に”指図”してこの悪意ある世論を引き起こすことはできず、さらにチームメイト曾艷芬に対して人身攻撃を行ったことも存在しないとのことです。

焦点ニ:現場スタッフとの衝突

事実確認によれば、当時の状況は以下のとおりです:2016年12月30日当日リハーサルのとき、音楽が鳴った後、参加メンバーが順に舞台エリアに入る準備をしている過程で、一部メンバーが入場証を持っていませんでした。このため入口で警備員に止められ、その後警備員がメンバーを押すという状況が起こりました。

話し合いで解決する過程で、前方でメンバーを率いていたマネージャーの処理が不適切であったため、現場を混乱させました。その後、同マネージャーは解雇されました。

リハーサル終了後、当時メンバーを率いていたアシスタントと3名のマネージャーはタレント待機エリアにいましたが、警備員隊長とリハーサルの際に衝突が会ったことについて話し合っていました。

このとき曾艷芬が突然飛び出し、アシスタントを引き離し、アシスタントを汚い言葉で責め、当事者であるメンバーが押されたことは決してないと話しました。

このことが当時その場にいたその他のメンバーに不満を引き起こしました。

以上の事件の経緯についての内容は、すでに関係するスタッフ、メンバーに直接会って確認しています。現時点で当事者である曾艷芬と連絡を取ることが出来ず、退職したスタッフにも確認を取れないため、もし当事者が以上の内容に疑義があれば、連絡をお願いします。引き続き当時の具体的な状況について事実確認を行います。

事件三:バラエティー番組を交代させられた事件

2017年4月8日ファンフェスティバルのイベント期間中、楽屋で投票数の異常に気づいたため、イベントの公平性の原則に違反する行為が発生するのを避けるため、Pocket48公式アカウントでこのことを発表しました。

その後あるファンがQQチャットグループの中であるファンがあらかじめ計画していたことであり、不法な投票活動をたくらんで失敗に終わったことを暴露しました。

この暴露の内容はあるメンバーについて言及しており、双方のメンバーのファンの対立を激化させました。

このことが導火線となり、あるファンが2015年に曾艷芬が公式アカウントでツイートした雨傘運動事件の言論の画面ショットを取り出して、某バラエティー番組の制作チームに訴えました。

同バラエティー番組には香港で撮影を行うコーナーがあったため、同バラエティー番組制作チームは訴えを受け、曾艷芬本人がツイートした言論であることを確認した後、最終的に参加メンバーを交代させる決定を行いました。

以上の事件の経緯についての内容は、大部分がイベントがファンのためであったため、当事者であるファンから証拠を得ることは難しいです。

もし当事者が以上の内容に疑義があれば、連絡をお願いします。引き続き当時の具体的な状況について事実確認を行います。

事件四:某タレントの事件に対して発言を続けたこと

終始当事者である曾艷芬と連絡が取れないため、曾艷芬に当時の行為について直接会って話すことができません。曾艷芬が次のことについて、自ら当方へ連絡するよう望んでいます:

論点となる事件が巨大な社会的論争になっていることが明らかに分かっている状況下で、グループの名前を冠した公式アカウントで発言することがグループに対して巨大な影響を与えることが明らかな状況下で、なぜ関連する論争のツイートをする必要があったのかについて。

かつ、会社およびメンバーが止めるように勧めているにもかかわらず、各種の不適切な言論を発し続け、グループに巨大なマイナスの世論の影響を与えたことについて。

以上が、一週間の調査を通じて、ファンの皆さんに説明したい内容のすべてです。グループメンバーに関するその他の部分、かつ非公式のアカウントのツイート内容によるものについては、私たちはツイートの所有者本人に確認した後、もう一歩の調査を行い、引き続き適切な時期に公表いたします。

以上がSNH48運営会社の公式声明だ。

この声明のコメント覧には、ルーリー(曾艷芬)ファンや、その他の現地ファンと思われるユーザーから大量の非難、罵倒コメントが付いている。

その理由として、あるファンのコメントは、カチューシャの発言以降、ルーリー(曾艷芬)がWeChat(微信)でタレントマネジメント総監と上記「事件一」について、経緯の確認をするチャットをしている事実をあげている。そして、そのチャットの画面ショットをルーリー自身が公開している。

その画面ショットは以下のとおり。

画面0画面1画面2画面3画面4画面5画面6

つまり、上記の声明でSNH48運営会社は一貫して「現時点で当事者である曾艷芬と連絡を取ることが出来ない」と書いているが、彼女はWeChatでタレントマネジメント総監とすでに連絡を取っている。

そして上記の声明の大部分は、過去の曾艷芬の不適切な言行を非難する内容になっている。

かつ、冒頭の部分でカチューシャ(李藝彤)について「李藝彤の行為が重大なアイドル失格」と明言しているのに、具体的な処罰に言及せず、カチューシャが自分で責任をとるように、と書いている。

