広州GNZ48は湖南衛星テレビの農産品PR番組、北京BEJ48はネット番組『超級演説家2018』に出演

北京BEJ48、広州GNZ48のメディア出演の話題をまとめてご紹介。

広州GNZ48政府制作の農業振興番組に出演

広州GNZ48が珍しく人気テレビ局湖南衛星テレビに単独で出演した。

同テレビ局と湖南省人民政府が共同制作した2018/11/04(日)放送の『郷人郷味』という番組で、2018/11/01~05に中国政府の農業農村部と湖南省人民政府主催で開催された第十六回中国国際農産品交易会と連動した番組とのこと。

中国政府の農業農村部は日本でいう農林水産省にあたるらしい。同番組『郷人郷味』の放送予告ニュースはこちら。GNZ48の名前がまったく出て来ないのが悲しい(汗)。

出演したのはGNZ48 Team G、Team NIIIメンバーで、蔡國慶と『盛宴好運来』を歌った。

蔡國慶は中国共産党中央軍事委員会政治工作部歌舞団所属、今の中国のファーストレディー彭麗媛もこの政治工作部歌舞団の人。

ここまで中央政府や共産党ガチガチの仕事は五四青年節の特別番組以来かもしれないが、中国で芸能活動を続けるには重要であることに違いはない。

上海AKB48 Team SHもAKB48公式姉妹グループとして、そのうち駐日中国大使館のお招きで日本へライブをしに来るかもしれないし。

この程度のお仕事くらいで引いていてはダメ。帰国後の元EXOメンバー・レイ(張藝興)がいまやプロパガンダ・タレントになっているのと比べたらかわいいもんだ。

↓蔡國慶と集合写真。

後列左から、soso(張瓊予)、Kimmy(鄭丹妮)、蔡國慶、CK(陳珂)、りんたん(肖文鈴)。
前列左から、ミッフィー(劉力菲)、チェンチェン(劉倩倩)、ナオナオ(盧靜)、キツネちゃん(高源婧)

北京BEJ48ネット番組『超級演説家2018』に出演

こちらは中国三大ネット企業テンセント(腾讯)動画のネット番組。

こういう堅苦しい演説番組でBEJ48が登場していきなり『GIVE ME FIVE!』を歌う違和感がハンパない(笑)。しかも自己紹介キャッチフレーズまで。審査委員のみなさんの気まずさと言ったら。

メンバーがそれぞれ普通のスターとは違う48系の「会いに行けるアイドル」というコンセプト、普通の女の子がアイドルになって夢を実現する素晴らしさ、育成系アイドルにとってのファンの位置づけ(真っ先に欠点を指摘して罵るのがファンの役割)などと整然と話している。

話している順に、サンサン(蘇杉杉)、ミルク(劉姝賢)、DDD(段藝璇)、胡麗芝、ヨウヨウ(任心怡)、パオツ(胡曉慧)、ふーこちゃん(馮思佳)

その後、伴奏なしで『ファースト・ラビット』を歌っている。

それに対して審査委員がコメントするという形式の番組だが、育成系アイドルをいちばんよくわかっているのは陳曉楠という白いスーツの女性審査委員。

フェニックステレビ(鳳凰衛視)で十年以上司会者をつとめていた人らしく、メディア出身だけあって育成系アイドルについての理解が非常に正確だ。

中国版『Produce101』で多用されたおかげで、いま中国では「C位」という言葉が幅広い年齢ですっかり定着したようだ。もちろんAKB48の「センター・ポジション」から来ている。

ただびっくりするのはこのネット番組が月曜日朝7:00放送ということ。

こんな時間帯では高齢者しか見ないだろうけれど、幅広い年齢層に認知してもらう効果はあるかも。少なくとも自分の孫が「アイドルになりたい」と言ったときに、聞く耳を持ってくれることは期待できるか?