中国共産主義青年団制作『未来已来』MVにSNH48キクちゃん(鞠婧禕)テテちゃん(黃婷婷)中国の優秀青年として出演

上海SNH48卒業生キクちゃん(鞠婧禕)、二期生テテちゃん(黃婷婷)が中国改革開放40周年を記念して共産主義青年団(共青団)が制作したMV『未来已来』に出演、SNH48がますます中国優秀青年を代表するアイドルグループにふさわしくなった(爆)。

↓こちらがそのMV

作詞・作曲は途中、黒いポロシャツ姿で登場するおじさん、繆傑氏。政府や共産党が制作する楽曲のヒドさは今さら言うまでもない。

↓キクちゃん(鞠婧禕)

↓テテちゃん(黃婷婷)、手を握る敬礼と、指を伸ばす敬礼の違いは何なんだろう?

↓女性俳優・關曉彤も出演

↓女性俳優・宋祖兒

上海SNH48グループ公式サイトに今回のMV紹介ニュースが掲載されていた念のため画面ショットも貼っておく

このMV紹介ニュースを要約すると以下のとおり。

共産主義青年団北京市委員会と中国青年報社が共同制作したのが今回の『未来已来』。改革開放40周年を祝い、新時代の青春を歌う歌。

今回SNH48スター殿堂入りした鞠婧禕と、SNH48メンバー黃婷婷が青年タレント代表として招待されたことは、栄誉でもあり、責任でもある。

鞠婧禕は去年個人事務所を設立後、絶えず音楽の分野で成果を挙げ、『芸汐伝』といった評価と市場性を兼ねそろえた佳作も生み出し、『光明日報』(訳注:中国共産党中央が発行するインテリゲンチャけ新聞)から「勇敢に夢を追う途上で、努力と奮闘により積極的に個人の価値観と社会の価値観を同時に共振させた」と称賛された。

黃婷婷は第五回SNH48グループ総選挙でつい先日第二位を獲得、新世代タレントの中でもポジティブなエネルギーのモデルとなっている。何度も中国中央電視台の舞台に登場し、今年の五四青年晩会では、中国中央電視台の選定する「美」の代表として、『最好的舞台』の一曲で会場全体を燃え上がらせた。

歌とダンスの他にも、黃婷婷は絶えず自己に挑戦し、最近彼女がヒロインを担当している『小夜曲』は、中国民族音楽を称揚し、青春の夢を追求する激励の物語であり、ファンの注目と期待を集めている。

SNH48グループは一貫して「夢、汗、努力」を自らの要求とし、音楽、映像作品、バラエティーの領域で良質な作品を生み出し、以前SNH48は共産主義青年団中央の「2017年 五四優秀青年」の栄誉を獲得した。

はい、もうこれくらいでいいでしょう(汗)。

ポイントは、SNH48グループが中国共産党のお墨付きをもらって、中国優秀青年を代表するアイドルグループを標榜できるのはすでにAKB48との縁が切れているからだ。

日本のAKB48運営会社のフランチャイズであるAKB48 Team SHも、昨日の中国ツイッター(新浪微博)で中国改革開放40周年を祝っている。しかしどこまで行っても、共青団制作のMVに出演して中国青年の代表になることはできない。

AKB48が仮に正式に中央政府や党中央から招待を受けるとすれば、中国側で迎える女性アイドルグループはAKB48 Team SHではなくSNH48なのだ。

だって日本のAKB48ファンは公式姉妹グループであるAKB48 Team SHのメンバーが、共産党制作のMVに出演して敬礼することなんて望んでないでしょ。