この時期、上海SNH48グループ全体で夏の第五回総選挙の準備期間に入っているらしく、あまり目立った動きがない。それだけに個別メンバーの動向が注目されてしまう。
北京BEJ48二期生ディア(趙笛兒)退団処分
北京BEJ48チームEディア(趙笛兒)が、一発レッドカードで退団処分になった。原因は彼女が無断で中国版「Produce101」のオーディションを受けに行ったことらしい。
公告の内容は以下のとおり。
弊社は何度も指導し、本人が改めることを約束した後もまだ反省して改めることなく、その行動は他のメンバーおよびBEJ48グループ全体のイメージと名誉にマイナスの影響をもたらした。
ここに弊社はメンバー管理規則の関連条項に基づき、趙笛兒に対して以下の処罰を決定した。
レッドカード:即日趙笛兒の劇場公演参加、劇場外の業務、「Pocket48」とウェイボーの使用停止、その他すべての活動を暫時停止とする。
運営会社が期限を明示せず「暫時停止」と書いたら、無期限という意味だ。
中国版「Produce101」は中国の三大ネット企業の一つ、テンセント(騰訊)が正式に韓国から版権を購入し、すでに収録を開始、2018/03/23からネットで放送開始する。ご承知のように上海SNH48運営会社は参加を見送った。
不参加について現地ファンの意見は、大事なチャンスを見逃したとか、仮に参加して合格したらライバル女性グループができることになり、そもそも参加するのがおかしい、など。
趙笛兒のオーディション動画はすでに彼女のファンが中国ツイッター(新浪微博)でツイートしていた。筆者は別の現地ファンからこの動画の情報をもらっていたが、てっきりSNH48運営が不参加を決める前だと思っていた。
↓こちらがそのオーディション映像
冒頭01:00あたりで「今回この101に参加しに来た理由は実はたくさんありますが、いちばん大事な理由は、もっと大きな舞台で自分を試したいからです」と話している。
昨日2018/03/11になって北京BEJ48運営会社が上記の処分を発表、中国5ちゃんねるに複数スレが立った。
時系列は、オーディション参加直後、運営会社は事実を知り、彼女の退団処分を決め、彼女にそれを通知、彼女の中国ツイッターと公式アプリ「Pocket48」のアカウントを没収。
そして彼女が個人で生放送サイト(一直播)で泣きながらファンに経緯を説明し、その後運営会社が退団処分を正式発表した、という順序らしい。
その生放送はこちら。
この生放送で彼女はProduce101オーディション参加を否定しているが、明らかにウソ。ファンと私的に連絡をとったわけでも、恋愛をしたわけでもないが、専属契約に明らかに違反するので一発退団処分はやむを得ないかもしれない。
広州GNZ48チームGアベル(張凱祺)退団
こちらは自主退団。上海SNH48五期生から広州GNZ48チームGに移籍し、GNZ48立ち上げに貢献したメンバーの一人、アベル(張凱祺)が退団した。
ファンに感謝して「再見(さようなら)」というメッセージを書き込んだのは、公式アプリ「Pocket48」メンバーの部屋で、チームGメンバーも昨日の公演では特に何の反応もなかった。おそらくGNZ48運営会社もチームGメンバーもすでに知っていたと思われる。
いまはそのメンバーの部屋も閉鎖されている。
アベルの方は自主退団ということで平和。過去、広州GNZ48運営会社が訴訟を起こして退団メンバーに違約金を請求したことはないので、おそらく解約しないまま公式サイトのメンバー一覧にも残るのではないかと思われる。