他方、この声明の中で運営会社側は、「事件一」について「それ以前に存在した一連の規則違反行為を総合的に考慮し、タレントマネジメント総監は曾艷芬に対して処罰を行いました」と、曾艷芬に対する処罰は正当だったと書いている。

現地ファンの一部は運営会社のこの声明をこのように解釈している。(筆者がこのように解釈しているわけではない)

結果としてこの声明に対して、ルーリー(曾艷芬)ファンやその他の現地ファンから大量の非難、罵倒のコメントが付いてしまっている。

そしてこの声明について、カチューシャ(李藝彤)自身がこの声明をリツイートするかたちで自分の見解を発表している。

それが上の記事の画像の部分。

この2日間、釈明する必要のある【錘】が多すぎるので、少しだけ遅れました。(訳注:「錘」はハンマーの意味で、証拠と思われるものを相手に見せて責めること)

いわゆる私が”チームメイトが人を殴ったと報告した””個人の力で会社が曾艷芬の歌詞を使うことを阻止した”ということについては、事件の経緯について具体的に記述したこの声明で、みなさんすでにはっきりと見て取れたと思います。

私は確かに曾艷芬の歌詞に署名しませんでしたが、これは私の個人的な行為に過ぎません。2014年私はグループの中で決して非常に重要な役割ではありませんでした。

しかも今にいたるまで、私にはいわゆる会社をコントロールしたりスタッフをコントロールしたりする能力はありません。

いわゆる【私が阻止したために曾艷芬の歌詞を使うことができなかった】こういう言い方は根本的に不可能です。人を殴った事件でその場にいたメンバーや先生は大勢いたので、【私が会社にこの事を報告したことは決してなかった】ですし、いわゆる報告のために、曾艷芬に対して謝罪したこともありません。

年越し番組の件は、私と多くのメンバーがたしかに曾艷芬と対立がありました。しかし私がファンに指図して曾艷芬に対する人身攻撃をしたことはありません。

いわゆる録音は、当時私が【私が私の友だちと考えていた】人に送信したもので、決してファンではありません。私は当時彼を慰めるためにそうしました。彼が当時、他の人に罵られていたからです。

私と彼がウェイボーでお互いにフォローしあっていたことで、他人に彼が私のファンだと思われてしまいましたが、決してそうではありません。

みなさんどうか一面だけの言葉で一つの事、一人の人を断定しないで下さい。

私は自分のした過ちに責任を取ります。近日中に適切な場所で私個人の言行についてみなさんに謝罪します。

そしてこの言葉どおり、カチューシャ(李藝彤)は2017/12/16現地時間22:26に下図のようにツイートして謝罪した。コメント欄の彼女自身のコメントも含めて日本語試訳する。

みなさんこんにちは。

今日ここで、私は(2017年)12月7日生放送中の不適切な言行について謝罪いたします。当時私はある言論に激怒させられ非常に行き過ぎた言葉を口に出してしまいました。

ただしこれは決して私の本意ではありません。私が反抗したかったのは、ただ私に対して悪意を抱いている人だけであり、私は一人ひとりのファンの支持を尊重し、感謝しています。

私の言葉づかいが不適切だったために、アンチに反抗したいと思い、逆に心から私たちを好きなファンを傷つけてしまい、外界にも良くない見た目の印象を与えてしまいました。本当に心から謝罪致します。今後はさらに言行を慎むようにします。

同時に黃婷婷にも謝罪します。私たちは正常なチームメイトで、アンフォローしたのは私個人の行為で、彼女本人とは何の関係もありません。

以前一部の人が私たちの間の関係について不適切な憶測をし、しかも私と私の家族を長い間困らせたためです。彼女に影響を与えたことに深く謝罪いたします。

私は私個人の行為に責任をとり、かつ今回グループに与えた良くない影響について謝罪いたします。申し訳ありません。

私は自分のした過ちのことは謝罪します。しかし機に乗じて浴びせられた汚水は受け入れません。

現時点で中国ツイッター(新浪微博)を「李艺彤」で検索してみると、依然としてこの件はSNH48のスキャンダルとして、フォロワー200~300万台のアルファブロガー数名にツイートされている。

また、このカチューシャの謝罪も、網易など中国の情報ポータル大手でさっそくエンタメニュースとして取り上げられている。

筆者のようなSNH48の「村の中」の人間なら、カチューシャはアンチの人身攻撃にあって、不注意で暴言を吐いただけのことだと分かる。また、上記のカチューシャの謝罪も合理的だと分かる。

ただ、事がここまで大きくなってしまうと、通りすがりの「村の外」の人たちにとっては、単にSNH48がもめ事の多いヘンなアイドルグループとしか映らないだろう。

「村の中」の正義は必ずしも「村の外」に理解してもらえないという不条理がある。その不条理の犠牲者が、カチューシャでありSNH48運営会社だ。

カチューシャの「アンチ」はすでに半分「村の外」のような立場なので、自分たち自身とSNH48グループの社会的評価を、いっしょにまとめて引き下げる、自殺行為のような展開がしばらくは続きそうだ。