上海SNH48チームNIIが2018/03/04(日)午後「大組閣」前の旧メンバーで最後の公演を迎えた。
その公演の直後、新チームHIIでキャプテンをつとめるナナちゃん(萬麗娜)と、同じくチームHIIに異動する第四回総選挙第二位のカチューシャ(李藝彤)の中国ツイッター(新浪微博)のツイートをご紹介。
私の靴が
飛んで行った
ほんと恥ずかしすぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もともとこの事は言いたくなかった
でもしばらくして李藝彤が靴を飛ばしてファンを殴ったみたいな都市伝説が出まわるのがこわい。
……だからやっぱり言わなきゃ= =
私が今日はいていたこの靴は2015年のとき舞台に出始めたときにはいていたもの
公演の前にそれを見たときはすごく驚いた。だってこの靴と衣装のセットはもうこの世に存在しないと思ってたから。
でもこの靴は、たとえこんなふうにボロボロでも
やっぱりしっかりはくことができた。
私がそれをはいて一曲目を歌ったとき
実は何かがおかしいなと感じていた。どうしてこの靴はこんなにゆるいんだろうって。
でもああいう懐かしい歌を歌っていると自分の思いの中に浸ってた。明らかにこんなに楽しくて、こんなに聴きなれたメロディーが、どうしてお別れの象徴になるんだろうって……
そういう感傷的な気分で、次のポジションに歩いて行ってそのまま踊りつづけた
…………………そして私の靴が飛んでった!!!!!!!!!
(たぶん立見席のこのあたりに飛んでったと思う)
――その瞬間、私はこの世界を離れたくなった。
もし私が落としたのがきれいな新しい靴だったら
まだ自分をシンデレラだと空想することもできた
…………………でも実際私が落としたのは
三年もはいて
インソールでさえなんとかまだもってるような靴
何てこと
その場からすぐ逃げたかったけど、その靴を置いたままではダメ
その時立っていたポジションがかなり端の方で、まだ良かった
大部分のファンはきっと気づいてないはず
私は片方の足に靴をはかないまま、ニセの笑顔を保ったまま、チャンスを見つけて靴を取りに行こうと考えてた。
結局私がいろいろ考えているときに、下にいたあるファンの方が
直接私に靴をほうり上げてくれた
ほうり上げてくれた
……
そのファンの方、ありがとうございました。本当に。
私は何事もないような顔をしながら、すぐに前に出て靴をはいた。それから顔色一つ変えずにその歌を踊り終えて、冷静に舞台を降りて、冷静に靴をはき替えて、冷静に、でも誠意をもって衣装部のお姉さんに言った。
この靴を捨てて下さい
この物語が私たちに教えてくれるのは
靴を三年もはいちゃダメということ
どうしてもはきたいなら
必ず靴ひもを
死ぬほど思いっきり結ぶこと
仕事が原因で、今回帰っていっしょに公演にでられないから、手紙で私の気持ちを伝えるしかありません。ちょっとむずがゆいような内容になるかもしれないけど、どっちにしても手紙を読むのは私じゃないし~
(訳注:彼女はネット映画の撮影で旧チームNII最後の公演に出られなかった)
入団してからずっとみんなといっしょだったこの四年間、あっという間に過ぎ去った。以前はお別れの日が来るなんて思いもしなかった。
思い返してみると、楽しいことでも、悲しいことでも、腹の立つことでも、悔しいことでも、そばにはいつもみんなの姿があった。私にとって、みんなといっしょだったこの四年間は何ものにも代えがたい宝物。
私は人付き合いが得意なタイプじゃないから、入団前は友だちも少なくて、こんなにいろんな性格の友だちと一度に付き合うのは、私にとって衝撃がすごく大きかった。
もしかするとびくびくしすぎだったかもしれないし、孤独を怖がりすぎたかもしれない。いつも私はみんなの心の中で自分がどういうポジションなんだろうと推測したり、自分が超えるべきじゃない限度に自分を抑えて、いつかここを離れるとき、忘れられちゃうんだろうなと考えたりしてた。
いっしょに過ごしてきた四年間で、私をいちばん悲しませた時期は、公演からだんだん人が少なくなり始めたときだった。
本来はみんなにとってうれしいことのはずで、仕事のチャンスが増えたってことだし、発展があってこそより良くなる。でも私は本当にみんなといっしょにわいわい騒いでいる感じが好き。ああいう何ものにも代えがたい感じ、何が起こってもいっしょに笑って過ごせるような。
何事も全く変わらないなんてことはないと分かってるし、新しい変化に期待すべきということも分かってる。後輩たちが入ってきたばかりの頃と同じように。
実は、毎回新しく入ってくるみんなはとても苦労しているとずっと思ってて、公演をマスターすることから始まって、もとからいるメンバーとなじむこととか、ファンのみんなの許容度とか、全部難しいと思う。頑張り続けているみんなはすごいよ!
四年、このチームに残した道のりの跡は少なくないし、少なくとも私がいないから、みんな音源をたくさん録音し直さないといけないでしょ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ。出来るもんなら大哥(訳注:リサのこと)や趙粵に私の声に合わせて踊ってみてよハハハハハハハハハハハハハハ。
(訳注:ナナちゃんの歌声はカワイイ系なので、リサやAkiraが口パクしながら踊るのは羞恥プレイだろうという意味)
最後のまとめ。同じチームでいっしょにこんなに長い間歩んできて、これからは違うチームでそれぞれ努力することになる。私は新しい責任があるし(訳注:チームHIIキャプテンになること)、みんなもまだ完成していない目標がある。
私たちはやっぱり歩み続けることになるから、まだいっしょに仕事をするチャンスはある。そう思うと何も変わらない気がする。
不機嫌だった頃の私を、みんな寛容に受け入れてくれてありがとう。みんなが現れてくれてありがとう。みんなに出会えたことにありがとう。
どこにいたって記憶が薄れることはない。私たちの旅路は幾千万の星の光に通じている。
最後の最後に一つ追伸:シャオスー(訳注:林思意)に上の「ハハハハハハハハ」のところを本物の笑い声で朗読してほしい。もし笑わなかったら、もう一回読み直し。たのんだよ。
この二人は今後、旧チームNIIから異動し、同じ新チームHIIのメンバーとして活動する。