瀋陽SHY48が遼寧文芸学校と提携、アイドル育成基地を設立?

瀋陽SHY48が地元の中等芸術学校・遼寧文化芸術学校と提携して「SHY48培訓基地」を設立するというニュースが2018/04/02に発表された。

1994年設立のダンス、映像、声楽、器楽、雑技の5学科からなる中等専門学校(日本でいう高校相当)で、卒業生は芸術系大学に進学、共産党の文芸工作団に就職するなどの進路になるらしい。

瀋陽SHY48運営会社が何をしたいのか、ちょっとよく分からなかったので日本語試訳してみる。

若いあなた、手のとどくスターのイメを持ちたいと思いませんか?

芸術科学校で何年も勉強して、卒業したとき、前途がはっきりしないと深く感じるのではないですか?

2018年4月初め、中国大型女性アイドルグループSHY48は遼寧文化芸術学校と連携して、東北地区に新たなスター育成基地を設立し、東北式のスター育成に新たなスタイルに明かりをともします。

きめ細かなメイクをほどこし、青春の雰囲気いっぱいの歌とダンスで、SHY48のアイドルたちが登場すると、一瞬にして会場全体の視線を集めた。2018年4月1日午前9時ごろ、SHY48培訓基地を遼寧文化芸術学校に設置する始動式が正式に開幕した。

瀋陽Star48の経営層、遼寧文化芸術学校の校長・李鉄剛、SHY48チームSIIIメンバー韓家樂、賴梓惜、SY48チームHIIIメンバー高志嫻、鄭潔麗、そして遼寧文化芸術学校の学生と家族が共同で今回のSHY48培訓基地設置始動式に参加した。

遼寧文化芸術学校の李鉄剛校長は遼寧文化芸術学校を紹介し、多元化、国際化への発展の方向性と、SHY48との深い提携について喜びを表現した。

始動式で、SHY48のアイドルは自分がスターになる夢を持つ少女から、だんだんと人気アイドルに成長していった励みになる物語を話し、遼寧文化芸術学校で学んでいる女子学生たちに、SHY48の大家族へ加入して下さいと招待した。

アイドルをよく理解していない人にとっては、アイドルがキラキラしたライトの下の華やかな面しか見えないかもしれない。しかしSHY48メンバー一人ひとりにとって、デビュー以来、絶えずファンの支持を獲得し、芸能界の人気者になることは、実は非常に苦労があり、人の励みになるようなプロセスがあるのだ。

アイドル一人ひとりが、SHY48の大家族に加入して以降、苦しいレッスンと舞台での研鑽を経て、自分で光を放つようになる必要がある。

瀋陽Star48の経営層は、SHY48のオーディションに参加したメンバー一人ひとりに公正公平なチャンスを与え、彼女たちに歌、ダンス、パフォーマンスのレッスンを提供し、本当の意味でSHY48という大家族になれば、一人ひとりが同等のチャンスを得て、会社としてみなさんに未来のタレントの道のより良い発展を助けることができると述べた。

遼寧文化芸術学校の学生のある家族は、この始動式に参加して感慨深く話していた。「私の娘は芸術を学んでいますが、以前は彼女が卒業した後何をすればいいのか分かりませんでした。スターになるのははるか遠い話ですが、女性グループは私たちにより多くの選択肢を与えてくれます。まるで新しい世界が開けたようです」

遼寧文化芸術学校の16歳の女子学生は、「私は以前からSHY48が大好きで、週末たまたま同級生といっしょに星夢劇院に公演を観に行きました。自分が卒業したらSHY48に入れるかもしれないと思い、今は頑張って芸術の才能を磨きたいと思っています」と話した。

「ホンマか?」とツッコミを入れたくなる記事だが、瀋陽SHY48運営会社は遼寧文化芸術学校に、どういうアイドル培訓基地(育成基地)を作るんだろうか?それとも単なるセレモニーで、実態は何もないんだろうか?