広州GNZ48『LIGHT OF LIFE』ファンが主役のドキュメンタリー

広州GNZ48の第三者によるドキュメンタリーが公開された。今回は「了不起頻道 The Creat Channel」というセルフメディアが制作し、中国動画最大手「優酷」で公開されている『三日為期』(三日間限りという意味)シリーズで、取材対象に3日間密着するというもの。

広州GNZ48は以前にも広州市の新聞『広州日報』のドキュメンタリーを発表したことがある。

自社制作のドキュメンタリーもあるが、このように第三者のメディアが制作したドキュメンタリーが複数あるのは広州GNZ48の特徴。

今回のドキュメンタリーはファンが主役。公演のネット生放送でもたびたび見かける、日本人の白髪の方も登場している。

↓毎回わざわざ韓国から4時間かけて飛行機で公演を観に来ているとのこと。

↓立見席で見事な「ヲタ芸」を見せているファン。職業は教師。

↓この方は広告代理店の会社員のようだ。

↓GNZ48チームGハナちゃん(謝蕾蕾)。メンバーも登場するがメインはファン。

↓チームGライオン(曾艾佳)、つき(羅寒月)

↓チームG CK(陳珂)

↓チームGコーコー(梁可)。劇場から宿舎に帰るバスで宿題をしていた。

↓チームGアベル(張凱祺)。大人っぽいので筆者はいつも20歳過ぎと勘違いする。

↓チームGキツネちゃん(高源婧)

↓チームNIIIチェンチェン(劉倩倩)

↓こちらはアベルの応援会に入っているファン。会社員。この日はアベルの誕生日記念公演で、お手製応援グッズの、彼女の顔写真が印刷されたお面をかぶっている。

↓母親と電話するアベル。父方の祖父が亡くなったのを、家族は公演に影響するのを心配して彼女に知らせなかった。

↓握手会の風景ではチームJ サークル(楊媛媛)もしっかり写っている。

↓60歳の日本人ファン。AKB48の握手会には行ったことがない。GNZ48握手会では中国語は不自由なのでメンバーと筆談で話しておられる。

↓チームNIII Mila(鄭悅)。握手会で人がいない時、テトリスで暇つぶししたりして気まずいと、まだまだ人気のないメンバーならではの悩みを語っている。

↓テイクアウトの「冷串」屋さんの店長。開業するにあたってGNZ48劇場に近い場所を選んだ。

↓会社の経営幹部なのにロリータ・ファッションという女性ファン。

上の女性ファンは、最初GNZ48劇場公演を観に来た時はピンとこなかったが、総選挙の演説会でメンバーの演説を聞いて、組織の中では人それぞれ自分の得意なポジションがあり、そこで自分らしく最大限の努力をすることが大事なんだということに気づいたという。

↓チームNIIIキャプテン ミッフィー(劉力菲)。もうちょっと美人に写してあげて(汗)

↓高卒で大学に行かずにそのままITの仕事についたファン。

上のこの男性ファンは、GNZ48のファンになることで自分の夢を追う決心がついたとのこと。すでにさまざまな手続きを済ませて、近々日本に留学するらしい。アイドルがファンに与えるものって、本来こういうものだ。

↓チームGアベル。上記のように家族が気をつかって祖父の死を知るのが遅れたため、親不孝者だと自分を責めて涙を流していた。

取材はたった3日間、ドキュメンタリーはたった30分間だが、GNZ48メンバーとファンのそれぞれの人生が垣間見える良質な作品。

なおこの動画が添付されているツイートのコメント欄、例によって各メンバーのファンが「コメントコントロール」していて、通りすがりの人の意見がなかなか見つけ出せない。

しかし、やはり「この人たちはどうかしてる」とか「中国の精神科医のレベルが低いから、こういうやつらを治療できないんだ」といった主旨のコメントは散見される。

これは日本でも同じ。AKB48の知名度がいくら上がっても、本格的なアイドルヲタは変人扱いされる。いわゆる「リア充」から見るとそうなるのはやむを得ない。野球ファンやサッカーファンは正常で、アイドルヲタは異常というのが、マジョリティーの「偏見」なのだ。