昨日2018/12/13は中国では「南京大虐殺」の日、上海SNH48メンバーは中国ツイッターで『人民日報』など犠牲者追悼ツイートをリツイートしている。SNSで「愛国ポーズ」をしなければ中国でタレント活動はできない。
筆者のタイムラインは記事の最後につけた図のとおり、ふつうのツイートがほぼ見られない状態になっていた。
ここまでやっても劇場公演の上演曲はすべて当局の許可をとる必要がある。
北京BEJ48は2018/12/22(土)クリスマス特別公演の特別曲がほぼ不許可となったようで、まったく特別公演にならなくてすみませんと、メンバーがファンに事前に謝罪している。
ではAKB48 CHINAとAKB48 Team SHはどうだったか。
完全沈黙である。
この記事を書いている現地時間では日付が変わるまで約45分あるが、その間にいきなり「南京大虐殺」犠牲者追悼ツイートはしないだろう。
証拠として中国ツイッターのAKB48 CHINA関連公式アカウントのタイムライン画面ショットを貼っておく。
画像は著作権の関連でモザイクをかけた。AKB48 CHINA公式アカウントの2018/12/12 22:31以降、ツイートがない。2018/12/13は丸一日、沈黙していたことになる。
本当に今後AKB48 CHINA、AKB48 Team SHは「抗日戦争」関連の記念日や追悼日にどう対応するのだろう。少なくとも沈黙や無視では全国区のタレントには絶対なれない。
その一方で台北AKB48 Team TPは当たり前だが完全に定常運転。公式フェイスブックで、2019/01/27タイ・バンコクで開催の「AKB48 Group Asia Festival」の告知と、12月誕生日のメンバーの誕生会動画をポストしている。
やはりTeam SHとTeam TPの共演について政治面で心配する台湾のファンはいるようで、以下のような書き込みもある。
しかし台湾では「台湾・台北」が当然、中国では「中国・台北」が当然。
この溝は永遠に埋められない。
ちなみにロケットガールズで宇宙少女メンバーのミギ(孟美岐)、ソニ(吳宣儀)、シャオチー(賴美雲)などは2018/12の頭以降、中国ツイッターの更新そのものが止まっている。宇宙少女ではソンソ(程瀟)も沈黙。
「南京大虐殺」犠牲者追悼ツイートをしているのは、他に、ロケットガールズ公式アカウント、シャオチーの所属するSING女団公式アカウント、EXOレイ(張藝興)、EXOルハン(鹿晗)、PRISTINキョルギョン(周潔瓊)、TFBOYSなど。