台北AKB48 Team TP運営社長・陳子鴻が上海AKB48 Team SHのライバル「蜜蜂少女隊」音楽制作陣だった件

台北AKB48 Team TP関連で面白いネタを見つけた。AKB48 Team TP運営会社、阿克斯(AKS)娯楽有限公司の社長になった台湾の音楽プロデューサ、陳子鴻氏が自ら1999/09設立した喜歡音楽(Enjoy Music)という音楽制作会社を通じて、中国の女性アイドルグループ「蜜蜂少女隊(Lasy Bees)」の音楽制作に関わっているのだ。

以前このブログでも取り上げたが、蜜蜂少女隊は2016年に中国の浙江衛星テレビの同名のオーディション番組からデビューしたグループ。中国にはこの種のオーディション番組からデビューした女性グループは他にもいくつかある。

この蜜蜂少女隊から、韓丹、徐夢潔、高秋梓の3人が、中国三大ネット企業テンセント(騰訊)が韓国から版権を購入してネット放送していた中国版『Produce101(創造101)』に練習生として参加、うち、徐夢潔(シュー・モンジエ)が最後の11名に選ばれ、ロケットガールズ(火箭少女)としてデビューしている。

ロケットガールズのメンバーに選ばれたことで蜜蜂少女隊が中国女性アイドルグループの中で一定の話題になっていることは確か。例えば途中敗退したが、ぽっちゃりしていることがネタの高秋梓(ガオ・チョウツー)はキャラとして面白く、ネット番組や営業のお仕事にちょくちょく呼ばれているようだ。

また蜜蜂少女隊の運営会社、姊妹淘文化は2018/08現在『Produce101』に似た形式のネット番組で新メンバーのオーディションを行っている。

要するに、AKB48運営会社が中国に再上陸して結成したAKB48 Team SHとモロに競合し、2年前に結成された先輩アイドルグループ蜜蜂少女隊の音楽制作陣の一人である陳子鴻が、台北AKB48 Team TP運営会社の社長になったということ。

2017年末に「AKB48の中国再上陸は蜜蜂少女隊の名前を変えて再デビューさせるだけ」というネタがあったが、陳子鴻でちゃんとつながったので100%デタラメと言えなくなってきた。

上述の陳子鴻の音楽制作会社、喜歡音楽は今年2018年になってから蜜蜂少女隊の「北京1隊」(蜜蜂少女隊は上海、北京、成都に姉妹グループがある)からボーイッシュなメンバー、劉雨昕を台湾でデビューさせている。

↓2018/05のXIN(張雨昕)台湾デビューEP『XIN』より『Hot Party』

この際、中国で蜜蜂少女隊がAKB48 Team SHに合流して、台北AKB48 Team TP運営会社の社長になった陳子鴻がまとめて運営してしまった方が上手くいくのではないか。

というより、陳子鴻氏は本当に単にAKB48運営会社からオファーを受けたのでAKB48 Team TP運営会社の社長になりました、という単純なことなのだろうか。同氏は中国では上海AKB48 Team SHと明らかに競合するアイドルグループに関わっているのだから。

何となくAKB48運営会社がまた中国人脈に美味しいところだけ持っていかれそうな気がしてきたのは、僕だけだろうか。