AKB48台湾姉妹グループAKB48 Team TP、2018/08/26旅行展示会の日本ブース「Touch The Japan」で活動再開(一部訂正)

AKB48の公式台湾姉妹グループAKB48 Team TPが今日2018/08/26(日)、前の運営会社が夜逃げして一旦活動停止、新たに現地運営会社を立ち上げて活動再開後の初のイベントを行い、まずまずの成功を収めたようだ。

AKB48 Team TP公式フェイスブックの記事はこちら

その他、ネットニュースの記事は以下のとおり。

『朝台灣之光前進! 陳子鴻接手「AKB48 Team TP」(台湾の光に向かって前進!陳子鴻が「AKB48 Team TP」を引き継ぐ)』(ETtoday星光雲 2018/08/26 18:15)
『AKB48台灣姊妹團重新出發! 成員淚崩:對不起等太久(AKB48台湾姉妹グループ再出発!メンバーは泣き崩れ:長い間待たせてごめんなさい)』(ETtoday星光雲 2018/08/26 15:22)

以前ここでご紹介したように、今回は2018台湾国際旅遊展の日本ブース「2018第4回 Touch The Japan」で1時間のミニライブ。

正規メンバーが『会いたかった』『ヘビーローテーション』、正規メンバーと研究生(SNH48グループでいう予備生)がいっしょに『桜の花びらたち』『恋するフォーチュンクッキー』を歌ったとのこと。

また、新たな運営会社が総経理(社長)として台湾の有名音楽プロデューサー・陳子鴻を迎え、明日から新曲の制作を開始することが発表されたようだ。同氏は楽曲制作を通じてAKB48 Team TPを国際的な舞台に押し上げたいと語った模様。

ただ、国際的な舞台ってどこ?という疑問は残る。上海に新たに結成されたAKB48 Team SHに比べて日本での活動が格段にやりやすいことは確かだが、AKB48 Team SHとは台湾独立問題がどうしても残り、同じ中華圏と言っても香港や大陸に進出するわけにはいかない。日本以外のどこへ出て行けるのかは不明。

また、台湾のニュースで単なる提灯記事になっていなかったのはこちら。

『3個月停滯期多難熬?AKB48 Team TP少了這些人(3か月の停滞期に耐えられなかった?AKB48 Team TPから減ったメンバー)』(噓!星聞 2018/08/26 17:49)

この3か月の活動停止期間中に、研究生27人のうち4人が契約辞退して23人に、正規メンバー13人のうち1人も契約を辞退して12人になったようだ。

筆者が個人的にフォローしていた李晨熙(リー・チェンシー)というメンバーも辞退したらしい。他には台湾のプロ野球選手・陳致遠と女性タレント・林秀琴の娘も辞退。

また、陳詩雅と陳詩媛という双子の姉妹がいたようだが、そのうち妹の陳詩媛だけが辞退ということのようだ。この2人は2015年のオーディション合格以来、今日までずっと待たされていたとのことで、陳詩雅は今日のイベントで「他の場所へ行きたいと思ったこともある」「家族が私たちが何もしてないことを心配していた」と率直に話していたとのこと。

阿部マリアさんも今日のイベントには参加して簡単な中国語でインタビューの受け答えをしていたらしい。

また12歳で新竹市出身の日本人台湾人メンバー、本田柚萱(ほんだ・ゆずか)さんは15歳未満で仕事をするための「工作證」の申請ができないようでの申請が必要だが間に合わなかったとのことで、会場で謝罪し、決して夢をあきらめないと語ったとのこと。それは申請できないことは最初から分かっていなかったの?とツッコミを入れたくなるが(汗)。

(上のパラグラフはファンの方からのご指摘で訂正。台湾は父母両系血統主義で本田柚萱さんは父親が日本人、母親が台湾人のため台湾生まれ台湾育ちの台湾人とのこと。Team TPの外国人メンバーは阿部マリア(日本)、冼迪琦(香港)、劉曉晴(香港)、小山美玲(日本)、藤井麻由(日本)の5人だけとなるようだ。教えていただいた方、ありがとうございました。中国大陸から見ると日本人以外全員「中華人民共和国の国民」になるというのが辛いところ(汗))

いずれにせよ何とか活動再開にこぎつけたとのことで、中国大陸よりはるかに小さい台湾のエンタメ市場でどこまで活動の幅を広げて収益をあげられるか。事業として成立しなければ以前の運営会社同様、資金ショートで倒産することになる。今後を見守りたい。

最後にこのイベントは当然撮影禁止だが、やはり撮影している人が中国のニコニコ動画クローンサイト「ビリビリ動画」にアップしていた。