上海SNH48運営制作『君のチケットは。』この冬、全中国がダフ屋をする

上海SNH48が、2018/02/03開催の第四回リクエストアワーのチケットの売れ行きがあまりに悪いのか、自主制作バラエティー『セーヌ川グッズ研究開発社』シリーズで、開き直った動画を出してきた。

この『塞納河周辺研発社』は上海SNH48二期生ナナちゃん(萬麗娜)三期生チャーチャー(張雨鑫)が、SNH48グッズ開発会社の社長と社員、という設定のお笑いバラエティー。

グッズ開発会社の社長だったナナちゃんが、朝起きると「ダフ屋」と身体が入れ替わっていたという設定(笑)。

ちなみにSNH48の愛称「セーヌ川(塞納河)」は「塞納河 Sai Na He」の頭文字が「SNH」だから。

『君の名は。』のパロディーと運営会社の自虐で爆笑できる。なのに映像のクオリティが高い。もちろん中国の映画館ではすでに公開済みで2017年大ヒット映画の一つになった。

「朝、目が覚めるとなぜか泣いている(早上醒来的时候,不知道为什么自己在哭)」というチャーチャーのセリフから始まる。

↓「身体が、入れ替わってる!?」

↓ついでに、最近の上海SNH48星夢劇院の俯瞰ショット

↓「出会うはずのなかった二人の、入れ替わりの日々――」

↓このネタはちょっとむずかしい。

「運営が”その名の通り”シリーズに大作ふたたび!本年度のカネを出させる神話を再び創造、百万のファンがファンをやめる奇跡の物語。」

運営会社はファンにいかにカネを出させるかが仕事だが、その名の通りこのパロディーは第四回リクアワのチケットを買えという、今年またファンにカネを出させる神話を創り出すが、それでかえってファンが「SNH48のファンや~めた」という奇跡を生む、という自虐ネタ。

ナレーション「夢は目覚めればいつか消える(梦这东西 醒来之后很快就会忘记)」

↓ナナちゃん、演技は真剣。

↓走るチャーチャー

ナナちゃん「言おうと思ったんだ。お前が世界のどこにいても、必ずもう一度会いに行くって(本来想要对你说,无论你在这个世界上的什么地方,我都一定会再找你了)」

↓このネタもちょっとむずかしい。

「本年度評価ゼロ点のイカれたクソ映画
”運営の日常業務の362分の1は完成した”――ムダ骨映画批評
”クソ映画度100%、SNH48はすでに最大の負け犬だ”――臭雞蛋映画批評
”今回のリクアワBEST50チケット販促広告をどう見るべきか?””見ねえよ、出てけ。”――編乎」

「瞎掰电影」は一般人の映画批評サイト「豆瓣电影」のパロティ、「臭雞蛋」は現地ファンに質問して初めてわかったが、米国発の映画批評サイトRotten Tomatoes(腐ったトマト)のパロディ、「編乎」は中国のQ&Aサイト「知乎」のパロディ。

「362分の1」とは「広州GNZ48は一年のうち3日だけ他の姉妹グループに負ける。総選挙、リクエストアワー、ファッション大賞だけだ」という現地ファンの冗談が由来で、365日マイナス3日=362日間に上海SNH48としてやるべき仕事の1日分は何とかこなしたという意味。

↓知らないまますれ違う2人。

ナナちゃん「それはまるで、まるで夢の景色のように、美しい眺めだった(那景象仿佛梦境一般 一切是那么的美不胜收)」

『君のチケットは』
2月3日 SNH48 GROUP第四回リクエストアワー
満席になったら上映

↓本物の予告編の最後はこちら。

ほかにもパロディーのカットはいろいろあって…

大爆笑のパロディーで、ファンに「チケットを買え」という上海SNH48運営会社のセンスが光る自主制作バラエティーでした(汗)。