中国の女性アイドルグループの投資家観点の記事を見つけた。筆者自身の備忘ついでにご紹介。日本人の女性アイドル論者は中国アイドルグループが純然たるビジネスであることに無関心すぎるという理由もある。
どちらの記事も広州の育成系アイドルグループ「1931」営業停止がきっかけで書かれている。
『1931停运,5亿投资打了水漂,女子偶像团体市场将迎来更加“动荡的岁月”』(2017/12/24 音楽財経)
このタイトルの意味は、「1931営業停止、5億元の投資が水泡に帰し、女性アイドルグループ市場はさらなる”流動的な歳月”を迎える」。
もう一つの記事はこちら。
『1931解散背后,200多家创业女团未来命运几何?』(2017/12/56 娯楽資本論)
「1931解散の背後で、設立された200余りの女性グループの未来の運命はどうなる?」
いずれも長文なので日本語試訳は時間があればする。
データとして知っておく価値があるのは上の記事にある下表。各女性アイドルグループ運営会社の投資ラウンドが一覧になっており、非常に有益。
今回解散となった「1931」は米ドル表記だが、確かに約5億人民元で上場していたことが分かる。もう一つ最近解散した「ATF」も上場しており、SNH48と同じく数億人民元単位で投資を受けていたことが分かる。
これを見ると、上場しているかどうかと女性アイドルグループとしての成功は関連がないとは言えないが、資本力があっても失敗するものは失敗することが分かる。
今年2017年に入って億人民元単位の投資を得ているのは、SNH48とATFだけ。ATFが解散した一方、SNH48は実際かなり健闘していると言える。(AKB48と手を切って良かった)
以上、メモ程度に記しておく。