瀋陽SHY48 Team HIII新公演『命運的H号』が2018/09/07(金)に初日を迎えた。上海SNH48 Team Xのまだ上演中の全曲オリジナル公演『命運的X号』のお下がり公演で、名前の「X」が「H」に変わっているだけ、内容は同じ。上海、瀋陽の2か所でしばらく同じ公演がつづくことになる。
『命運的H号』初日2018/09/07(金)の全編はこちら。
瀋陽SHY48 Team HIIIはハッキリ言って現地ファンの間では「最も人気がないチーム」という定評。
同じ瀋陽SHY48でもTeam SIIIにはルールー(韓家樂)、ルイメイ(趙佳蕊)、モンモン(王詩蒙)と第五回総選挙圏内に入った3人がいるが、Team HIIIにはまだいない。
瀋陽という土地自体も若者文化の広い地盤がなく、経済的にも低迷している地区なので仕方ない。
ただTeam HIIIには瀋陽SHY48三期生のうち顔面偏差値が高いメンバーが集っているので、今後に期待。たとえば唐霖、陳俊羽、相望、王雨蘭など。
今回のお下がり公演で特筆すべきは、瀋陽SHY48制作の衣装がやっと見るに耐えるクオリティになったこと。
筆者が同じく人気のない重慶CKG48公演のネット生放送は観ても、重慶よりは人気のある瀋陽SHY48のネット生放送を観ないのは唯一の理由は、衣装がヒドいことだった。
最初のころの公演で『マジンガーZ』の胸がロケットになるロボット「アフロダイA」のような衣装には言葉をなくした。
↓問題の衣装がこれ。どういう審美眼を持っていたらこんな衣装を作れるんだろう。
↓今回の『命運的H号』冒頭の曲の衣装。ようやくまともになった。ただ照明が紫色。
↓自己紹介MC前のもう一種類の衣装。すばらしい。やはり向かって右上から紫色の照明が当たっている。
↓高志嫻がソロで歌う『Ice Queen』の衣装。全く問題なし。オリジナルではSNH48四期生ランラン(宋昕冉)。やはり紫色の照明。
↓『Battle Cry』の衣装も公演のテーマにピッタリ。背景のSHY48 THEATERの文字が赤色で、そこに補色の緑色の照明を当てるのは意味不明。
↓『占卜师(占い師)』。この衣装はディテールは素晴らしいが、ここまではっきり色を分ける必要があったかは微妙。もう少し彩度を落としても良かったのではないか。オリジナルは3人とも紫色。
↓『深海之声』。この長身3人ユニットの黒の衣装は最高に素晴らしい。しかしまた照明が紫色。
↓『双生花』。これはオリジナルの上海SNH48 Team Xよりもキャラ設定が明確で個人的には好き。照明はやはり紫色。
↓『最後的曙光』。この衣装もまったく問題なし。チェックが二次元の可愛い曲のコンセプトと合っている。ただ、どうして赤い衣装にまた補色の緑色の照明を当てるのか。
↓『鋼鉄之翼』。この衣装も素晴らしい。ネット生放送で画面が上下に分割される視聴者向け演出も良い。
↓この部分の照明も赤と緑(黄緑)の補色だが、違和感があるのは筆者だけだろうか。
↓アンコール前の2曲の衣装。『夢与星光的海上』。ここで衣装部の皆さん力尽きたか、全メンバー同パターンになる。
↓アンコール後の『穿過水晶的光芒』から3曲の衣装。こちらは持ち直して複数パターンある。ただここもオレンジと青で補色の衣装になっている。
この『穿過水晶的光芒』の最初は、上海SNH48では天井からぶら下がってくる大きな星にペンダントをかける演出だが、瀋陽SHY48はなんとドローンを飛ばして、その下にあるフックにペンダントをかける演出。
フックが小さすぎる上にドローンが安定せず、高志嫻がペンダントをかけるのが大変そうだったが。
気にならない人は気にならないのだろうが、照明がほぼ紫色、照明や衣装に補色が多用される瀋陽SHY48公演の生放送は個人的にあまり観る気がしない。
ただ衣装が本当にものすごい改善ぶりで、『命運的H号』公演自体も中二病的設定が徹底していて、観客もコールがしやすく盛り上がり、とっても良い公演なので、これからはTeam HIIIの生放送も観るようにします(汗)。
ところで瀋陽SHY48 Team SIIIの方はまだベスト曲公演をやっている。早く全曲オリジナル公演を作ってほしい。