上海SNH48第五回総選挙で各メンバー「隠し球」率が判明、得票数の9割以上も

上海SNH48第五回総選挙で異常に面白い統計が出てきた。

現地ファンの有志が「餃子ランキング」と称して各メンバー応援会の投票資金集金状況をリアルタイムで集計していたのはご承知の通りだが、彼らが各応援会のクラウドファンディングなど第三者から見える資金以外の投票数、つまりCD購入分の票数を計算して公開した。

現地スラングで「圧票」と言われるのは資金を集めているがまだ投票していない票という意味だが、「餃子ランキング」が集金状況を自動集計し、公開するようになって「圧票」は「隠し球」の意味がなくなってしまった。

一方、CD購入分の票数は第三者から見えず、応援会内部にしか分からない本当の「隠し球」だ。

記事のいちばん下に貼り付けた表で注目すべきは、いちばん右の列「切盘占比」、つまり総評数のうち「切盘(=CDを購入して開封すること)」による投票の占める比率。

この数値が高いほど本当の「隠し球」比率が高く、最後の最後まで他のメンバーの応援会に手の内を見せずに大逆転を狙っていたことになる。

上位メンバーでこのCD購入票の比率が高いのは、第9位上海SNH48一期生マネー(錢蓓婷)、第11位広州GNZ48ハナちゃん(謝蕾蕾:上海SNH48五期生から移籍)、第14位北京BEJ48サンサン(蘇杉杉:上海SNH48六期生から移籍)、第15位北京BEJ48 DDD(段藝璇)。

とくにサンサン(蘇杉杉)は得票数の約半分が「隠し球」で、フタを開けてみたら「餃子ランキング」が公開していた予想得票数の倍だったことになる。

総じて姉妹グループのメンバーの「隠し球」率が高い。得票数のほぼ全部が「隠し球」だったのは、第29位北京BEJ48ふーこちゃん(馮思佳)の96.07%と、北京BEJ48チームJグーグー(葛司琪)の99.31%。

これで今年の総選挙では90%以上をCD購入の「隠し球」で投じた応援会がいることが分かったので、来年の第六回総選挙(あればの話だが(汗))ではこの「隠し球」比率を上げてくる応援会が増えるかもしれない。

すると応援会がお互いの票読みがやりづらくなり、「餃子ランキング」のような公開統計がない状態の「腹の探り合い」に逆戻りすることになるのが面白すぎる。