中国共産党上海機関紙『解放日報』にSNH48第五回総選挙の記事

上海SNH48グループ第五回総選挙が中国共産党上海市委員会の機関紙『解放日報』2018/08/03の第3面で取り上げられたようだ。こちらからPDFファイルでダウンロードできるようにしておいた。

『解放日報』は1941年創刊で、中国共産党中央委員会の機関紙『人民日報』の上海版といった感じ。一日あたり発行部数は55万部。

中国共産党機関紙に取り上げられるというとても「政治的に正確」な仕事をSNH48運営会社はちゃんとやっているから、中国国内で当局から致命的な指導をうけることなく芸能活動を続けられているというわけだ。

なおSNH48は2016年にも『解放日報』の紙面に取り上げられており、2017年は同紙の中国ツイッター(新浪微博)公式アカウントに取り上げられている。

一年一回は取り上げられていることになり、中国共産党中央(北京)から「五四青年節」に「優秀青年」として表彰されていることも含め、共産党との関係は極めて良好なようだ。

AKB48との関係はどう報道されているのか気になるかもしれないが、完全にスルーされている。たとえばSNH48グループと総選挙の紹介部分は以下のとおり。

SNH48グループは中国語圏で規模が最大の女性グループで、SNH48(上海)、BEJ48(北京)、GNZ48(広州)、SHY48(瀋陽)、CKG48(重慶)の5グループからなる。

毎年行われているアイドル年度人気総決戦で、ファンからの応援に基づいて、当年度人気の最も高いメンバーを選出する。これら少女アイドルにとってこれも過去一年間の努力の段階的な総括と振り返りである。

この状態で中国共産党機関紙がAKB48 Team SHを中国国内の女性アイドルグループとして扱ってもらえるだろうか。たぶん「日中友好」の文脈でしか記事にしようがないと思うのだが…。